駐車場のタイヤ痕の原因とは?つきにくいコンクリートや対策をプロが解説(広島県福山市版)

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(※ブログ記事の内容を家づくりコンシェルジュが動画で分かりやすく解説しています。ぜひ、こちらの動画でご覧ください)

  • 新築のキレイな駐車場にタイヤ痕を残したくない!
  • 駐車場にタイヤの痕がついてしまった・・・
  • 駐車場のコンクリートの種類で何が変わるの?

せっかく真新しくきれいな状態のコンクリートに痕がついてしまったら、がっかりしてしまいますよね。

駐車場のタイヤ痕は、つかないとは言い切れませんが、少しの対策をすることでつきにくくできますよ。

この記事では、駐車場にタイヤ痕がつきにくいコンクリートや対策を解説します。

最後まで読むことで、タイヤ痕がつきにくくする対策がわかり、駐車場がきれいな状態を少しでも長く保つコツが得られますよ。

目次

新築の駐車場(コンクリート)にタイヤ痕が残ってしまう3つの原因

何かしたわけではないのに、新築の駐車場に打ったコンクリートにタイヤ痕がついて困っている人もいますよね。

実は、普通に生活しているだけでも、駐車場にタイヤ痕が残ってしまうワケがあります。

タイヤ痕はどのようにしてコンクリートについてしまうのでしょうか。

新築の駐車場に打ったコンクリートに、タイヤ痕が残ってしまう3つの原因を解説します。

原因①コンクリートとタイヤの摩擦

新築の駐車場に打ったコンクリートにタイヤ痕が残ってしまう1つ目の原因は、コンクリートとタイヤの摩擦によるものです。

コンクリートの表面は、一見きれいに仕上がっているように見えますが、実際は凸凹しています。

コンクリートの凸凹面とタイヤが擦り合わさることにより、ゴムの黒い成分が残ってしまうのです。

コンクリートの色が薄いと、タイヤの痕が目立って見えることも考えられますよ。

コンクリートとタイヤの摩擦は、駐車場のコンクリートにタイヤ痕を残す原因です。

原因②太陽光で車も駐車場も熱い状態になる

新築の駐車場に打ったコンクリートにタイヤ痕が残ってしまう2つ目の原因は、太陽光によって、下記のように車も駐車場も熱い状態になるからです。

  • 太陽の熱によってタイヤのゴムが柔らかくなる
  • 太陽光の照り返しによってコンクリート自体が熱くなる

熱くなることでタイヤのゴムの黒い成分が浮き上がり、痕がつきやすい状態になります。

太陽光で車と駐車場のコンクリートが熱い状態になることは、タイヤ痕を残す原因です。

原因③駐車で切り返しを繰り返してしまう

新築の駐車場に打ったコンクリートにタイヤ痕が残ってしまう3つ目の原因として、運転技術の問題があげられます。

駐車が上手くいかず、駐車で切り返しを繰り返してしまうと、コンクリートとタイヤが擦れて跡が残ってしまうのです。

駐車場の形状や運転技術の問題で仕方がない場合もありますが、ゴムの擦れはタイヤ痕の原因となるので、注意が必要です。

キレイな庭を保ちたい!タイヤ痕がつきにくいコンクリートとは?

駐車場を兼ねた庭にあるコンクリートは、タイヤ痕をつけることなくキレイな状態を保ちたいですよね。

タイヤ痕がつきにくくするには、コンクリートの仕上げ方法を工夫しましょう。

ただし、タイヤ痕がつきにくいことだけを重視すると、暮らしの面で後悔するケースもあるので注意が必要ですよ。

たとえば、小さいお子さまがいる場合、「駐車場のコンクリートのところでプールをしよう」と思う方もいるのではないでしょうか。

そういう場合には、コンクリート表面が尖っていたり凸凹があるような仕上げは、プールに穴をあけてしまう可能性があるため不向きです。

コンクリートのタイヤ痕対策として表面の仕上げを考える際は、暮らしやすさも考慮に入れることが大切です。

ここでは、コンクリートの表面仕上げによく使われる4種類の技法を紹介します。

タイヤ痕対策と暮らしやすさを考えた上で、どのコンクリート仕上げが適しているかを検討しましょう。

方法①金鏝(かなごて)仕上げ

金鏝仕上げは、コンクリートの表面を職人の方がコテで固まるまできれいになでることで、ツルツルでなめらかな状態に仕上げる方法です。

金鏝仕上げは駐車場や室内の土間に使われることが多く、見栄えがいいのが特徴ですよ。

ただしコンクリートの表面が平らなため、タイヤとの接地面積が大きくなる分、タイヤ痕は残りやすくなります。

また金鏝仕上げは最初の仕上がりがきれいなため、タイヤ痕が目立ち、気になる人もいるでしょう。

職人の方の手間もかかるため、次に紹介する刷毛引き仕上げなどよりコストが高めです。

金鏝仕上げは職人の方の技量によって仕上がりに差がでやすいので、外構業者や住宅会社をしっかり検討しましょう。

方法②刷毛引き仕上げ

刷毛引き仕上げは、コンクリートの表面が固まる直前に刷毛やほうきでなでることで、表面に細かい溝を付けてザらりとした状態に仕上げる方法です。

刷毛引き仕上げで細かい溝があることは、メリットにもデメリットにもなります。

メリットは細かい溝があるため、滑りにくいことです。

タイヤとコンクリートの接地面積が小さくなるため、タイヤ痕も残りにくくなりますよ。

デメリットは、溝の部分に汚れが溜まりやすいことです。

またタイヤとコンクリートの接地面積が小さくなるということは、表面が脆くメンテナンスが必要になるということでもあります。

メリット・デメリットどちらもありますが、刷毛引き仕上げは駐車場やアプローチなどによく使われており、SNSを中心に人気がありますよ。

方法③洗い出し仕上げ

洗い出し仕上げは、コンクリート表面を均した後に、表面に骨材を浮き上がらせる、または専用のきれいな砂利をまいて仕上げる方法です。

コンクリートの表面に骨材を露出させて凹凸を作っているため、タイヤの摩擦による汚れも目立ちにくいですよ。

洗い出し仕上げは汚れが目立ちにくく滑りにくいですが、表面の脆さがデメリットになります。

そのため駐車場全体を洗い出し仕上げにするよりは、デザインのアクセントとして、アプローチや玄関土間だけに使うのがおすすめです。

和モダンの雰囲気が出せて見栄えがよくなるため、家や庭のデザインに合わせて、使い方を工夫しましょう。

方法④スタンプコンクリート

スタンプコンクリートは、型を押し当ててレンガやタイルのデザインに見せる方法で、テーマパークでもよく使われています。

使う型によっては石畳の雰囲気やカジュアルな印象を残せて、本物の素材を使用した場合より安く仕上げられることがメリットです。

スタンプコンクリートは、型を押し当てた後、色粉をのせてコーティングしますが、フェイクっぽさが目立ってしまいます。

さらに、色落ちするため、定期的なメンテナンスコストがかかることもデメリットです。

コーティング前にコンクリートの水分を抜いたり、型を取るなどの手間がかかるため、他の仕上げよりもコストがかかります。

スタンプコンクリートでもタイヤ痕はつきますが、型や色によっては目立ちにくくなるでしょう。

タイヤ痕に悩まされないために検討しておくべき2つのポイント

タイヤ痕に悩まされないためには、駐車場をコンクリート以外の次のような素材で仕上げることも選択肢のひとつです。

  • 緑化ブロック
  • タイル
  • レンガ

今回は、駐車場をコンクリートで仕上げたいと考えている方に向けて、検討しておくべき2つのポイントを紹介します。

ポイント①駐車場(コンクリート)のコーティングを検討する

新たに庭づくりのする段階やタイヤ痕が既についてしまった場合、表面強化剤やトップコートと呼ばれるものでのコーティングを検討しましょう。

コンクリートの表面をコーティングをすることで耐摩耗性がアップするため、コンクリートが粉をふかなくなり、タイヤ痕がつきにくくなります。

すでにタイヤ痕がついてしまっている場合は、痕をきれいにしてからコーティングする必要がありますよ。

コンクリートの駐車場をコーティングする方法は、ホームセンターで材料を購入してDIYするか、業者に依頼するかの2つです。

おすすめは、業者に依頼する方法です。

DIYはコストを抑えられますが、失敗のリスクがあるため、あまりおすすめできません。

ただし、業者に依頼するにはそれなりにコストがかかり、コーティング後のコンクリートをきれいに保っていくためにはメンテナンス費用もかかります。

タイヤ痕を残さないためのコーティングを検討するときは、ランニングコストも考えましょう。

ポイント②遮熱性能のあるカーポートの設置

遮熱性能のあるカーポートを設置することで、駐車場や車に熱が伝わりにくくなります。

カーポートの屋根の素材は、熱線遮熱型ポリカーボネートもしくは熱線吸収型ポリカーボネートと呼ばれるものを使用がおすすめです。

もちろんカーポート屋根の素材のグレードを上げれば、それだけコストは高くなりますし、そもそもカーポートを設置する初期費用がかかるので注意してくださいね。

熱線遮熱型ポリカーボネートには、次のような特徴があります。

  • 熱線をカット
  • 温度上昇を防ぐ
  • 遮熱性が高い

ただし、駐車時に何度も切り返しをしてしまう場合や熱を持った車が帰って来る場合には、遮熱性能のあるカーポートの設置はあまり意味がありません。

遮熱性能のあるカーポートの設置は、自宅に車を駐車しておくことが多い人や、車を汚したくないと考えている人におすすめの対策です。

タイヤ痕対策や車のためにカーポートの設置を考えている人は、外構費用の相場が気になりますよね。

こちらの記事では、家づくりの外構費用についてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

今ついているタイヤ痕の消し方とは?

今コンクリートについているタイヤ痕の消し方は、次のとおりです。

  • タイヤ痕専用の洗剤を使う
  • デッキブラシでこする
  • 高圧洗浄機を使用する

専用の洗剤やブラシ、洗浄機など、どれもホームセンターで手に入るものばかりです。

ですが、実際にタイヤ痕が消えるのかが気になりますよね。

後編動画で実際にタイヤ痕を消してみたので、ぜひ結果をチェックしてみてください。

タイヤ痕の消し方や結果は、こちらの動画から!

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まとめ

この記事では、駐車場のタイヤ痕の原因と痕がつきにくいコンクリートや対策を解説しました。

最後に解説してきたことをまとめます。

  • タイヤ痕がつく原因は、コンクリートとタイヤの摩擦や太陽光、駐車時の切り返しが主である
  • 駐車場のコンクリート仕上げの種類によって、タイヤ痕がつきやすいものもある
  • コンクリートにタイヤ痕をつけないために、コンクリートへのコーティングや遮熱性能のあるカーポートの設置も有効

今から駐車場兼庭作りを始める方も、現在コンクリートのタイヤ痕に悩んでいる方も、コンクリートの仕上げ方法や対策をすることでタイヤ痕がつきにくくなります。

駐車場のコンクリートがきれいな状態を少しでも長く保つ庭づくりを目指しましょう。

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