

子どもが小学校へ入学する前に土地を買って、家を建てたいと考える方も多いですよね。
なかには「人気の小学校に通わせたい」「今のお友達と同じ学校に通わせてあげたい」など希望はあっても、思うように土地が見つからないと困っている方もいるでしょう。
そこで今回は、福山市の小学校区と土地選びについて解説します。
土地探しの段階から注意したいポイントや、福山市の学校再編の動きなども紹介しますよ。
小学校へ入学前に家づくりをスタートさせたい方や、福山市の校区と土地探しで困っている方はぜひ参考にしてください。

子どもの入学前に家づくりをスタートさせる方のなかには、小学校の校区を気にしている方も多いですよね。
もちろん「どこの小学校に入学することになるのか」は大切ですが、福山市で家づくりをする際はもう1つ注意したいポイントがあります。
それが、小学校の学校再編の情報です。
福山市では「集団で学ぶことの大切さ」を重視し、周辺の学校を整理して新たな学校をつくる学校再編に前向きに取り組んでいます。
実際に2023年には、山野・広瀬・加茂小中学校を再編した、加茂小学校・中学校が開校しました。
土地探しの段階から学校再編の情報もしっかり集めておかないと、「あの小学校に通わせよう!」と準備していたことがムダになってしまいます。
学校再編に納得ができればいいですが、子どもが大変になってしまうケースもあるので注意が必要です。
学校再編で子どもが大変になってしまうとは、どういったケースでしょうか。
学校再編の情報がある際にチェックしたいのが、子ども自身が通うことができるのかということです。
福山市が進めるのは学校再編で、統廃合ではないので、生徒数の多い学校に吸収されるわけではありません。
ですが、学校が建つ位置は生徒数が多い学校に寄せられる傾向があります。
たとえば山野小学校、広瀬小学校、加茂小学校の再編の際、学校の設置場所は加茂小学校(2023年創立)になりました。
2022年3月末時点で、再編前の各学区における0〜14歳の人口統計は、以下の通りです。
| 山野 | 19人 |
|---|---|
| 広瀬 | 37人 |
| 加茂 | 1,503人 |
山野小学校から加茂小学校までは約11キロ離れており、車なら15分ほど、徒歩では2時間ほどかかる距離です。
このように、少人数の小学校区に住んでいる場合、再編で学校が遠くなる可能性があります。
土地探しをする際に、周辺で学校再編の動きがある場合は、再編後の学校がどこに設置されるかにも注意が必要です。

福山市では基本的に、決められた校区の小中学校に通うことになります。
土地選びによって、どこの小中学校に通うことになるのかが決まるので、慎重に考えている方も多いですよね。
ここでは、小学校入学前の土地選びで後悔しないためのコツを詳しく解説します。
子どもの安全を考えた土地選びで、思わぬ事故にあってしまうリスクを減らしましょう。
警視庁が発表している小学生の交通人身事故発生状況(令和7年上半期)によると、小学生の交通事故は14時~18時の下校の時間帯多く発生しています。(※)

さらに小学1年生にしぼって、事故にあった時間帯をみていくと、事故は朝の登校時間も加わり、8時〜10時と14時〜18時の時間帯に事故が多くなっていますよ。(※)

小学校入学前に土地を選ぶ際は、通学路の安全性を考えた選び方が大切だとわかりますね。
通学路の歩道の幅や状況、子供が歩いてどれくらいかかるのかなど、土地を購入する前にチェックしておきましょう。
学年が上がると、自転車でお友達の家に行く、塾に通うなども考えられるので、周辺の交通量や街灯の有無などもあわせてチェックしておくと安心です。
土地選びで後悔しないためには、子どもが安全に通学できる環境かどうかに配慮しましょう。
福山市の渋滞については、こちらの記事で解説しているので、ぜひあわせてチェックしてくださいね。

両親と子どもで、何を優先するのか考えておくことも、小学校入学前の土地選びで後悔しないためのコツです。
たとえば現在暮らしているエリアから遠い保育園や幼稚園に通ってる場合、持ちあがりのお友達が多いことを優先するのなら、住み慣れたエリアでの土地探しは難しくなるでしょう。
住み慣れたエリアで生活することを優先するのか、小学校のお友達の多さを優先すべきかは、あらかじめ考えておくと土地探しもスムーズに進みます。
他にも、優先する内容としては下記などが考えられますよ。
私立などは違いますが、福山市では基本的に校区の小中学校に通うので、土地を購入した後では学校を変えるのは難しくなります。
土地選びの前に自分たちと、子どもが何を優先したいと考えているのか、しっかりと相談しておきましょう。
実際に土地を見て、周辺の環境をリサーチすることも、後悔しないためのコツです。
子どもが安全に遊べる公園などの環境が近くにあるか、同年代はどれくらいいるのかなどは、事前にチェックしておくと安心ですよ。
学童や塾を考えているなら、送迎のしやすさもポイントになるでしょう。
また、夏休みや冬休みなど長期休みの過ごし方も考えておくことが大切です。
たとえば子どもが通いやすい距離に児童館や図書館があるか、子ども向けの講座が実施されているかなどをチェックしておくと安心ですよ。
子どもの性格やライフスタイルに合わせて、周辺環境もあらかじめリサーチしておくと、住み始めてからの後悔を減らせます。
福山市の暮らしやすさについては、こちらの記事にまとめたので、ぜひチェックしてみてください。


家を建てたら、何十年とその土地で暮らすのが一般的ですよね。
今は小学生の子どもも、中学生、高校生へと成長していきます。
成長してからの後悔も減らせるように、進学を見据えて土地選びをすることも大切です。
ここでは、子どもの成長を見据えた長期的な土地選びのポイントを解説します。
1つめのポイントが、通学の選択肢がある土地を選んでおくことです。
福山市では基本的に校区の小中学校に通うとお伝えしてきましたが、学校の選択肢があるエリアもあります。
たとえば伊勢丘6丁目の一部では、春日小学校・培遠中学校に通うのが基本ですが、春日台町内会に属している場合は鳳中学校の選択肢もあります。
また、福山市では「学校選択制」や「指定学校変更申立」の制度があり、条件を満たせば、校区外の中学校へ進学することもできます。
ただし、子ども自身が自力で通うことのできる距離、もしくは保護者の責任において送迎できることとされており、遠すぎる学校を選ぶのは現実的ではありません。
子どもが自分で通える範囲に、いくつか学校がある土地を選んでおくと、成長して学びたいことや熱中する部活などが出てきたときに選択肢を広げられるでしょう。
2つめのポイントが、公共交通機関へのアクセスの良さを意識することです。
子どもが成長して、私立や義務教育学校へ通ったり、高校からバスや電車で通学したりすることも考えられますよね。
駅やバス停が近いなど、公共交通機関へアクセスがいいと、子ども自身が考えて行動できます。
両親は送迎の負担が減りますし、子どもも自分のタイミングで行動できストレスが減るでしょう。
今後の進路はわからないとはいえ、公共交通機関へのアクセスがいい土地を選ぶことで、解決できることが増えるのは事実です。
駅やバス停へのアクセスの良さは、子どもの成長を見据えた土地選びのポイントになります。

福山市の公開している2020年〜2025年の「小学校区別世帯・人口」の統計から、人気のエリアと学区を調べてみました。
まず、世帯数が2020年〜2025年の5年間で5%以上伸びたのは下記のエリアです。(※小学校校区での表示)
次に、5歳〜14歳まで人数が2020年〜2025年の5年間で5%以上伸びたのは下記のエリアでした。(※小学校校区での表示)
子どもや世帯数が増える可能性の高いエリアは、「戸建てを建てたい」と考える方も多く、土地の価格が上がる傾向にあります。
小学校区と人の増減もチェックしながら、土地探しをしてみましょう。
この記事では、福山市の小学校区と土地選びについて解説しました。
紹介したことを簡単にまとめます。
この記事を読んでいただいた方のなかには、「土地選びの始め方がわからない!」「なかなか校区と土地がマッチしない」と悩んでいる方もいますよね。
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