
おしゃれで使いやすい洗面台メーカー4選|新築におすすめの選び方と注意点を解説
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(※ブログ記事の内容を家づくりコンシェルジュが動画で分かりやすく解説しています。ぜひ、こちらの動画でご覧ください)
- 人気の洗面台メーカーやおすすめの商品を知りたい!
- 掃除の手間が少ない洗面台ってあるの?
- 新築でどんな洗面台を選べばいいのかわからない…
家づくりをする際に、洗面台選びに悩みを感じる方も多いのではないでしょうか。
中には「ここでゆっくり過ごすわけじゃないしなぁ」「顔を洗ったり歯を磨くだけだよね」と、つい軽く考えてしまう方もいるでしょう。
ですが、いざ暮らし始めると「もっと収納を考えればよかった」「生活感があっておしゃれに見えない…」など、後悔の声が多いのも洗面台なのです。
だからこそ、設計段階からしっかりと洗面スペースも計画しておくことが大切ですよ。
この記事では、おしゃれな洗面スペースをつくりたい方に向けて、デザイン性と機能性を兼ね備えたおすすめの洗面台メーカーを紹介します。
さらに、洗面台の種類や、選び方のポイントも住宅のプロがわかりやすく解説します。
毎日の暮らしが快適で楽しくなる理想の洗面スペースづくりのヒントが満載なので、ぜひあなたにピッタリの洗面台を選ぶ参考にしてくださいね。
そもそも洗面台にはどんな種類があるの?

| ユニット(システム)洗面台 | 造作洗面台 | |
|---|---|---|
| カスタマイズ性 | △ | ◎ |
| 収納力 | ◎ | 〇 工夫次第 |
| 価格 | ◎ | △ |
洗面台の種類は大きく分けると、規格化されたユニット(システム)洗面台と、セミオーダーまたはフルオーダーでつくる造作洗面台の2種類があります。
ユニット洗面台は、大手メーカーが製造・販売している、あらかじめサイズや仕様が決まっている商品ですね。
機能性やメンテナンス性を考慮して設計されており、施工も簡単でコストを抑えやすいのが特徴です。
一方で、規格品のためサイズやデザインの自由度は限られ、空間に個性を出しにくいというデメリットもありますよ。
造作洗面台は、設計士やインテリアコーディネーターと相談しながら作る、セミオーダーまたはフルオーダーの洗面台です。
洗面ボウル/天板/蛇口/鏡/収納など、すべてを自分の好みに合わせて選ぶことができ、空間やライフスタイルに合わせて自由に設計できるのが最大の魅力ですね。
ただ、パーツ選びや設計に時間がかかったり、コストが高くなったりする点には注意が必要です。
ユニット洗面台と造作洗面台ではそれぞれ特徴が異なるため、ライフスタイルや予算、好みに合わせて自分たちに合った洗面台を選ぶことが大切です。
造作洗面台についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

理想の洗面台を叶えるために必要な5つの要素

おしゃれで使いやすい洗面台を選ぶには、まず横幅が1200mm以上あるものがおすすめです。
横幅が1200mm以上ある洗面台なら、2人並んでも使いやすく、ゆとりがあるため見た目にもバランスの取れた空間をつくりやすいからです。

そのうえで以下の5つの要素を満たすと、理想の洗面台が実現しやすくなるでしょう。
- ①収納量
- ②デザイン性
- ③清楚性(=掃除のしやすさ、清潔さを保つこと)
- ④メンテナンス/耐久性
- ⑤機能
まず押さえておきたいのが「十分な収納量」です。
洗面まわりにはドライヤーやスキンケア用品など、意外と多くの物が集まりますよね。
鏡裏のキャビネットや洗面下の引き出しなど、収納スペースがしっかり確保されていることは、使いやすさや快適さに直結する大切なポイントです。
次に、「デザイン性」も欠かせません。
洗面台は生活感が出やすい場所ですが、空間の一部としてインテリアに調和するデザインを選ぶと、家全体の雰囲気も整います。
さらに、「清楚性(掃除のしやすさ、清潔さを保つこと)」も大切な要素です。
洗面台は水アカや汚れがつきやすいため、隙間のない一体型カウンターや水ハネしにくいボウル、汚れにくい素材を選ぶと、日々のお手入れがぐっと楽になります。
また、洗面台は水回り設備で劣化やトラブルが起きやすい場所なので「メンテナンス性・耐久性」も重要です。
素材の耐久性や、簡単にパーツ交換できるかどうかもチェックしておくと安心ですね。
最後に、「機能面」も考慮しましょう。
最近は、自動水栓やタッチレス照明、くもり止めミラーなど便利な機能が増えています。
見た目だけでなく、自分たちの暮らしに必要な機能を整理して選ぶことで、暮らしやすさが格段にアップしますよ。
横幅1200㎜以上の洗面台をおすすめする理由は、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
プロ厳選!おしゃれな洗面台を実現するおすすめメーカー4選

「おしゃれな洗面台にしたい!」と思っても、メーカーや商品が多すぎて迷ってしまうこともありますよね。
そこで今回は、「デザイン性」と「機能性」のバランスに優れたおすすめの洗面台を4つ厳選してご紹介します。
それぞれの魅力や特徴をわかりやすくまとめていますので、理想の洗面台づくりの参考にぜひご活用ください。
おすすめ①タカラスタンダード「ファミーユ」

| 収納量 | ◎ |
|---|---|
| デザイン性 | 〇 |
| 清楚性(=掃除のしやすさ) | ◎ |
| メンテナンス/耐久性 | ◎ |
| 機能 | 〇 |
タカラスタンダード最大の魅力は、なんといっても独自開発の「高品位ホーロー」です。

鏡面のような美しさと耐久性、そして水拭きだけできれいになる清楚性も兼ね備えています。
衝撃にも強く、うっかり物を落としても傷がつきにくいので、小さなお子さまがいるご家庭でも安心して使えますよ。
さらに、ホーローは湿気やカビに強い素材なので、脱衣室と洗面室が一体になった間取りにも最適です。
また、「ファミーユ」は壁付き水栓を採用しており、水ハネや水だれが少ない設計なので、日々のお手入れの手間を減らしてくれますよ。

掃除のしやすさや耐久性を重視する方におすすめの洗面台です。
おすすめ②TOTO「オクターブ」

| 収納量 | ◎ |
|---|---|
| デザイン性 | 〇 |
| 清楚性(=掃除のしやすさ) | ◎ |
| メンテナンス/耐久性 | ◎ |
| 機能 | ◎ |
長年にわたる住宅設備開発のノウハウを活かした、TOTOの高機能モデルが「オクターブ」です。
照明と壁付き水栓はどちらもタッチレス対応で、手をかざすだけで操作が可能なため、衛生面を重視される方にはピッタリの商品といえますね。
TOTOならではの「除菌水」機能も搭載されており、排水口まわりを自動で清潔に保てるのも大きな特徴です。
また、ミラー下には眼鏡やアクセサリーを一時的に置ける棚もあり、細かな気配りが日常の使いやすさを高めていますよ。

収納力と機能性を兼ね備えた、家族みんなが快適に使える一台です。
おすすめ③アイカ工業「スマートサニタリー」

| 収納量 | ◎ |
|---|---|
| デザイン性 | ◎ |
| 清楚性(=掃除のしやすさ) | 〇 |
| メンテナンス/耐久性 | △ |
| 機能 | △ |
アイカ工業の「スマートサニタリー」は、あらかじめ用意されたパーツの中から自由に組み合わせて仕上げる【セミオーダータイプ】の洗面台です。
すでに完成しているユニット洗面台では表現しにくい造作風のデザインを、比較的リーズナブルに実現できるのが最大のメリットです。
キャビネットや天板の組み合わせ次第で、収納量や見た目を自在にカスタマイズでき、生活感を抑えたスタイリッシュな空間を演出できますよ。
既製品では物足りない方や、デザイン性と自由度を重視したい方におすすめです。
おすすめ④アイカ工業「スタイリッシュカウンター」

| 収納量 | 〇(工夫次第) |
|---|---|
| デザイン性 | ◎ |
| 清楚性(=掃除のしやすさ) | 〇 |
| メンテナンス/耐久性 | △ |
| 機能 | △ |
「スタイリッシュカウンター」は、鏡/水栓/洗面ボウル/カウンターの素材・デザインなどを自由に組み合わせられる、カスタマイズ性の高い洗面台です。
カウンターやボウルの形状・素材・寸法をオーダーできるため、空間にピッタリと合った理想の洗面台をつくることができますよ。
洗面台下の収納や鏡まわりなどは、住まいのテイストや使い方に合わせて造作・設計できるため、デザイン性や使い勝手を両立させたい人にもおすすめです。
ただし、選択肢が多い分、仕様を一つひとつ検討する必要があるため、設計士やインテリアコーディネーターとの綿密な打ち合わせが欠かせません。
洗面スペースにとことんこだわりたい人に向いている商品です。
【注意点】新築の洗面台選びで気をつけるべき3つのポイント

見た目はおしゃれでも、実際に洗面台を使ってみると「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースは意外と多くありますよ。
洗面台は簡単に交換できないため、最初の選び方がとても大切です。
ここでは、洗面台選びで気をつけるべき3つのポイントをわかりやすく解説します。
毎日使う場所だからこそ、見た目も使い勝手も満足できる洗面台を選びましょう。
ポイント①壁出し水栓の洗面台は壁を壊すリスクがある
壁出し水栓は、建物の壁とは別に配管用の二重壁を作る構造です。

なので、洗面台に壁出し水栓を採用すると、将来的に配管に不具合が起きた際に、壁を壊して修理する必要がでてくる可能性があります。
壁を壊しての作業になるので、修理に時間や費用がかかったり、日常生活にも影響が出たりするリスクがある点に気をつけましょう。
一方、ユニットタイプの壁出し水栓は、配管が本体に組み込まれているため、修理や交換が比較的簡単というメリットがあります。

壁出し水栓にこだわりたい方は、デザイン性だけでなく、将来的なメンテナンス性まで考えて選ぶことが大切です。
ポイント②洗面台につける照明の色と位置をしっかり考える
洗面台の照明は、メイクや髭剃りの仕上がり、肌の色の見え方などに影響するため、色と位置を慎重に選びましょう。
毎日の身支度に直結する場所だからこそ、光の「色味」と「当たり方」がとても重要になります。
たとえば、自然光に近い昼白色の電球を選ぶと、肌の色がより自然に見え、身だしなみチェックがしやすくなります。
また、顔に影ができにくいように上下や左右から光をあてる配置にすると、メイクの仕上がりが良くなったり、髭の剃り残しが減ったりします。
毎日の身支度を快適にするために、機能性と雰囲気のバランスを意識して照明を計画しましょう。
照明の色で失敗しないコツは、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

ポイント③コンセントの高さや数をしっかり計画する
洗面スペースのコンセントは、ドライヤーやシェーバー、電動歯ブラシなど毎日使う電化製品の使い勝手を左右する設備です。
使いにくい場所にコンセントを設置してしまうと、コードが届かない/水がかかる/見た目がごちゃつくなど、日々のストレスにつながってしまいます。
そのため、「どのような家電を、どこで使うか」を想定したうえで、コンセントの「高さ・数・位置」を計画することが大切ですよ。
とくに「高さ」は、カウンターよりも上に設置すると、水はねの心配が少なく、安全性や使いやすさが向上します。

一方で「目立たせたくないから」と洗面台の下に設置すると、水がかかる危険や配線が邪魔になることもあるので注意しましょう。
また、ユニットタイプの洗面台にはコンセントが内蔵されていることが多いため、仕様を確認してから数や位置を決めると、無駄なく設置できますよ。
こちらの記事で間取り別の最適なコンセント位置を解説していますので、ぜひご覧ください。

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まとめ
この記事では住宅のプロがおすすめする洗面台として、以下の4つを紹介しました。
- ①タカラスタンダード「ファミーユ」
- ②TOTO「オクターブ」
- ③アイカ工業「スマートサニタリー」
- ④アイカ工業「スタイリッシュカウンター」
最後に、この記事でお伝えした洗面台選びのポイントをまとめます。
- 洗面台は大きく分けて「ユニット(システム)洗面台」と「造作洗面台」の2種類がある
- 後悔しない洗面台選びには「収納量/デザイン性/清楚性(=掃除のしやすさ)/メンテナンス性/機能」の5つの視点が重要
- 構造や照明、コンセント位置といった、洗面スペースによくあるリスクと失敗に注意する
洗面台は、家族みんなが毎日使う「暮らしの要」です。
この記事を参考に、いつでも気持ちよく使える理想の洗面スペースを作ってください。







