【2024年最新版】福山市で平屋を新築するときの相場価格と注意点
- 福山市で平屋を建てるときの相場価格が知りたい!
- 平屋を新築するときに気をつけるべきこととは?
- 福山市で平屋を建てるならどんな住宅会社を選んだらいい?
生活のすべてがひとつのフロアで完結する平屋は、家族との距離が近くなったり、将来無理なく暮らせるなどのメリットから、近年若い世代からも人気があります。
福山市に家を建てたいと考えている方の中にも、平屋を希望している方もいるでしょう。
ですが、いざ平屋を新築しようと思っても費用や家づくりにおいて、分からないことも多いですよね。
そこで、この記事では広島県福山市で平屋を新築したいと考えている人向けに、平屋を建てる際の相場価格と、平屋を建てる際の注意点を解説していきます。
平屋の間取りや、平屋を建てる住宅会社を選ぶ際のポイントも紹介しています。
福山市で小さな平屋を建てるときの相場価格は「2,100~2,400万円」
間取りや延べ床面積、住宅会社によって平屋の価格は変わりますが、福山市で30坪程度の小さめの平屋を建てる際の相場価格は、2,100〜2,400万円です。
「え⁉平屋なのにこの金額なの?」「もっと安く建てられるでしょ?!」
そう思った方もいれば、想定通りだと感じた方もいるでしょうか。
相場価格がなぜこの金額になるのかについて詳しく見ていきましょう。
大前提として、この金額は、土地などの費用を除いた、家をつくるための建築費用ですのでご注意ください。
- 根拠①一戸建て木造住宅の家づくり費用は年々上がっている
- 根拠②家はより小さく、1坪当たりの単価が上がっている
- 【2024年版】30坪の間取りなら相場価格は2,100〜2,400万円
- 建築工事以外にかかる家づくりの費用もあるので要注意
根拠①一戸建て木造住宅の家づくり費用は年々上がっている
ここ数年、日本では全国的に住宅価格の高騰が続いています。
たとえば、広島県における新築の木造住宅の工事費用も年々上がっていることが、住宅着工統計のデータからも明らかですね。
実際に、2011年の平均工事予定額が2,012万円だったのに対し、2023年では2,603万円と約590万円も値上がりしていますね。
このように住宅価格が高騰している大きな要因は、建築コストの高騰です。
建築コストとは、建築資材費、人件費、輸送費などの費用です。
根拠②家はより小さく、1坪当たりの単価が上がっている
住宅価格が上がり続けるなかで、これからの家づくりはどのように変化していくでしょうか。
その1つとして、「家(間取り)を小さくする」という傾向があります。
たとえば、こちらのグラフを見てみてください。
このグラフは、2011年〜2023年の10年間で新築木造戸建住宅の大きさがどのように変化したのかを示しています。
1戸あたりの平均坪数(グラフの青線)を見てみると、2023年は2011年と比べて約2.4坪(=約4.89畳)も小さくなっていることが分かります。
約5畳なので、子ども部屋1つ分サイズダウンしていることになりますね。
また平均坪単価(グラフの赤線)は年々上がりつづけており、2023年には75万円を超えました。
【2024年版】30坪の間取りなら相場価格は2,100~2,400万円
ここまで述べた家づくりの統計調査結果を踏まえて、本記事のメインテーマである「福山市の平屋の新築相場価格」について見ていきましょう。
結論から述べると、広島県福山市における30坪平屋の新築相場価格は「2,100〜2,400万円」が妥当なラインと考えることができます。
なぜ、この数字になるのかについてここからお話します。
まず、建物本体の費用というのは「坪数×坪単価」で算出できます。
国土交通省の調査によると、2023年広島県における新築平屋住宅の平均床面積は93.2㎡(約28坪)です。
そして、すでに見たとおり2023年の広島県の新築木造住宅の平均坪単価は76.1万円でした。
なので計算式にあてはめると、下記になります。
約28坪 × 76.1万円 =2,130.8万円
ただし、2023年に平屋を建てたお客さまが実際に家づくりを始めたのは、今よりも物価が安かった1〜2年前です。
ここ数年の物価の上昇を踏まえると、2024年からの家づくりでは坪単価で1〜3万程度あがる可能性があると考えておくべきですね。
さらに注意すべきこととして、平屋は下の2つの理由で、二階建てよりも坪単価が高くなる傾向にあります。
- 屋根や基礎の工事費用がアップする
- 窓サッシの数が増える or 窓が大きくなる
なので、平屋の坪単価は統計調査の平均坪単価に対して+ 2〜3万円と考えておいた方が良いでしょう。
ということで、2024年現在の福山市の新築平屋の平均坪単価は「79万円〜82万円」と予想できますね。
もちろん、住宅会社によって坪単価が異なるので、相場坪単価は75〜86万円(予想平均坪単価±4万)が妥当なラインだと筆者は考えます。
- 28坪 ✕ 75万円 = 2,100万円
- 28坪 ✕ 85万円 = 2,408万円
上の計算式より、冒頭で述べたように福山市の新築平屋の相場価格は2,100万円〜2,400万円ということになります。
建築工事以外にかかる家づくりの費用もあるので要注意
福山市で平屋を建てる際の相場価格が「2,100〜2,400万円」だからと言って、その金額だけで家づくりができるわけではありません。
建物本体の費用は、住宅を建てる際にかかるトータル費用の6〜8割ほどを占めますが、それ以外にも、家づくりにはさまざまな費用がかかります。
たとえば、家を建てるための土地が必要であれば、土地の購入費用がかかりますよね。
その他にも、住宅ローンの手数料や印紙代などの諸費用、生活をはじめるために必要な家具や家電、庭や駐車スペースといった建物の外にかかる外構費用などもあります。
住宅会社によっては、初めの段階では「土地・建物本体・付帯工事」といった家づくりに欠かせない基本的な部分だけで金額を提示するところもあるので気をつけましょう。
家づくりを始める際に正しい予算決めをしなければ、のちのち予算オーバーで後悔してしまいますよ。
平屋を建てる際には、自分たちの希望する家づくりに実際いくらかかるのかを正しく理解することが大切です。
注文住宅の費用の内訳や、正しい予算の決め方を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
福山市で平屋を新築するときの3つの注意点
福山市で平屋を新築する際には、いくつか気をつけなければならないことがあります。
スムーズな家づくりを行うために、平屋を新築するときのポイントをしっかり押さえておきましょう。
ここでは、平屋を建てる際に特に重要な3つの注意点を詳しく解説していきます。
「そもそも平屋を建てるメリットって何?」と疑問に思う方は、ぜひこちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
注意点①平屋の住宅展示場・モデルハウスはまだまだ少ない
福山市にある住宅展示場•モデルハウスは2階建て住宅が多く、平屋はまだまだ少ないのが現状です。
というのも、平屋はここ数年で再注目されている住宅タイプだからです。
広島県の平屋の着工棟数は年々増えていますが、2020年以降からぐんと上がっているのがグラフから分かりますよね。
2023年においては、新築木造住宅における着工割合が1割を超えました。
「平屋が人気なら、平屋のモデルハウスを建てたらいいのでは?」と考える方もいるでしょう。
ですが、今あるモデルハウスを壊して平屋のモデルハウスを建てるにはコストがかかります。
集客や成約につなげて、モデルハウスを建てる際のコストを回収するためには、だいたい10〜15年ほど(住宅会社によって異なる)でモデルハウスを建て替える必要があります。
近年の平屋ブームに合わせて、モデルハウスの建て替えをしようと思っても、2階建て住宅のモデルハウスのコストを回収できていなければ建て替えは難しくなりますね。
平屋のモデルハウスが少ないと、家づくりのイメージがしづらく、心配に感じることもあるでしょう。
そのため、実際に平屋を建てたお客さまの住宅を見学できる「完成見学会」に参加することをおすすめします。
住宅が完成してからお客さまへ引き渡すまでの数日間を利用して平屋住宅を見学するため、現実的なサイズ感を確認できたり、平屋での暮らしがイメージしやすくなります。
平屋の住宅展示場・モデルハウスが少ないからこそ、事前に情報収集を行って、実際の住宅を見学できる機会を見つけることが大切ですよ。
弊社418BASEでも、オーナー様のお家を借りて見学会を不定期に開催しています。
▼2024年11月・完成見学会開催
▼2025年1月・完成見学会
2024年以降は平屋の完成見学会も数回予定していますので、ぜひこちらから418BASEの完成見学会イベントについてご覧ください。
注意点②平屋は割高で広い家には向かない
「お客さまをたくさん呼べるくらいの広いリビングが欲しい」「どの部屋も広々とした空間にしたい」と思っても、平屋住宅では予算内に収まらなくなってしまう可能性があるので注意しましょう。
すでに述べたように、平屋は2階建てや3階建ての住宅と比べて建築コストが高くなるケースがほとんどです。
特に、平屋で広い家を建てようと思うと割高になります。
平屋は1階にすべての部屋があるので、2階建て住宅を建てるときよりも広い土地が必要になりますよね。
当然、土地購入にかかる費用も高くなります。
さらに、平屋の方が屋根や基礎の面積が広くなるので、工事費用も高くなります。
予算内で希望の平屋を建てるためには、床面積を少なくしたり、敷地・間取りのバランスを慎重に考えることが重要です。
どうしても広い家を建てたいと考えるならば、平屋だけにこだわらずに、2階建て住宅を検討するのもひとつの方法ですよ。
注意点③快適な平屋暮らしをするなら高性能が必須
平屋で快適に暮らすためには、断熱性や耐震性などの住宅性能が高くなるように家づくりを行いましょう。
なぜなら、2階建て住宅よりも平屋の方が、気温や環境の影響を受けやすいからです。
たとえば、家の快適性を決める要素は、以下のようにさまざまありますよね。
温熱環境 | 夏は涼しく、冬は暖かく過ごしやすい温湿度環境になっているか |
---|---|
空気環境 | 綺麗な空気が保たれているか、換気・空調の良さ |
光環境 | 心地よいと感じる明るさや暗さか |
防音性 | 外からの騒音や室内の生活音対策がされているか |
耐震性・耐久性 | 安全で安心して暮らせるかどうか |
広さ | 家族がゆったりと過ごせる空間や十分な収納があるか |
意匠性 | 外観や内装のデザイン、素材が魅力的かどうか |
中でも、温熱環境は快適な暮らしには必要不可欠な要素です。
極端な温度差は、血圧の上昇・下降を招き、人間の健康に悪影響を与えてしまいます。
平屋の場合、2階がないことで屋根からの熱が伝わりやすかったり、温かい空気が2階に逃げなかったりするため、暑さを感じやすくなりますよ。
一方で、平屋は床面積が広いので、冷気が伝わりやすくなります。
ほかにも、家族みんなが過ごす空間と、ひとりひとりの部屋が近いため、音漏れの対策を行わないとストレスを感じてしまうケースもあるでしょう。
信頼できるハウスメーカーを選んで、高性能な住宅を建てることが、快適な平屋暮らしをするためには大切です。
福山市に建てる平屋20坪・25坪・30坪の間取り
実際に福山市で平屋を建てる場合、どのくらいの坪数でどのような間取りになるか気になりますよね。
家族構成やライフスタイルによって各家庭に必要な坪数は違いますが、一世帯のみの家庭であれば20〜30坪の平屋を検討する方が多いです。
福山市で20坪・25坪・30坪の平屋を建てる場合の間取りの目安を表にまとめたので見てみましょう。
延床面積 | 20坪 | 25坪 | 30坪 |
---|---|---|---|
家族の目安人数 | 1~2人 | 2~3人 | 3~4人 |
間取り | 2LDK | 3LDK | 3LDK~4LDK |
土地の広さ(※) | 34坪~40坪 | 42坪~50坪 | 50坪~60坪 |
(※)建ぺい率60%の場合
ご夫婦ふたりでの暮らしであれば、20坪〜23坪ほどの平屋がオススメです。
ただし、これからお子様が増える可能性がある場合や暮らしに必要な道具が増えていく可能性がある場合には、25坪ぐらいの余裕があると良いですね。
大人2人と子ども(ご年配)1人の暮らしなら、25坪3LDK以上の間取りがオススメです。
特に、リモートワークや自宅で過ごす時間が多いご家族なら、30坪近くの間取りがあった方が良いでしょう。
大人2人と子ども2人以上の場合には、30坪以上の間取りがオススメです。
30坪以上の広さなら、トイレや洗面室を2箇所設けるなどの工夫ができるので、家族が増えてもお互いにストレスなく生活できる間取りが計画できます。
こちらの記事では、福山で平屋を建てた方の間取りの実例を画像つきでまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
福山市で平屋を建てるときの住宅会社選びのポイント
福山市で平屋を建てることを検討している方にとって、理想の住まいを実現するためには、信頼できる住宅会社選びが欠かせませんよね。
平屋の設計や施工には高度な技術とノウハウが求められるので、住宅会社の特徴や、住宅会社選びのポイントをしっかりと理解することが大切ですよ。
ここでは、地元工務店/ローコストメーカー/大手ハウスメーカーで平屋を建てるときに、どんな点に気をつけたらいいのかを紹介します。
福山市の平屋を地元工務店で建てるときの注意点
- デザイン提案がしっかりしている会社を選ぶ
- スピード感をもって家づくりができる会社を選ぶ
地元の工務店は、自由な設計ができるのがメリットですが、工務店によって技術力やデザイン性に差があるのがデメリットです。
平屋は1階建てのシンプルな住宅だからこそ、住宅のデザインによって大きく印象が変わります。
デザイン提案が少ない地元工務店を選んでしまうと、古臭くなってしまったり、ダサい平屋になってしまったりする可能性があるので気をつけましょう。
同時に、スピード感をもって家づくりができるかどうかもチェックしてください。
どんなにおしゃれなデザインを提案してくれたとしても、提案までに時間がかかるようでは、家づくりがスムーズに進みません。
デザイン提案がしっかりしていて、自分たちの求めるスピード感で家づくりができる地元工務店を選べば、土地勘を活かした理想的な家づくりを実現できますよ。
おしゃれな平屋をつくるポイントは、こちらの記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
福山市の平屋をローコストメーカーで建てるときの注意点
- 大きな窓を配置しすぎない
- プライバシーや防犯を確保できる外構計画をする
- 収納力がある間取りにする
ローコストメーカーは、家づくりにおける材料費・人件費・広告費・諸経費などの無駄を省いたり、削減したりすることで、低価格で住宅を建てられるのが特徴ですよね。
住宅を安く建てられる反面、大手ハウスメーカーなどと比べて断熱性能や気密性能には重きを置いていないことも多いです。
そのため、ローコストメーカーで平屋を建てる場合には、最低限の断熱性能や気密性能を保てるように大きな窓を配置しすぎないようにしましょう。
窓は断熱材が入らず、熱の出入りがしやすい場所なので、大きな窓をたくさん配置してしまうと断熱性が下がってしまいます。
窓の大きさや配置を工夫することがローコストメーカーで平屋を建てる際のポイントですよ。
また、外構計画をしっかりと行い、プライバシーや防犯対策をあらかじめ考慮することも重要です。
フェンスや植栽を使って、外部からの視線を遮り、安心して暮らせる環境を整えましょう。
平屋の場合、収納スペースが限られることもあるので、造作収納やデッドスペースを活用して収納力のある間取りにすると暮らしやすい家になりますよ。
外構のフェンスについて気になる方は、ぜひこちらの記事もチェックしてください。
福山市の平屋を大手ハウスメーカーで建てるときの注意点
- 資金計画・管理をしっかりと行い予算オーバーを防ぐ
- アフターフォローが充実した会社を選ぶ
全国規模で展開している大手のハウスメーカーで平屋を建てる際には、事前に詳細な資金計画を立て、予算オーバーを防ぐために費用の管理をしっかりと行いましょう。
大手ハウスメーカーで平屋を建てる場合、高品質な素材やグレードの高い設備が採用されることが多く、予算が膨らみがちだからです。
特に、平屋の場合には、間取りを少し変えるだけで基礎や屋根の工事費用に大きく影響が出るため、費用も高くなりやすいので気をつけてください。
また、大手ハウスメーカーの中でも、アフターフォローの内容や対応の良さには差があります。
長く安心して暮らせる家づくりを行うためにも、施工後のメンテナンスや保証が充実している住宅会社を選びましょう。
広島県福山市で平屋を新築するなら新築注文ブランド「418BASE」へ!
418BASEは広島県福山市・府中市・三原市・世羅町を中心に、備後地方の家づくりをサポートする会社です。
これまで地域の方々からたくさんのご支持をいただき、創業から50年以上を迎えることができました。
418BASEでは、高気密・高断熱の注文住宅の設計・施工を行っており、最新設備を取り揃えたモデルハウスも公開しています。
備後地方で家づくりを検討されている方は、ぜひ418BASEへご気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、福山市で平屋を建てる際の相場価格と、注意点・住宅会社選びのポイントを解説しました。
最後にこの記事の内容を簡単にまとめます。
- 福山市で平屋住宅を建てる際の相場価格は2,100~2,400万円
- 平屋住宅のモデルハウスは少ないので、完成見学会などの情報をしっかりと収集する
- 平屋住宅で快適な暮らしをするためには、高性能な住宅が必須
- ローコストメーカーで平屋住宅を建てるなら、最低限の断熱性能と気密性能を確保することが大切
- 大手ハウスメーカーで平屋住宅を建てる場合は、予算管理とアフターフォローがしっかりしている会社を選ぶといい
- 地元工務店で平屋住宅を建てる場合には、デザイン提案とスピード感があるかをチェックする
福山市では、今後も平屋の需要は伸びていくでしょう。
相場価格や平屋住宅の注意点を把握しておけば、「こんなはずではなかった」「思っていたのと違う」と後悔することがなくなりますよ。
この記事を参考に、福山市で自分たちの理想の平屋住宅を建ててくださいね。