【新築外構シミュレーション】家づくりのプロが外構費用の相場を徹底解説!(広島県福山市)

ブログ記事が動画になりました!

(※ブログ記事の内容を家づくりコンシェルジュが動画で分かりやすく解説しています。ぜひ、こちらの動画でご覧ください)

  • 家づくりの外構費用の相場とは?
  • 外構費用を抑えることはできる?
  • 外構費用って具体的に何にかかるの?

誰にでも、「こんな家に住みたい」というマイホームに対する憧れがありますよね。

大抵の人は快適な暮らしを求めて、間取りなどの生活空間を頭に浮かべるのではないでしょうか。

家づくりを成功させたいなら外構を含めた全体像で考えることが大切です。

ここでは、「家を建てようと思うけど外構費用の見当がつかない」と悩む方のために、外構費用の相場を紹介します。

シミュレーションで分かりやすくしているので、最後まで読んでいただければ外構費用で予算オーバーといった失敗を防げるでしょう。

目次

おしゃれな庭づくりのための外構費用の相場とは?

新築住宅の外構費用の相場は、住宅本体費用の1割〜2割といわれています。

1割〜2割を目安にすることで、「建物とのバランスのとれたおしゃれな外構になる」と言われていますよ。

単純な計算になりますが、3,000万円の家なら、外構費用は300万円ほどかかるのが相場ということですね。

「思ったよりも外構費用がかかる」と驚いた方もいるのではないでしょうか。

多くの人が家づくりの予算を組むときに、建物自体やインテリアにばかり目がいきがちです。

また、相場を知らずにいると「このくらいあればいいだろう」と都合よく判断し、予算を取り損なう可能性もあります。

結果的に理想の庭づくりをあきらめることのないように、外構工事に必要な予算や、外構費用の相場を知っておきましょう。

【シミュレーション】家づくりのプロが外構費用の相場を解説

外構工事の見積りを見ても、金額が妥当なのか判断が難しいですよね。

相場を知っていれば、部分ごとの明細で工事の必要性や値段の正当さが分かり、判断しやすくなります。

見積りに納得できるように相場を勉強しておくことが大事です。

ここでは、外構費用のシミュレーションを表にまとめて紹介します。

シミュレーション条件

  • 土地54坪(180㎡)/建物1階18坪
  • 東側道路
  • 南・西・北側は隣地
工事場所数量費用(税抜金額)
カーポート・臨時駐車場3台分105万円
境界ブロック土地の3辺分60万円
フェンス土地の3辺分95万円
アプローチステップ2段分20万円
ポスト・宅配ボックス各1個20万円
テラスデッキ1カ所25万円
エクステリア証明4灯20万円
植栽(植物)適宜25万円
バラス他適宜15万円
残土処理他20万円
合計外構費用405万円

外構費用全体の相場合計は、405万円+消費税=約445万円になります。

ただし、各工事は相場価格で算出し、人件費や地域・工事期間により変動があるので、あくまでも目安です。

次の項目では、部分ごとの費用明細を紹介していくのでご覧ください。

費用明細①カーポート・臨時駐車場

明細数量費用目安(税抜)
カーポート2台分60万~200万円
カーポート下コンクリート2台分25万~30万円
臨時駐車場コンクリート1台分15万~20万円
型枠スリット必要数5万~8万円

カーポートはグレードで金額の差が大きく、同じ2台分でもどれを選ぶかで予算も大きく変わります。

雨の日の乗り降りや日差し除けの目的であるなら、高価なものは必要ないので安いグレードでも大丈夫です。

安くてデザイン性を求めるなら、三協アルミの「スカイリード」という60万円程の商品が、おすすめです。

引用:三協アルミ スカイリード

駐車場のコンクリートの仕上げによっても価格が変わります。

より安く仕上げるなら、駐車場すべてをコンクリートにしない方法もありますよ。

こちらの記事では、コンクリート駐車場について詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。

費用明細②境界ブロック

明細数量費用目安(税抜)
コンクリートブロック42mを3段積み25万~30万円
コンクリートブロック基礎42m分35万~40万円

コンクリートブロック基礎とは、コンクリートブロックが倒れないための基礎のことで、必要なコストになりますよ。

シミュレーション条件の土地は12m×15m、ブロックを積む長さは土地の3方向の合計42mです。

コンクリートブロックは、土地幅や何段積みにするかによって、金額が大きく変わります。

コンクリート基礎も土地幅が広いほど費用がかさみますよ。

ですが隣人トラブルの観点から、隣地との境界にはブロックを積むことをおすすめします。

費用が心配なら、段数で調整することを考えましょう。

境界ブロックについては、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてください。

費用明細③フェンス

明細数量費用目安(税抜)
境界フェンス(アルミ)27m分25万~30万円
目隠しフェンス(アルミ)15m分70万~90万円

上記の金額は、60cmの境界フェンスと、コンクリートブロックの上にフェンス(1m40cm)をつけ、目隠しフェンス(計1m90cm)とした場合です。

フェンスは耐久性を考え、アルミ素材を使用しています。

敷地北側や西側には境界フェンスをつけるので、目が粗く高さがいらない分安く上がりますよ。

下記の画像は、コンクリートブロックにアルミの境界フェンスの一例です。

【ルームツアー】街中に佇む北欧住宅!高気密高断熱×北欧テイストな外観×ずぼらさん向けキッチンのある家

敷地南側は、日差しや視線をさえぎるために目隠しフェンスが必要です。

目の細かさや高さがいるので費用もかさみます。

別の家になりますが、こちらが目隠しフェンスの一例です。

おしゃれ外構の作り方#2 デザインと実用性を両立させたクールで洗練された庭づくり

フェンスの必要性や費用の抑え方は、こちらの記事を参考にしてください。

費用明細④アプローチステップ

明細数量費用目安(税抜)
アプローチステップ2段分20万~30万円

玄関に向かうアプローチと玄関前の段差を上がるステップを重ねて、おしゃれなデザインにします。

コンクリートで作った場合の目安ですが、タイルやレンガ敷石などアプローチの材料は他にもあり、材料費が高くなることもありますよ。

費用明細⑤ポスト・宅配ボックス

明細数量費用目安(税抜)
スタンドポスト1個8万~15万円
宅配ボックス1個8万~15万円

従来の壁につけるポストに変わり、スタンドポストが主流になってきています。

共働き世帯が増え宅配ボックスを設置したいという要望も多いです。

最近では、表札・ポスト・インターホンを兼ねた機能門柱に宅配ボックスをつけることもできます。

引用:三協アルミ 機能ポール・機能門柱

選ぶときは、金額はもちろんのこと、セキュリティーがしっかりしているかどうかなど、防犯意識を持つことが大事です。

費用明細⑥テラスデッキ

明細費用目安(税抜)
ウッドデッキ15万~25万円
タイルデッキ25万円~35万円

テラスデッキは、他にもコンクリートデッキなどいろいろな種類があります。

ウッドデッキは大きさや高さにもよりますが、他のデッキより少し安く仕上げることもできるでしょう。

【ルームツアー】街中に佇む北欧住宅!高気密高断熱×北欧テイストな外観×ずぼらさん向けキッチンのある家

タイルデッキは施工に手間がかかり材料費も高くなりますが、メンテナンス性に優れているメリットがあります。

ウッドデッキのように劣化を防ぐための定期的なメンテナンスの必要はありません。

テラスデッキ選びに悩む方は、参考のためこちらの記事をご覧ください。

費用明細⑦エクステリア照明

明細数量費用目安(税抜)
照明器具4個12万~20万円
照明センサー1個3万~5万円
電気工事費1式4万~6万円

今回のシミュレーションでは、アプローチや庭にこだわることを想定しているため、照明代も含めてみました。

庭先に照明をあてるだけで、家の雰囲気が変わります。

庭が暗いと、誰かが隠れていたり何かを置かれる可能性があるので、照明があると防犯上も安心です。

暗くなると灯りがつくように照明センサーをつけることで、点灯の手間が省け消し忘れることもありません。

引用:Panasonic

外泊する日でも照明がついていると、ご近所から様子を見てもらえますね。

費用明細⑧植栽

明細費用目安(税抜)
高木6万~12万円
中木3万~5万円
低木0.5万~2万円

一般的に庭木は高さ3m未満の木を指し、植物は大きさで値段が違います。

1m未満の高さを低木と呼びますが、アジサイのように5,000円程で買えるものもあります。

木を少なくしてグランドカバー(下草)を植えることもアイディアのひとつです。

植物を外構に取り入れるときは、デザイン性や何の目的で設置するのかをはっきりさせておくと、植物の高さが決めやすくなりますよ。

たとえば、こちらの高い木はコンパクトな庭を再現し、玄関の目隠しの役割もあります。

ただし植物は成長し続けるので、暮らしてからのメンテナンスを考えて決めることも大切です。

費用明細⑨バラス他

明細費用目安(税抜)
バラス合計15万~25万円
防草シート
下地

敷地のデッキやコンクリート以外の場所や家の裏側など、人目につかないところはバラス(砂利)を敷きます。

土の場合は、雨で土が流れ出たり草が茂ったりしますが、見えないところほどメンテナンスが面倒に感じるからです。

さらに、バラスの下には防草シートを敷くことをおすすめします。

雑草が生えづらいのでメンテナンスが楽になりますよ。

費用明細⑩残土処理他

明細費用目安(税抜)
残土撤去・重機回送合計10万~20万円
マスの高さ調整

砂利やコンクリートを敷くときは、土をとらなければ高さが出てしまうため、土の撤去が必要です。

そして家の基礎や庭の工事で出た残土の処理にも費用がかかります。

土は手作業ではなく重機を使って掘るため、重機の回送費用も必要です。

土地の高さが整ったら排水マスの高さを敷地と合わせる必要もあるので、トータルで考えておきましょう。

外構費用の相場を抑えて、おしゃれに見せるポイント

外構費用のシミュレーションでは全部合わせて約400万円になりましたが、実際には100万~300万円程で工事をする人が多いです。

ただし、100万円の予算では最低限の工事しかできないため、出来栄えは期待できません。

費用を抑えたいなら、コンクリートの部分を減らすなどもひとつの方法です。

たとえば、不要なフェンスを省いたり材料を変えることでも、コストダウンにつながりますよ。

他にも、家の印象を変えずに費用を削減する方法はあります。

こだわりのある部分を大切にしながら、ひとつひとつが妥当であるか見直してみると、無駄があることに気がつくはずです。

外構費用を抑える方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

外構費用にお悩みの方は、新築注文ブランド「418BASE」へご相談ください

418BASEは広島県福山市・府中市・三原市・世羅町を中心に、備後地方の家づくりをサポートする会社です。

これまで地域の方々からたくさんのご支持をいただき、創業から50年以上を迎えることができました。

418BASEでは、高気密・高断熱の注文住宅の設計・施工を行っており、最新設備を取り揃えたモデルハウスも公開しています。

備後地方で家づくりを検討されている方は、ぜひ418BASEへご気軽にご相談ください。

まとめ

この記事では、外構費用の相場について紹介しました。

最後に簡単にまとめます。

  • 外構費用の相場は住宅本体予算の1割程が目安
  • 外構費用の相場を知っていれば、見積りが妥当か判断できる
  • カーポートやフェンスは比較的費用が高いが、安くてもおしゃれなものもある
  • コンクリートを減らす・不要なものを省く・材料を変えるなどで、印象を変えずに外構費用は削減できる

外構費用の相場を知れば、ムダな出費を抑えることにつながります。

必要な予算を確保して、おしゃれな庭を手に入れてください。

スタイル診断
スタイル診断
目次