外構のフェンスとは?必要性や費用を抑えるポイントを解説(広島県福山市版)
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(※ブログ記事の内容を家づくりコンシェルジュが動画で分かりやすく解説しています。ぜひ、こちらの動画でご覧ください)
- 外構のフェンスは必要?
- 家につけるフェンスにはどんな種類があるの?
- フェンスにかける費用を抑えたい!
最近の新築住宅の多くが、境界ブロックの上にフェンスをつけています。
家の周りを囲むだけのものや敷地内が見えないものなど、さまざまなタイプのフェンスをみかけますね。
家づくりをしている人のなかには、「そもそも自分の家にフェンスって必要かな?」「いくらぐらいかかるのかな・・・」と、フェンスの必要性やコストが気になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では外構のフェンスの役割や選び方、費用などを詳しく紹介します。
ぜひ最後までお読みいただき、家づくりにお役立てください。
そもそも新築の家にフェンスは必要か?
フェンスは必ずしも、家づくりの外構工事の段階でつける必要はありません。
暮らし始めてから設置を検討する人もいれば、「自分の敷地の境目を明らかにしておきたい」「外観をおしゃれに見せたい」などの理由で、最初から設置する人もいますよ。
ただし、高低差のある土地に家を建てる場合は、転落の危険があるのでフェンスの設置が必須となります。
また周りの家の暮らしを見ることができてしまう場合は、相手のことも考え、目隠しの設置をするべきでしょう。
家づくりにおいて「フェンス」への考え方は人それぞれですが、設置費用を予算内におさめたいなら、家づくりの最初の計画に入れておくことが大事ですよ。
家づくりの予算を総合的に考えると、外構にかかる費用は意外に高いからです。
提示された見積もりに外構費用が含まれておらず、最後に「設置を諦める」となっては、満足いく家づくりができませんよね。
フェンスは必ず設置する必要はありませんが、少しでも検討したいのであれば、家づくりの計画にフェンス代を含めておくと安心です。
注文住宅の予算の考え方は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。
後付けでもOK!フェンスを今、設置しなくてもいい2つの理由
家づくりの段階で、生活するイメージが浮かばなかったり、隣の空き地に家が建つ可能性もありますよね。
フェンスは後からでも付けられるので、どんなフェンスにするかを決められないのなら、急いで設置しなくても大丈夫です。
フェンスを後付けしても、自分の好みでデザインや高さは選べるので安心してください。
ここでは、フェンスを今、設置しなくてもいい理由を紹介します。
理由①住み始めてから必要性が分かるから
フェンスを後からつけるようにすると、実際に生活しながら設置場所を考えていけます。
理想通りの家ができたつもりでも、生活してみないと分からない部分もありますよね。
外から見るとおしゃれな目隠しフェンスでも、中に入ると暗かったり閉鎖的に感じたりと、つけたことを後悔する人がいるのも事実です。
たとえば、暮らしてみて「カーテンが意外と透けないから視線が気にならない」「空調が整っているからあまり窓を開けない」と感じるなら、フェンスは不要でしょう。
何気なく過ごすうちに気づくことも多く、暮らし始めてからのほうが、どの場所にどのタイプのフェンスが必要なのかがはっきり分かることが、後付けでもいい理由です。
理由②周りの状況が変わるから
周囲が空いている土地では、後々どんな家が建ってくるのか分からないですよね。
フェンスを後付けにすると、周りに家が建った後に窓の位置などプライバシーが保てるかどうか、分かったうえで設置計画ができます。
どんなに周りの状況が変わってもそれに応じて対策できるところも、フェンスを後付けしてもいい理由です。
外構のフェンスとは?2つのタイプを解説
フェンスには、下記の2つのタイプがあります。
自分の敷地と隣の家や道路とを区別するために境目に設置するのが、境界フェンスです。
防犯にも有効なため、最近ではほとんどの家に設置されていますよ。
目隠しのためのフェンスとは、その名の通り、家の中や庭のプライバシーを守るために設置するフェンスのことです。
外構の費用を抑えるためには、2つのフェンスの使い分けが必要です。
境界フェンスと目隠しのためのフェンスを、より詳しくみていきましょう。
タイプ①境界を越えないためのフェンスとは?
境界を越えないためのフェンスは、隣の土地との区切りや敷地から落ちないように安全のために取りつけるフェンスです。
動物や知らない人が入らないように、防犯の役割もあります。
人がまたぐことができない高さになればよいので、境界を越えないためのフェンスの場合、高さはそこまで必要ありません。
フェンス自体の高さは、60㎝〜1mほどが目安で、境界ブロックと合わせて1m20㎝くらいの高さであれば十分でしょう。
境界を越えないためのフェンスは、安全を守る目的なので目が粗いものでも大丈夫です。
境界を越えないためのフェンスは高さがいらない分費用が抑えられ、比較的安く上がります。
タイプ②目隠しのための境界フェンスとは?
目隠しのための境界フェンスは、プライバシーを守るためのフェンスです。
目隠しフェンスは、庭と室内の両方のプライバシーを守るため、家の東側・南側に設置されるケースが多いでしょう。
大きな窓がつくLDKは、採光が取りやすい家の東側・南側に位置し、LDKの窓から庭への出入りを計画する人も多いからです。
家の中は道路よりも高いので、目隠しフェンスは、2m前後の高さが必要になります。
フェンスの目が細かく、敷地内が見えづらいデザインのフェンスにすることもポイントですね。
目隠し境界フェンスは、敷地内が透けて見えないようにアルミの量があり、高さも必要なため費用が高くかかります。
フェンスの費用を抑えるための2つのポイント
フェンスのコストを抑えるポイントは、目的にあわせてフェンスを選ぶことと、本当に必要な箇所にだけ設置することです。
たとえば、境界を越えないためのフェンスであれば、わざわざ高さのあるフェンスを選ぶ必要はありません。
ここでは、家づくりでフェンスの費用を抑えるための2つのポイントを詳しく紹介します。
外構費用について、こちらの記事もあわせてチェックしてください。
ポイント①低いフェンスを選ぶ
目の細かいものや高さがあるフェンスでは、アルミの使用量が多く費用も高くなります。1mのフェンスよりも、60cmのフェンスのほうが価格は安いですよね。
フェンスは、低いフェンスを選ぶことでコストが抑えられます。
家づくりの際にフェンスをつける場所を決めたら、必要最低限の高さをチェックしましょう。
たとえば家の北側は水回りになるケースが多く、窓が少なかったり、窓を高い位置につけていたり、モヤがかかったガラスを使ったりしていますよね。
そもそも室内が見えづらくなっている場合は、低いフェンスを付けてもプライバシーは守られます。
家庭によっては、フェンスをつけない選択もでてくるでしょう。
土地や周囲の環境にもよりますが、可能な限り低いフェンスを使うと費用負担を抑えられます。
ポイント②必要な箇所にだけ設置する
本当に必要な箇所に絞ってフェンスを設置することでも、コストを抑えられます。
目隠しフェンスを設置しようと計画している場合、考えたいのが「庭を守りたいのか」「家の中を守りたいのか」、プライバシー保護を重視する箇所がどこかということです。
たとえば、室内を見られたくないならフェンスは2mほどの高さが必要ですが、庭だけの目隠しなら1m80㎝あれば十分です。
庭が広ければ広いほど、20㎝分の費用の差額も大きくなり負担も減らせます。
他にも、「玄関先だけ目隠ししたい」など、外の目線が気になる部分だけフェンスを高くする工夫も大事です。
周りからの目線が気になる箇所は、立地や家族の考えによって異なります。
自分たちの暮らしにあわせて、必要な部分に、必要な高さのフェンスを設置することでコストを抑えましょう。
プライバシーは守れない?!境界を越えないためのフェンスの設置例
フェンスの高さで家の中がどう見えるのか、家づくりをしている段階では、なかなかイメージするのが難しいですよね。
ここでは最後まで読んでいただいた皆さまへ、おまけとして、道路から1m60㎝上がった土地に建っている家の境界フェンスを紹介します。
まだ周りに他の住宅がなく、安全のために境界を越えないためのフェンスを設置した例です。
境界ブロックが20㎝、フェンスの高さは1mで、あわせて1m20㎝の高さがあります。
庭に身長175㎝の人が立つと、道路からは胸から上が見えますね。
同じ人が掃き出し窓に腰掛けると道路からは顔だけが見え、室内の床に立つと上半身が見えますよ。
境界を越えないためのフェンスはアルミの隙間が多いので、フェンス越しでもしっかり見えてしまい目隠しにはなっていません。
周辺の家や土地の高低差などをふまえて、フェンスをつけるか、どれくらいの高さが必要かなどを、住宅会社や外構業者と相談しましょう。
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まとめ
この記事では、外構のフェンスについて紹介しました。
最後に簡単にまとめます。
- 家のフェンスは、最初から計画すると予算内でできる
- フェンスを後付けすると必要箇所に設置できムダがない
- 境界を越えないためのフェンスに高さは要らず、目の粗いものでよいので安く済む
- 目隠しフェンスは高さがあり目が細かいものが必要で、コストがかかる傾向がある
- フェンスの費用を抑えるポイントは、フェンスを使い分け適材適所に設置すること
フェンスは家を守ると同時に暮らす人の安全やプライバシーを守るために必要です。
この記事を参考にして、ムダの出ない設置計画を作ってください。