
キッチンタイルで叶えるおしゃれな腰壁!3つの魅力とタイル選びのコツを徹底解説
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(※ブログ記事の内容を家づくりコンシェルジュが動画で分かりやすく解説しています。ぜひ、こちらの動画でご覧ください)
- タイル貼りのキッチン腰壁の魅力が知りたい!
- おしゃれに見えるキッチンタイルの選び方は?
- キッチンタイルにはどんな貼り方があるの?
キッチンに腰壁を設置したいけれど、数ある素材の中からどれを選んだらよいのか悩む方もいますよね。
「汚れやすいキッチンは機能性を重視したいけれど、おしゃれも諦めたくない」そんな方におすすめなのがタイル貼りの腰壁です。
この記事では、タイル貼りのキッチン腰壁の魅力や、おしゃれに見えるキッチンタイルの選び方を解説します。
おしゃれと使いやすさの両方を妥協したくない人は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
なぜキッチンの腰壁にタイルがおすすめなのか?3つの魅力

腰壁とは、人の腰の高さ(およそ100㎝前後)から下に設置される壁のことです。
壁の下部を汚れや傷から守るだけでなく、空間にデザイン性を加える役割もありますよ。
腰壁に使われる素材はさまざまですが、汚れやすいキッチンにとくにおすすめなのが「タイル」です。
ここでは、キッチンの腰壁にタイルを取り入れる3つの魅力を紹介します。
魅力①インテリアの一部になる「デザイン性」

キッチンタイルの魅力は、貼るだけで空間がおしゃれに見えることです。
タイルは、色や形、質感のバリエーションが豊富なので、組み合わせ次第でナチュラル・モダン・北欧風など、理想のテイストを簡単に演出できる素材です。
腰壁にタイルを取り入れると、キッチンが単なる作業スペースではなく、LDKを引き立てるインテリアの一部になりますよ。
さらに、腰壁の高さによって調理中の手元や生活感を自然に隠せるため、いつでもすっきりとした印象を保てるのもポイントです。
急な来客時も生活感を抑えつつ、美しいタイルの質感がLDK全体の雰囲気を上質に演出してくれるでしょう。
また、タイル貼りの腰壁は、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンとの相性も抜群です。
おしゃれで実用的なアイランドキッチンの作り方をこちらの記事で、後悔しないペニンシュラキッチンの間取りについてはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。


魅力②調理や作業を助ける「使い勝手」
キッチンタイルの腰壁は、調理や作業の効率を高める使い勝手の良さが魅力です。
タイルは耐火性や耐久性に優れているため、腰壁の天板部分に使えば、火から下した鍋やフライパンを直接置いても安心です。

腰壁の天板部分を広く設計すれば、大きなフライパンやお皿を置きやすくなり、作業や配膳がスムーズになるでしょう。
タイルと組み合わせたニッチ収納を腰壁に設置すると、調味料や小物を取り出しやすく、見た目もスッキリ保てます。
日々の調理や配膳をサポートしてくれる使いやすさも、タイル貼り腰壁の嬉しいポイントです。
魅力③汚れに強く掃除がラクな「メンテナンス性」
タイルは耐水性に優れているため、水はねや油はねが多いキッチンでも汚れが染みこみにくく、清潔に保ちやすい素材です。
木やクロスのようにシミが残りにくいので、毎日の掃除がぐっと楽になり、汚れを気にせず快適に使えます。
とくに表面がつるつるしたタイルなら、ふきんでサッと拭くだけで汚れが落ち、日々のお手入れも簡単ですよ。
キッチンの内側にもタイルを貼れば、調理中の飛び散りや油はねも手軽に拭き取れます。

ただし、ザラザラとした質感のタイルはマットな風合いの良さがある一方で、表面がやや粗いため汚れが落ちにくく、ふきんの消耗も早いので注意が必要ですよ。

タイル貼りの腰壁は美しい見た目を保ちながら、日々の掃除やメンテナンスの手間を大幅に減らせるのが大きな魅力です。
キッチンタイルの選び方!おしゃれな空間をつくる3つのコツ

キッチンの腰壁をタイルにして後悔しないためには、どんなタイルを選ぶかが大切です。
ここでは、キッチンをおしゃれに仕上げるタイル選びのコツを3つ紹介します。
それぞれを詳しく見てみましょう。
コツ①空間全体のコンセプトと合わせる

キッチンタイルを選ぶ際は、キッチンだけでなく、リビング・ダイニングも含めたLDK全体の雰囲気を意識することが大切です。
タイル単体で選ぶと、ダイニングやリビングの雰囲気と合わず、統一感のない仕上がりになってしまいます。
タイルの色はもちろん、素材感や質感などテイストも含めて選ぶと、家具や壁との調和が生まれ、おしゃれに見えますよ。
次の実例では、空間の色やテイストをどのようにタイル選びに取り入れたかを具体的に見ていきましょう。
実例:空間からタイルの色をひろう
腰壁に使うタイルの色は、LDK全体の色と調和する色を選ぶと、空間全体がまとまっておしゃれに見えます。

こちらの住宅では、LDKの壁が白いクロスで仕上げられ、リビングには畳の小上がりがあります。
空間の色に合わせて、タイルを落ち着いた緑、目地を白にすることで、キッチンの腰壁がアクセントになりつつも、自然に馴染んでいますね。
床やテーブル・チェストなどの大型家具に茶色が使われているので、タイルの色を茶色にしても統一感は出ますが、一色を使いすぎるとのっぺりとした印象になります。
キッチンの腰壁は壁や床に次いで面積が広いため、LDK全体の色味のバランスを取ることが大切です。
色を選ぶときは、以下の3色を意識するといいでしょう。
- 壁や床など広い面積に使われる「ベースカラー」
- ソファーやカーテンなどインテリアに使われる「アソートカラー」
- 小物や雑貨など空間を引き締める「アクセントカラー」
空間の色と合わせてタイルを選ぶと、腰壁がLDK全体になじみ、統一感とおしゃれさが演出できます。
実例:テイストに合わせたタイルを選ぶ
空間のテイストに合ったタイルを選ぶと、違和感のないおしゃれな腰壁に仕上がります。

こちらの住宅は、和紙でできた照明器具を取り入れており、空間全体がクラシカルで和モダンの雰囲気になっていますね。
タイルにも和の要素をさりげなく取り入れて、空間に統一感を持たせています。

腰壁に使っているタイルは、茶碗や器などにツヤを出す釉薬(ゆうやく)を表面にコーティングしたもので、光を受けてほんのり輝き、和のテイストになじむ美しい空間を演出しています。
タイルの色や形はもちろん、質感まで意識して選ぶことで、空間の完成度がさらに高まりますよ。
コツ②重たい印象にならないようにする
タイルはクロスや木材と比べて、素材自体が持つ重さや冷たさの印象があるため、使い方によっては空間が重たく見えてしまうことがあります。
空間に圧迫感を与えないためには、腰壁の高さを抑えてタイルの使用量を減らしたり、タイルの目地の色を明るくするなどの工夫を行いましょう。
タイルの色選びでも、「薄い緑」の一色に限定するのではなく、「黄色味のある緑」「茶色っぽい緑」「少し濃いめの緑」といったように、色味を少しずつ変えて貼ると動きが出て軽やかな印象になります。
こうした工夫を取り入れることで、LDK全体の圧迫感がなくなりすっきりと見え、腰壁と空間がなじんで自然なおしゃれさが生まれますよ。
コツ③照明と組み合わせて雰囲気を演出する
タイルは照明と組み合わせることで、立体感や陰影が際立ち、空間全体がぐっとおしゃれに見えます。
タイル貼りの腰壁にはでこぼことした凹凸があるため、光の当たり方によって表情が変わりやすく、質感をより引き立ててくれるからです。
日中は自然光で温かみのある雰囲気を楽しめ、夜は間接照明やペンダントライトを組み合わせることで、落ち着いた陰影と奥行きのある空間を演出できるでしょう。
照明の位置や明るさを少し工夫するだけでも、タイルの質感が引き立ち、カフェのように心地よくおしゃれな空間を作れますよ。
こちらの記事でおしゃれな照明ブランドを紹介しているので、LDKの照明に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

腰壁の印象が変わるキッチンタイルの貼り方・配置アイデア4選

キッチンタイルの貼り方や配置によって、腰壁の印象は大きく変わります。
同じタイルでも、貼る高さや向き・色の組み合わせ次第で、空間を広く見せたり、スタイリッシュに仕上げたりすることができますよ。
ここでは腰壁をおしゃれに見せるキッチンタイルの貼り方や配置アイデアを4つ紹介します。
理想のLDKを思い浮かべながら、どのアイデアが自分の家に合いそうか考えてみてください。
アイデア①腰壁全面にタイルを貼って存在感を出す
腰壁全体にタイルを貼ると、キッチンがLDKの中でぐっと目を引くアクセントになります。

タイルは色や質感のバリエーションが豊富で、貼り方によって空間の印象を大きく変えられるのが魅力です。
たとえば、長方形や正方形といった一般的な形ではなく、六角形やランタン型など個性的な形のタイルを選べば、シンプルな空間にデザイン性をプラスできますね。

また、床や壁と同系色のタイルを使えば、腰壁が自然になじんで空間がより広く見えますよ。
アイデア②カウンター下だけに部分貼りしてアクセントにする
腰壁全体ではなく、カウンター下の一部にタイルを貼ると、主張しすぎず、ほどよい存在感でおしゃれさを演出できます。
熱い鍋やフライパンをそのまま置けるよう、天板部分だけにタイルを貼るのもよいでしょう。
天板部分にタイルを貼ると、見た目だけでなく実用性も高まり、毎日の料理時間が快適になりますよ。
部分貼りならタイルの使用量を抑えられるので、コストを節約しながらデザインを楽しめるのも嬉しいポイントです。
アイデア③小口処理で高級感をプラスする
腰壁の仕上がりをワンランクアップさせたいなら「小口処理」にひと工夫を加えるのがおすすめです。
小口(こぐち)とはタイルの側面部分のことですね。

表面と小口が同じ色のタイルもありますが、一般的には色が異なり、たとえば表面が緑でも小口は白といったケースが多いです。
そのまま腰壁に貼ると、角に白いラインが出てしまい、せっかくのタイルが安っぽく見えて美しくなりません。
小口をあらかじめ斜めにカットし、小口同士をくっつけた状態で角に設置すると、角がすっきりと仕上がり、全体に高級感のある仕上がりになりますよ。
アイデア④縦貼り・斜め貼りで動きを出す
同じ色や形のタイルでも、貼り方によって見え方が変わります。

たとえば、細長い長方形のタイルを縦貼りにすると、スタイリッシュなイメージになりますね。
横貼りにすると、空間に安定感が出て落ち着いた雰囲気になります。

さらに、ヘリンボーンと呼ばれる斜め貼りでは、V字型になるようにタイルを並べるので腰壁にリズムが生まれ、高級感が増します。
タイルの貼り方次第で腰壁の印象が変わるので、自分たちの理想の雰囲気に合わせて選びましょう。
キッチンタイル選びで後悔しないために知っておくべき注意点

ここまで、キッチンタイルの魅力をお伝えしてきましたが、キッチンの腰壁にタイルを選ぶ場合に、以下の注意点も存在します。
- 費用が高め
- 目地が汚れやすい
- タイルが割れるリスクがある
タイルは一枚ずつ貼って施工するため、他の素材に比べて費用が高くなりやすい傾向があります。
また、タイルの間にある目地は、タイル本体ほど汚れや水に強くないので、メンテナンスを怠るとカビが発生するケースもあります。
さらに耐久性に優れているタイルであっても、強い衝撃を受けると割れるリスクもゼロではありません。
タイル選びで後悔しないためには、汚れにくい目地を選んだり、人や椅子が当たりにくいレイアウトにするなどの工夫が必要です。
見た目も機能性も満足できるタイル貼りのキッチン腰壁を実現するために、素材の特徴をしっかりと理解して上手に取り入れましょう。
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まとめ
おしゃれなキッチンになるタイル貼りの腰壁の魅力と、おしゃれに見せるタイル選びのコツを解説しました。
最後にこの記事の大事な点をまとめます。
- タイル貼りのキッチン腰壁の魅力は「デザイン性の高さ」「使い勝手のよさ」「掃除しやすいメンテナンス性」
- キッチン腰壁のタイルを選ぶ際は、空間全体のコンセプトに合わせて、重たい印象を避けるのがコツ
- 腰壁全面にタイルを貼ると存在感が出て、一部に貼ると空間のアクセントになる
- 同じタイルでも小口処理や貼り方で印象が変わる/li>
- キッチンタイルは他の素材よりも単価が高めで、強い衝撃で割れるリスクがある点に注意が必要
おしゃれも機能性も妥協しない家づくりをするなら、キッチンの腰壁にはタイルがおすすめです。
タイルは昔からある素材ですが、最近は色や形のバリエーションが豊富で、モダンにもクラシカルにも、自分好みの雰囲気に仕上げられます。
ぜひお気に入りのタイルを選んで、キッチンの腰壁を印象的にし、LDKを自分らしい空間に仕上げてくださいね。







