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- 照明の色で部屋の居心地が変わるの?
- 電球色・昼白色・温白色ってどう違うの?
- 後悔しない照明の色選びのポイントを教えて!
「家づくりの参考に」と注文住宅の施工事例を見ていると、同じような間取りでも家によって印象が大きく異なることがありますよね。
せっかく間取りや内装にこだわったのに、なんだか部屋に違和感を覚え、落ち着かないと感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
空間に違和感を感じる原因は、実は照明の色が関係しています。
この記事では、照明の色の選び方や、混ぜるべきではない色の組み合わせついて詳しく解説します。
この記事を読むことで、間取りやインテリアの魅力を最大限に引き出す照明の色選びができるようになりますよ。
目次
照明の色が暮らしの質を左右する2つの理由
照明の色は、居住空間の雰囲気や居心地を大きく左右する重要な要素です。
選び方を間違えると、「落ち着かない」「作業がはかどらない」といったストレスを感じる原因につながってしまう可能性がありますよ。
そのため、照明器具のデザインや種類だけでなく、照明の色にもこだわることが大切です。
ここでは、照明の色が暮らしの質に影響する2つの理由を詳しく解説します。
部屋の印象を良くする照明器具の選び方をこちらの記事にまとめたので、参考にしてください。
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理由①光の色が空間の雰囲気を決めるから
照明の色は、暮らしの快適さや空間の雰囲気に大きな影響を与えます。
というのも、光の色によって「落ち着く」「活動的になる」など、人の感じ方が変わるからです。
たとえば、電球色のようなあたたかみのある光は、部屋をやわらかく包み込み、ほっと落ち着ける空間をつくってくれます。
明るい昼白色は清潔な印象で活動的な雰囲気、落ち着いた明るさの温白色には穏やかな印象があり、和やかな空間がつくれますね。
部屋ごとの目的や過ごし方に合った照明の色を選ぶことで、空間がより快適になり、日々の暮らしの満足度も高まります。
毎日過ごす場所だからこそ、照明の色選びは居心地のよさや心のゆとりにつながる大切なポイントになるのですよ。
理由②光の色がストレスや疲れの原因になるから
照明の色が生活スタイルや部屋の用途に合っていないと、知らず知らずのうちにストレスや疲れの原因になることがあります。
たとえば、明るい部屋にしようと昼白色を選んだものの、光が強すぎて落ち着かないと感じてしまうこともあるでしょう。
逆に、電球色のあたたかみが好きで選んだのに、作業時に手元が見えづらく「作業がはかどらない」と、困ってしまうケースもありますね。
このように照明の色がシーンに合っていないと、違和感や不快感につながってしまいます。
ゆっくり休みたいときは優しい光の色、細かい作業をする場所では明るい光の色、というように、目的に応じて最適な光の色を選ぶことが快適な暮らしには欠かせません。
照明の色「電球色・昼白色・温白色」の違いとは?
照明の色には大きく分けて「電球色・昼白色・温白色」の3種類があります。
それぞれ光の色味や与える印象が異なるため、部屋の用途や過ごし方に合わせて選ぶことが大切です。
以下に、3つの照明の色の特徴やおすすめの使用シーンをまとめました。
| 光の色 | 印象 | おすすめなシーン |
---|
電球色 | オレンジ色 | 落ち着いた雰囲気 | ・リビング/ダイニング/寝室/トイレ/廊下/浴室/和室など |
昼白色 | 青っぽい色 | 明るく活動的な雰囲気 | ・キッチン/勉強部屋/書斎/作業場所/身支度部屋など |
温白色 | 白っぽい色 | 穏やかで自然な雰囲気 | ・リビング/ダイニング/廊下/階段/クローゼット/洗面所など |
温かみのある電球色は、くつろげる空間をつくりたいときに最適です。
作業や集中したい場所には昼白色、落ち着いた明るさが欲しい場所には温白色を使うといいでしょう。
もし照明の色選びに迷ったら、まず今使っているリビングやほかの部屋の照明の色が何色かを確認してみてください。
自分が心地よいと感じる照明の色がどれなのかが見えてきますよ。
居心地のいい空間をつくるためには、光の色にも意識を向けることが大切です。
新築で後悔しない!照明の色選びのポイント3つ
新築住宅では、コンセントや照明・換気扇などの配線を決めるために電気図面を作成し、施主が内容を確認したうえで施工されます。
電気まわりは基本的に後から変更ができないので、照明の設置場所や数だけでなく、照明の色にも考慮しながら慎重に検討することが大切ですよ。
ここからは、新築住宅で後悔しないための照明の色選びのポイントを解説します。
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ポイント①昼白色(青色の光)と電球色(オレンジ色の光)を混ぜない
同じ空間に昼白色と電球色を混在させないことが、照明の色選びのポイントです。
なぜなら、寒色の昼白色と暖色の電球色では光の色味が異なるため、混ぜて使うと統一感のない気持ち悪い空間になるからです。
たとえば、リビングのダウンライトや間接照明を電球色にして、そこに昼白色のデスクランプを置くとしましょう。
空間全体は温かみのあるオレンジ色なのに、1カ所だけ青い光が浮いてしまい、視覚的に違和感が生まれてしまいます。
照明の色はちぐはぐにせずに、そろえた方が自然に居心地のいい空間がつくれますよ。
照明の色を選ぶときは、「ここは電球色にしよう」「この部屋は昼白色にしよう」と、空間ごとに「どの色味でまとめるか」を決めるようにしましょう。
ポイント②自然光が入る場所は「調色タイプ」の照明を選ぶ
自然光が入る部屋には、光の色味が調節できる「調色タイプ」の照明を選ぶのがおすすめです。
というのも、太陽の光の色は時間の経過とともに変化するので、照明を1つの色に決めてしまうと色が混ざる時間帯が出てくるからです。
太陽の光は、朝は青っぽい光・昼は白っぽい光・夕方はオレンジ色の光になります。
たとえば、ダイニングやキッチンを電球色にしていると、朝の時間帯に差し込む青っぽい自然光と、照明のオレンジ色の光が混ざってしまい違和感が出てきますよね。
かといって、青色の昼白色を選んでしまうと、夕方に入ってくるオレンジがかった西日と合わなくなってしまいます。
調色タイプの照明なら、シーンや時間帯に合わせて最適な光に切り替えられるので、1日を通して心地よい空間づくりができますよ。
調色機能がある照明は、色が固定された照明に比べると少しコストはかかりますが、ダイニングやキッチン・洗面台など自然光が入る場所に取り入れることで、光のちぐはぐ感を防ぐことができます。
自然光が入る場所には調色タイプの照明を取り入れることが、照明の色選びの大事なポイントです。
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ポイント③間取りに合わせて最適な照明の色を計画する
間取りと照明の色は密接に関係しているので、間取りに合わせて最適な照明計画を立てることが、照明の色選びのポイントです。
部屋の用途や広さ、窓の位置や自然光の入り方によって、快適に感じる照明の色は変わってきます。
たとえば、寝室は眠る前にくつろげることを意識したオレンジ色、クローゼットは服の色味を見るために自然な白い色合いの温白色の照明がおすすめですよ。
また、高齢になると「オレンジ色が見えずらい」「青い光は目が疲れる」といった変化もあるので、暮らす人の年齢や感覚にも配慮することが大切です。
間取りを踏まえた照明計画を行うことで、空間ごとに快適な明るさや過ごしやすい雰囲気を作ることができます。
こちらの記事では注文住宅の間取りのアイデアを紹介しているので、あわせてご覧ください。
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新築の家づくりでは、快適でおしゃれな空間を望む人が多いですよね。
照明の色も快適な空間づくりの大切な要素ですが、快適な空間づくりのためには間取りや照明器具のデザイン・配置・光の向きなどをトータルで考えることが重要です。
家全体を見渡し、光を適切な位置に配置することで、陰影や奥行きが生まれ、空間の広がりや居心地の良さが上がります。
「気に入って選んだペンライトがインテリアと合わなかった」「吹き抜けにシーリングライトをつけたら光がうまく届かなかった」といった失敗談を耳にすることもありますよね。
トータルバランスを考えず、その場の見た目や感覚で照明を決めてしまうと、センスのない空間や意味のない照明になることもあるので注意しましょう。
入居してから後悔しないように、新築の照明計画は工務店と相談しながら計画を立てるのがおすすめです。
間取りや生活スタイルに合わせた細やかな調整をしてくれる工務店を選ぶと、理想の住まいが叶えやすくなりますよ。
福山市で自分たちに合った工務店を選びたい方は、こちらの記事で信頼できる工務店の見分け方を紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
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まとめ
この記事では、新築注文住宅の照明の色選びについて紹介しました。
最後に簡単にまとめます。
- 照明の色は空間の雰囲気を決め、暮らしの快適さを左右する重要な要素
- 照明の色は電球色(オレンジ色)・昼白色(青色)・温白色(白色)の基本3種類
- 昼白色と電球色は色味が異なり統一感がなくなるので混ぜない方がいい
- 調色タイプの照明にしたり、間取りに合わせた照明にすることも色選びのポイント
部屋の印象は「どんな照明の色を選ぶか」で大きく変わるため、照明計画の段階からしっかりと考えることが大切です。
照明の色以外にも、照明器具のデザインや配置、間取りも含めてトータルで照明計画を立てると、居心地のいい空間が手に入りますよ。
ライフスタイルに合わせた細かい調整にも応じてくれる工務店を見つけて、理想の暮らしを実現させてください。