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【実例あり】玄関直結パントリーとは?コツや間取りのポイントを解説

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(※ブログ記事の内容を家づくりコンシェルジュが動画で分かりやすく解説しています。ぜひ、こちらの動画でご覧ください)

  • 玄関とパントリーやキッチンを直結するメリットはあるの?
  • 玄関直結パントリーの注意点が知りたい!
  • 玄関直結パントリーで押さえておくべきポイントは?

近年、人気を集めている間取りの「玄関直結パントリー」を、これから建てる我が家にも導入したい人は多いでしょう。

せっかく玄関直結パントリーの間取りにするなら、少しでも使い勝手がよいものにしたいですよね。

そこで今回は、間取りの実例を元に、玄関からキッチンやパントリーに直結する間取りのメリットや注意点を解説します。

家族構成や使用方法などにあわせて、家事動線の負担を減らした理想の間取りを手に入れましょう。

目次

【話題】家事が楽になる!玄関直結パントリーとは?

画像

パントリー(pantry)は、キッチンまたはキッチンに一部に設けられている収納スペースで、元々はホテルやレストランの配膳室を指す言葉になります。

リビングやダイニングと比べてそこまで日当たりが重視されないキッチンは、玄関から斜め奥の位置にするのがこれまでの住宅設計のセオリーでした。

しかし、それでは重たいものを運ぶのに廊下やリビングを通る必要があり、不便に感じる人も多くいました。

そこで人気になってきたのが、玄関直結パントリーです。

玄関直結パントリーとは、このように、玄関とキッチンの間にパントリーがある間取りのことを言います。

玄関直結パントリーは、玄関からキッチンやパントリーに荷物を運ぶ負担が減って家事が楽になりますよ。

【間取りあり】実例からわかる玄関直結パントリーのメリットとは?

家事の負担を減らせることが、玄関直結パントリーのメリットです。

ここでは、新築注文ブランドである弊社「418BASE」が実際に手がけた、玄関直結パントリーがあるお家の間取りから考えてみましょう。

このお家は、現在は祖父母、夫婦、子どもの3世帯の5人で住む家です。

今後家族が増えることを想定して、家事導線を短くできる玄関直結パントリーの間取りを採用しました。

このように玄関土間から土間収納、パントリーとキッチンまでが一直線につながっているので、食料品や日用品の運搬が楽になる家事動線となっています。

玄関直結パントリーなら、水やお米などの買い置きを玄関から直接、パントリーに運べるので家事負担が減らせます。

パントリーとキッチンは隣接している間取りが多いので、パントリーに運んだものを冷蔵庫や冷凍庫にすぐにしまえますよ。

さらに、キッチンからリビングなどを回遊して玄関までゴミを運ぶ必要がなく、最後にキッチンの生ごみを入れて、パントリーから直接玄関に運び出せるので便利です。

家族が増えると、買い物量や買い置きの量も多くなり、運ぶのも収納しておくのも大変ですよね。そんなお悩みを解決できるのが、玄関直結パントリーの魅力です。

暮らしやすくなる!玄関直結パントリーでこだわりたい3つのポイント

玄関とパントリーがつながっているだけでも、利便性が向上して家事が楽になりますが、せっかくならもう少し工夫をしてみましょう。

ここでは、先ほど紹介した弊社のお家にも実際取り入れている、こだわりポイントを3つ紹介します。

自分の暮らしや家族構成、間取りにもよるので、気になるポイントがあったら、住宅会社に相談して、自分なりの正解をみつけてみてくださいね。

こだわり①パントリーの寒い問題に対処できる「全館空調」

よく「パントリーは寒い」と言われますが、玄関直結だと、開閉のタイミングが多い扉の近くなのでより「寒さ」が気になるケースもあるでしょう。

そこで、こだわりたいのが、家の性能です。

家自体が高性能であれば、パントリーの開口部から冷気や暖気が逃げてしまい、パントリーが「暑い」「寒い」などのトラブルを回避しやすくなります。

たとえば、間取りで紹介した弊社のお家は全館空調を導入していますよ。

全館空調とは、玄関やトイレ、リビングなど、家のどこにいても一定の室温が保たれるシステムのことです。

全館空調の家は、玄関土間とパントリーの仕切りをロールスクリーンなどの布にしても、冷気や暖気が失われず快適に過ごせるので、玄関直結パントリーに向いています。

玄関直結パントリーを設置する際は、家の性能にもこだわるといいでしょう。

こだわり②開口の枠などの色は汚れが目立たないものを選ぶ

パントリーに設置する開口部の枠部分や、ロールスクリーンやカーテンは、本来は壁の色に合わせたほうが統一感が出ておしゃれになります。

しかし、つながっているのが玄関や土間収納であることを考えると、床の色に合わせたほうが土などの汚れが目立たなくなります。

床は木目調が多いので、白い床に比べて汚れなどが目立ちにくいですよね。

できるだけメンテナンスは楽に行いたいという場合は、統一感よりも掃除のしやすさを選んだほうがいいでしょう。

こだわり③パントリーの開口部を低くする

玄関直結パントリーには、パントリーの開口部を高く設け、人が通れる間取りもありますよね。

自分もパントリーへ通り抜けできれば、玄関から直接、物を運び入れ、靴を脱いで、ぱぱっとすぐに収納できる便利さがあるでしょう。

しかし今回紹介している間取りでは、ご家族の意見ともすり合わせて、あえてパントリーの開口部は低く設置しています。

玄関直結パントリーの開口部を低くしたことで、得するポイントを詳しくみていきましょう。

得ポイント①壁の活用方法の幅が広がる

パントリーの開口部を低くすると、下記の画像ように壁ができます。

この壁をあらかじめマグネットが付くように加工しておけば、子どもの学校のプリント類やゴミの分別表などを、壁を傷つけることなく貼ることができます。

リビングからは見えない空間なので、「プリントを貼ることによって生活感がでるのは嫌だけど、目につくとこに貼っておきたい」といったジレンマが解消できるでしょう。

ちょっとしたことですが、開口部に壁があると、空間を無駄にしない使い方ができるのでおすすめです。

得ポイント②プライバシーの確保がしやすい

人が通れるほどの高さにすると、玄関からキッチンまで見えてしまう可能性が高いので、扉やロールカーテンは必ず閉めておく必要がでてきますね。

パントリーの開口部が低くなると、玄関側からパントリー内やキッチンが見える範囲も狭くなるので、プライベートの確保にも役立ちます。

たとえば、紹介したお家の開口部は床から1mほどです。

下記のようにロールカーテンが開いていても、玄関に立っている人(カメラマン)からは、パントリーの中身やキッチンをしっかりと見ることはできません。

土間のほうから覗き込むように見れば、下記の画像のように奥まで見えますが、家に来た宅配業者や友人がそのような行動をするのは稀なので、そこまで心配はいらないでしょう。

パントリーの開口部が低ければ、仮に開けっ放しだとしても、見える範囲が狭いので、プライバシーの確保ができます。

玄関直結パントリーで後悔しないための3つのコツ

玄関直結パントリーは家事動線が楽になるおすすめの間取りです。

しかし、設置にあたって注意すべき点もあり、事前に把握・理解しておくことが大事ですよ。

ここでは、玄関直結パントリーを設置して失敗しないために押さえておくべき3つのコツを紹介します。

コツ①開口部の仕切りは使い勝手で選ぶ

シューズクロークや土間収納からパントリーをつなぐ開口部は、建具で仕切るパターンとロールスクリーンやカーテンで仕切るパターンがあります。

家の性能の高さが必要で、好みにもよりますが、後悔ポイントを減らすなら、ロールスクリーンやロールカーテンのほうがおすすめです。

建具で仕切ると、荷物を出し入れするときにいちいち扉を開ける必要があるので、使い勝手が悪くなってしまいます。

ロールスクリーンやカーテンであれば、普段は開けっ放しにして、来客時などに仕切りで奥が見えないようにすることが容易にできますよね。

また、扉よりもロールスクリーンのほうが、圧迫感を押さえながら柔らかい空間を演出できます。

玄関直結パントリーを設置する際は、開口部の開け閉めができるだけラクなものにして、暮らしのプチストレスを減らしましょう。

コツ②暮らしに合うパントリーの広さを考える

パントリーは、広ければ広いほどいいわけではありません。

パントリーが広すぎると、パントリー内を移動する動線が面倒になったり、他の居室の面積の妨げになるからです。

家族の人数やパントリーに置きたいものなどによって変わりますが、一般的には奥行きは30~45cm程度が望ましいとされていますよ。

30cmの奥行というと、ワインボトルや2Lペットボトルなどを横に倒して収納できるサイズ感です。

たくさん置けるからと奥行きがありすぎても、結局は奥のものが取り出しにくくなって使い勝手が悪くなってしまうので、便利な広さで作りましょう。

コツ③パントリーに収納する予定のものを決めておく

パントリーがあると、お皿や調理器具もすべて収納して、キッチンをすっきり見せたいと思いますよね。

冷蔵・冷凍の食品もストックしておきたいと考える人もいるでしょう。

ですが実際に使い始めてみると、食器や調理道具はカップボードや棚にしまう、冷凍や冷蔵ものはキッチンの冷蔵庫で対応する人がほとんどです。

パントリーにサブの冷蔵庫や冷凍庫を置かない限り、パントリー自体に冷蔵冷凍機能はつきませんし、調理の際にさっと取り出せる棚に食器や器具はあったほうが便利ですよね。

なので家づくりの際は、「パントリーあれもこれも収納できていいな」ではなくて、パントリーに何を置きたいのかを事前に考えておくことが大切です。

たとえば、実例では、パントリーに小型の冷蔵庫が収納できる場所が確保されています。

パントリーを設置する前に、何を収納するかまでしっかりと考えておくと後悔や失敗のリスクを下げられるでしょう。

新築注文ブランド「418BASE」のキッチンスペシャリストにぜひご相談ください!

418BASEは広島県福山市・府中市・三原市・世羅町を中心に、備後地方の家づくりをサポートする会社です。

これまで地域の方々からたくさんのご支持をいただき、創業から50年以上を迎えることができました。

418BASEでは、高気密・高断熱の注文住宅の設計・施工を行っており、最新設備を取り揃えたモデルハウスも公開しています。

備後地方で家づくりを検討されている方は、ぜひ418BASEへご気軽にご相談ください。

まとめ

この記事では、弊社の実例を元に、玄関直結パントリーのメリットや設置のコツを紹介しました。

最後に、この記事をまとめます。

  • 玄関直結パントリーは、パントリーと玄関がつながっているため、直接荷物やゴミを運べて家事が楽になる間取り
  • パントリーに設置する開口部の仕切りはロールスクリーンやカーテンがおすすめ
  • パントリーの広さや奥行きは、他の居室との兼ね合いや使い勝手に合わせて最適を選ぶ
  • 開口部の枠や仕切りの色、上部の活用、高さを踏まえて設計するとメンテナンス性や使い勝手が向上する
  • 玄関直結パントリーは全館空調の家に導入するのがよい

玄関直結パントリーは、単純に玄関とパントリーがつながっていればよい、というものではありません。

設置後の使いやすさや光熱費を踏まえた設計を行わないと、あっても後悔してしまいます。

家族構成や利用目的に合わせた最適なプランを、住宅会社に相談してみましょう。

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