福山市で長期優良住宅を建てるときに注意すべき3つのポイント

  • なぜ長期優良住宅がおすすめなの?
  • 福山市で長期優良住宅って役立つの?
  • 長期優良住宅で受けられる減税を知りたい!

「性能のいい家を建てたい!」と考えたときに、気になるのが長期優良住宅ですよね。

補助金や税の優遇から、長期優良住宅が気になっている方もいるでしょう。

ですが、補助金や税の優遇だけを目当てに長期優良住宅を選んでしまうと、後悔してしまう可能性が高くなります。

さらにいうと、性能のいい家づくりと補助金制度が活用できる家づくりを叶えてくれるのは、長期優良住宅だけではありません。

今回は福山市で長期優良住宅を建てるときに注意すべきポイントを紹介します。

ぜひ最後までお読みいただき、福山市で賢い家づくりをするためのヒントをゲットしましょう。

目次

福山市で新築を建てるなら長期優良住宅をおすすめする理由

国土交通省の定めるところによると、長期優良住宅とは『長期にわたり良好な状態で使用するための措置講じられた優良な住宅』とあります。(※1)

簡単に説明するなら、長期優良住宅とはメンテナンスをしながら、長く住み続けられる家のことです。

最近では補助金制度が充実してきていることや環境配慮の観点から、長期優良住宅を選ぶ方も多くなっています。

ですが、「福山市は気候もおだやかだし、長期優良住宅まで必要かな?」と疑問を持つ方もいますよね。

そこで、ここでは福山市で新築を建てるなら長期優良住宅をおすすめする理由を詳しく解説します。

理由①長く暮らし続けられる「安全性」がある

福山市の新築で長期優良住宅をおすすめする1つめの理由として、安全性が高いことがあげられます。

どんなに素敵な家を建てたとしても、光熱費がかかりすぎたり、地震のたびに不安になるようでは理想とはいえないですよね。

そもそも、長期優良住宅は「災害に強く、安全で快適な暮らしを続けられる家」として認定された住宅のことです。

耐震性や劣化対策、省エネルギー性など、長期優良住宅と認められるには国が定めた基準を満たす必要があります。

さらに長期優良住宅は、建築前の申請や建築後の定期点検により、安全性や快適性が維持される仕組みも整っていますよ。

家族が安心して長く住める家を考えているなら、長期優良住宅をぜひ検討してみてくださいね。

理由②一般住宅よりも税制優遇される

福山市の新築で長期優良住宅をおすすめする2つめの理由が、税制優遇されるからです。

長期優良住宅でよく注目されるのが、住宅ローン減税ですね。

簡単に説明すると、住宅ローン減税とは毎年の住宅ローンの残高0.7%が、最大13年間、所得税から控除される仕組みのことです。

住宅ローン減税には借入限度額が決まっており、限度額が最も高いのが、長期優良住宅・低炭素住宅です。

長期優良住宅・低炭素住宅5,000万円
ZEH水準省エネ住宅4,500万円
省エネ基準適合住宅4,000万円
その他の住宅0円

※令和6・7年度入居/新築・買取再販/子育て世帯・若者夫婦世帯の場合

借入限度額を超えた分は控除対象外なので、住宅ローン減税をしっかり受けたいと考えているなら、限度額が最も多い長期優良住宅はメリットになるでしょう。

記事後半でも別の税優遇について紹介しますので、ぜひこのまま読み進めていってください。

理由③住宅ローンの金利が優遇される

福山市の新築で長期優良住宅をおすすめする3つめの理由が、金利の優遇が期待できるからです。

たとえば、フラット35には維持保全型という商品があり、長期優良住宅であることが金利を下げる条件のひとつになっていますよ。

その他の銀行でも、長期優良住宅も対象となることの多い環境配慮型住宅向けの住宅ローンでは、金利が優遇されるケースが多くあります

家を建てた後の暮らしや返済をしっかりと考えるなら、できるだけ良い金利で無理なく借り入れしたいですよね。

金利で悩んでいるなら、長期優良住宅を選んで金利を下げることもひとつの方法です。

金利についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もチェックしてください。

理由④資産性が向上する

福山市の新築で長期優良住宅をおすすめする4つめの理由が、資産としての価値が高いことです。

極端な言い方ですが、ただ住めるだけの家では資産にはなりません。

なぜなら国の方針として、環境に配慮した家や、メンテナンスしながら長く住み続けられる家を建てることを推奨しているからです。

「価格を抑えられるから」と考えて現在の最低水準で家を建ててしまうと、売却するときに値が付かない、改修工事が必要でかなりコストがかかるなどのリスクが考えられます。

国の方針や時代によって、家づくりの基準などは変化するため、少し先を見据えた家づくりをすることで家を資産として持ち続けられるでしょう。

福山市で長期優良住宅を建てる際に注意すべきポイント

長期優良住宅を建てる際は、実績のある住宅会社を選んでおくといいでしょう。

長期優良住宅に認定されるにはさまざま基準があるため、対応や申請のスムーズさを考えると経験値があるほうが安心です。

ここでは、福山市で長期優良住宅を建てる際に注意すべきポイントを詳しく解説していきます。

福山市の工務店選びのポイントをこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

注意点①福山市でも認定されないエリアがある

土地によっては、長期優良住宅と認められないケースがあるので注意しましょう。

たとえば福山市では、公園や病院、ごみ焼却場などの公共施設にあたるエリアに建てる場合、基本的には認定をしていません。

また、一見すると問題なさそうに見える土地でも、認定されないケースがあります。

さらに詳しく、福山市で長期優良住宅が認定されないケースをみていきましょう。

情報は変わるので、福山市のホームページを確認したり、問い合わせをしたりして、必ず最新の情報を得てください

市街地開発事業に当てはまるエリア

福山市では、以下のエリアでは長期優良住宅を原則認定しないとしています。

  • 都市計画法第4条第4項に規定する促進区域
  • 都市計画法第4条第6項に規定する都市計画施設の区域
  • 都市計画法第4条第7項に規定する市街地開発事業の施行区域
  • 都市計画法第4条第8項に規定する市街地開発事業等予定区域

特に注意したいのが、市街地開発事業にあたるエリアです。

市街地開発のエリアとは、より住みよい環境のために整備しているエリアのことで、福山市では下記などのエリアが該当します。

  • 水呑三新田地区
  • 川南地区
  • 春日東地区

町を歩いているだけでは、市街地開発エリアだとは気づきにくいので、土地探しの段階から情報を集めることが大切です。

ふくやまっぷや福山市の公式ホームページを活用したり、問い合わせをして、最新の情報を把握しておきましょう。

ふくやまっぷはこちらから

災害のリスクが高いとされているエリア

福山市では災害リスクを考え、下記のエリアでも、長期優良住宅を認定していません。

  • 地すべり防止区域
  • 急傾斜地崩壊危険区域
  • 土砂災害特別警戒区域

福山市は山に囲まれており、山際の土地を検討している方もいますよね。

山際を中心に、広範囲に土砂災害警戒区域・特別警戒区域があるので注意が必要です。

ポータルひろしまを活用したり、問い合わせをして、他の情報と同じように最新情報を集めることが大切です。

土砂災害ポータルひろしまはこちらから

注意点②長期的なメンテナンス費用がかかる

メンテナンス費用がかかることも、福山市で長期優良住宅を建てる際に注意すべきポイントです。

長期優良住宅はメンテナンスして家の性能を維持していくことが前提なので、一般的な住宅よりもメンテナンス費用がかかります。

長期優良住宅の維持保全の期間は30年以上、点検は10年以内ごととされていますよ。

家を建ててから10年以内の点検が必要で、そこからまた10年以内の点検を繰り返し、点検の結果に応じて調査や修繕などの対応をします。

自分で点検することもできますが、住宅会社や業者などに依頼するのが一般的で、点検するにもコストがかかりますね。

長期優良住宅を建てる際は点検や修繕など、性能を維持するためのコストも家づくりの予算として考えておきましょう。

注意点③福山市で賢い家づくり=長期優良住宅だけじゃない

福山市で長期優良住宅を建てる際は、長期優良住宅以外の選択肢も検討することが大切ですよ。

長期優良住宅だけが補助金や税、金利の優遇の対象ではないからです。

たとえば、エネルギーをつくる家であるGX志向ZEH住宅なども、補助金や金利の優遇の対象となりますよ。

GX志向やZEH住宅などは昨今、国が推奨している省エネ性能の高い家づくりとしても注目されています。

ただし長期優良住宅にしても、ZEH住宅にしても、優遇や補助金はありますが、一般的な性能の家と比べると建築費用やメンテナンスコストがかかります。

そこで大事になってくるのが、トータルコストで考えることです。

金利や補助金を狙って無理をしてまで長期優良住宅を建てると、後悔の原因となってしまいますよ。

住宅ローンの組み方や家を建ててからの暮らし、新築時の諸経費など、トータルでコストを考えてくれる住宅会社と家づくりをすることをおすすめします。

家づくりの予算で悩んでいる方は、ぜひこちらの記事も参考にしてくださいね。

住宅ローン減税以外にも注目!長期優良住宅で受けられる3つの減税を解説

記事の前半では、長期優良住宅で受けられる住宅ローン減税について紹介しましたが、他にも受けられる減税があります。

新築で長期優良住宅を建てた際に受けられる減税は、おもに以下の3つです。

詳しくみていきましょう。

最新の情報は必ず国土交通省や福山市のホームページでご確認ください。

長期優良住宅で受けられる固定資産税の減税とは?

固定資産税とは、家や土地などに対して課される税金のことです。

新築の場合、適用される条件がありますが、税額の1/2が減税される減税措置期間があります。

一般的な住宅は新築後3年度分ですが、長期優良住宅は新築後5年度分となり、減税措置期間が長くなりますよ。

福山市の固定資産税については、こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてください。

長期優良住宅で受けられる登録免許税の引き下げとは?

新築を購入すると、「私が所有者ですよ」ということを明記する、登記が必要になります。

この登記の際におさめる税が、登録免許税です。

登録免許税率の基本が保存で0.4%、移転で2.0%となりますが、下記のように税率が下がります。

長期優良住宅一般住宅
保存登記0.1%0.15%
移転登記0.2%(戸建)0.3%

長期優良住宅で受けられる不動産取得税の減税とは?

不動産取得税とは土地や家の取得をした際に、購入した人に課される税です。

取得の際にだけかかるので、毎年払うものではありませんが、新築の家だけなら下記の計算式で目安を求められます。

不動産の価格(※) × 3%

この「不動産の価格」が一般住宅の場合は1,200万円控除されますが、長期優良住宅の場合、1,300万円控除されます。

(※)市町の固定資産課税台帳に登録されている価格

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418BASEは広島県福山市・府中市・三原市・世羅町を中心に、備後地方の家づくりをサポートする会社です。

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まとめ

今回は、福山市で長期優良住宅を建てる際の注意点などを解説しました。

最後に紹介したことを、簡単にまとめます。

  • 長期優良住宅は安全で快適に暮らし続けられる家のこと
  • 長期優良住宅を建てると、金利や税の優遇などが受けられる
  • 長期優良住宅はメンテナンスが必須なので、ランニングコストに注意が必要
  • 福山市で賢い家づくりをするなら、長期優良住宅以外の選択肢も持つといい

福山市で長期優良住宅を建てようと考えているなら、まずは住宅会社選びが大切です。

トータルコストで考え、自分や予算にあった後悔のない家づくりをぜひ実現してくださいね。

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