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(※ブログ記事の内容を家づくりコンシェルジュが動画で分かりやすく解説しています。ぜひ、こちらの動画でご覧ください)
カーテンの選び方によって、部屋の雰囲気はガラッと変わります。
特にLDKは、窓が占める面積の割合が高くなるので、失敗したくない人は多いですよね。
窓の目隠しとしてドレープカーテンを選ぶ人もいますが、厚手生地なので部屋を狭く雰囲気を重く感じさせてしまい、悩みの種になるケースもあるでしょう。
そこで、おすすめしたいのがレースカーテンです。
本記事では、家づくりのプロがレースカーテン2枚重ねについて解説します。
LDKの窓を広くおしゃれに見せたい人や部屋に海外っぽい雰囲気を出したい人は、ぜひ参考にしてください。
部屋のインテリアに合わせてもっと軽やかに、ほどよい存在感のカーテンを取り入れたいと考えている人は多いですよね。
そのような人におすすめなのが、レースカーテン2枚重ねです。
聞き慣れない組み合わせに感じる人が多いですが、おすすめする理由には次の3つがあります。
それぞれを詳しくみていきましょう。
おすすめする理由のひとつめが、バーチカルブラインドや横型ブラインドなどの素材と比べて、レースカーテンの耐久性が高いことです。
レースカーテンは素材がやわらかいので、小さなお子さんが引っ張ったり巻き付いても、形が崩れる心配はありません。
また、レースカーテンはドレープカーテン(※)と比べて生地が薄いので、モップなどでサッと埃が払え、洗濯機での洗濯もしやすくなっていますよ。
汚れが付着したままだとカビなどの原因になるので、お手入れしやすい点も耐久性の向上につながります。
(※)透け感の抑えられた厚手の一般的なカーテン
おすすめする理由2つめは、レースカーテンはドレープカーテンに比べて軽やかであり、色や柄の主張が弱いので、部屋の雰囲気を損ねないからです。
また海外ではレースが2枚重ねの部屋も多く、ヨーロッパの雰囲気や他の日本のリビングとは一味違う雰囲気を演出できます。
レースカーテン2枚重ねにすると、白色にベージュやライトグレー、パープルといったカラーレースカーテンを組み合わせることも可能です。
実際にこちらのお家では、外側は白色のレースカーテン、室内側は紫がかったグレーのレースカーテンを使用していますよ。
好きな色を使えたり、透け感でおしゃれを演出できたりと、簡単にオリジナルの空間作りができる点もレースカーテン2枚重ねのメリットでしょう。
レースカーテン2枚重ねなら1枚だけ、2枚重ね、全部開けると3段階で調整が可能であることもおすすめする理由です。
レースカーテンとドレープカーテンの組み合わせの場合、レースカーテンだけだと光が入りすぎる、ドレープカーテンを閉めると暗すぎるといった具合に、室内の明るさを細かく調整できません。
レースカーテン2枚重ねなら、朝の人目が気にならない時間帯はレースカーテンを2枚とも開け、人通りが増えてきたら室内側を閉めるといった臨機応変な使い方ができます。
レースカーテン2枚重ねは部屋をおしゃれに、広く見せてくれる効果がありますが、その薄さゆえに透けないのか不安になりますよね。
そこで、昼と夜それぞれ、レースカーテン1枚のときと2枚重ねたときの透け感を検証してみました。
結果を詳しくみていきましょう。
下記のようにレースカーテン1枚だと、窓付近に人が立った状態では人がいることが外からわかります。
ところが、レースカーテン2枚重ねにすると、窓付近に人が立っても外からはわかりません。
薄いレースカーテン2枚重ねでは、外からの視線は気にしなくてよいことがわかりますね。
このようにレースカーテン2枚重ねの室内は、部屋全体にほどよく光が差し込む状態になります。
レースカーテンとドレープカーテンの場合、紫外線量が多いお昼の前後は、レースカーテン1枚では日光を遮ることができず、ドレープカーテンを閉めざるを得ないことがありますよね。
レースカーテンを2枚重ねると、紫外線を適度にカットしながら、眩しくない明るさで快適に過ごせます。
夜の場合も同じように、レースカーテン2枚重ねで窓を見ても、室内側からは窓の向こうが透けて見えません。
昼間の場合で検証したお家とは異なりますが、下記のお家もレースカーテン2枚重ねを採用しています。(外側は白色、室内側はベージュ)
夜も外の様子を気にすることなく、室内で過ごせますね。
下記はまた違う物件となりますが、正面がレースカーテン1枚、右がレースカーテン2枚重ねの、室内の様子です。
レースカーテン1枚だと窓が透けて見えますが、レースカーテン2枚重ねにすると透けていないのがわかりますね。
より外から室内や室内から外を見えにくくしたいなら、2枚のうちのどちらかをミラーレースカーテンにするのもおすすめです。
白色+ベージュのレースカーテン2枚重ねのお家で、夜に外から室内を見たらどうなるのでしょうか。
このようにレースカーテン1枚のみ閉めた状態では、窓際に設置されたソファーのへりの横部分と、ソファー付近を歩く人の足元がやや見えます。
少し透けて見えていますが、人がいることはわかるものの、人物の特定ができるような鮮明さはありません。
レースカーテン2枚重ねになると、1枚のときは見えていた足元もほぼわからなくなりました。
じっと目を凝らすとなんとなく人が動いているのがわかるくらいなので、近くを人や車が通っても室内にいる人を確認することはほぼできません。
やわらかい質感や適度な透け具合が、絶妙な抜け感になるレースカーテンですが、実はただ設置するだけではレースカーテンの良さを十分に生かしきれていません。
新居にレースカーテンを設置するときは、以下の4つの点に注意しましょう。
それぞれを詳しく解説します。
レースカーテン2枚重ねで設置する場合には、UA値を確認して高気密高断熱の家であることが前提になります。
レースカーテンには高い断熱性能を持つ商品もありますが、強い日差しが室内に入り込む夏場は、レースカーテンだけでは暑さを抑えられないからです。
太陽は東から昇り、南の空を通って西に沈むので、LDKの窓は東側または南側に大きい窓を付けるのが一般的です。
断熱性の低い住宅でレースカーテンを選んでしまうと、強い日差しを防げず、室温が上がりやすいのでエアコンが効きにくくなったり、エアコンの設定温度を下げて常時つけっぱなしにしていると光熱費がかさんだりします。
これでは、いくらレースカーテンでおしゃれな部屋づくりをしても、暮らしやすい家とはいえませんよね。
レースカーテン2枚重ねを検討する際は、建てる家の断熱性能をチェックすることが大切です。
ワンランク上の空間を演出するには、窓よりも高い位置に吊元を隠した状態で、カーテンをかけるのが大事です。
ドレープカーテンが重く、野暮ったく見えてしまうのは、生地の厚み以外に吊元が見えることにも原因があります。
これはレースカーテンでも同じで、吊元が見えたり吊元が低い位置にあると、垢抜けない印象になってしまうので注意しましょう。
下記のように天井にカーテンボックスがあると、高い天井からカーテンが落ちてきている雰囲気になり、海外のホテルライクな部屋作りができます。
窓より高い位置からカーテンを落とす、カーテンボックスを天井に設置するなど、少しの工夫でおしゃれな空間を演出しましょう。
日本のカーテンの裾は、幅広に二重に折って重りにするのが一般的です。
しかし、それではボテッとしているように見え、洗練された空間作りからは遠くなってしまいます。
レースカーテンを選ぶときは、裾が細く仕上げてあるものがよいでしょう。
カーテンの裾の仕上げ方ひとつで、部屋のやぼったさを減らせますよ。
吹き抜け部分に窓があり、2階から1階まで1枚のレースカーテンにしたい場合は、住宅会社とカーテン屋の協力が必要です。
高い位置に吊元を設置するため、脚立では届かなかったり、カーテンが重く持ち上げられないからです。
薄いレースカーテンでも、自分の背丈よりちょっと高い吊元に取り付けるだけで、腕が疲れて一苦労した経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
天井からレースカーテンを吊るす場合は、高い場所での作業が安定して行える足場があるうちに、住宅会社に相談してカーテンの設置をお願いするようにしましょう。
窓の目隠しには、レースカーテン2枚重ね以外にどのような種類があるのでしょうか。
ここでは、以下の4つの種類を紹介します。
カーテンには、建物のある場所や家族構成などによって向き不向きがあるので、それぞれの特徴を詳しく見てみましょう。
窓にカーテンを取り付ける場合、組み合わせとしてもっとも多いのが、レースカーテンにドレープカーテンの2枚重ねです。
レースカーテンやドレープカーテンは生地の素材や色、柄がとても豊富なので、インテリアや部屋のイメージに合わせやすいのが特徴ですね。
また、窓に近い位置にカーテンレールやボックスが付いていると、取り外しが容易で、こまめに洗濯やクリーニングが行えて清潔に保てます。
色や柄に飽きたら変えやすいのも、カーテンが窓の目隠しとして大多数の人に支持されている理由でしょう。
縦長のルーバー(羽板)が並んだブラインドのことで、床や天井に対して垂直(Vertucal:バーチカル)に設置するため、このように呼ばれています。
シャープで開放的な雰囲気があり、大きな窓に取り付けても圧迫感がありません。
しかし、小さなお子さんやペットがいる家庭では、ゆらゆらと揺れる様子やルーバーがぶつかる音に興味を持って、遊んでしまうことがあるでしょう。
カーテンに比べて生地が硬いので、強く握ったり引っ張ってしまうとしわやヨレなど、形が崩れる原因になります。
また、ルーバー同士に隙間があるので、外から見えやすいといったデメリットもあります。
バーチカルブラインドを検討する際は、家族の様子や設置場所などを考えることが大切です。
ルーバーが横に並んでいるタイプで、木製またはアルミ製が主流です。
一般的な横型ブラインドはポールやチェーンを引っ張るだけで、簡単に開け閉めや調光ができます。
ですが、強く引っ張りすぎるとルーバーが変形してしまうので、小さなお子さんやペットがいる家庭では注意してください。
また、ルーバーには昇降のためのコードを通す穴が空いており、この穴からの光漏れが起こりやすくなります。
バーチカルブラインドと同様にルーバー同士の隙間もあるので、その点も注意が必要です。
スクリーンを上下に昇降させて使うタイプで、ブラインドと比べて素材や色、柄の種類が多く、フラットな見た目のため部屋をシンプルに見せられます。
窓だけではなく、部屋の間仕切りなどにも利用ができます。
ただし窓に使う場合は、上げている部分は外から見えてしまうので、設置場所に注意が必要ですよ。
室内が丸見えになって困る場所への設置はレースカーテンを併用したり、目隠し用のフェンスも検討するといいでしょう。
また、風に煽られると窓に当たって大きな音がしたり、破損の原因にもなります。
ロールスクリーンを選ぶ際は、メリットとデメリットをしっかり把握して、設置場所を考えましょう。
418BASEは広島県福山市・府中市・三原市・世羅町を中心に、備後地方の家づくりをサポートする会社です。
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LDKの窓にレースカーテン2枚重ねをおすすめする理由と、おしゃれに魅せるポイントを解説しました。
最後にこの記事をまとめます。
ナチュラル、モダン、シンプル、どのテイストのインテリアにも合わせやすいのもレースカーテン2枚重ねの特徴です。
これまで一般的だったレースカーテンとドレープカーテンの組み合わせから、レースカーテン2枚重ねという選択肢を増やして、理想の部屋作りを始めてみましょう。
418BASE/昇高建設株式会社 〒726-0023 広島県府中市栗柄町418
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