個人の土地購入は何から始める?住宅会社へ依頼するメリット・デメリット(広島県福山市版)
ブログ記事が動画になりました!
(※ブログ記事の内容を家づくりコンシェルジュが動画で分かりやすく解説しています。ぜひ、こちらの動画でご覧ください)
- 家を建てるために土地を購入したい!何から始める?
- 注文住宅で土地購入もする場合は誰に相談すればいい?
- 正しい土地購入の流れとは?
マイホームを建てようと思うと、不動産屋で土地を探そうと考える人は多いですよね。
家づくりは何度も経験するものでは無いので、土地を購入するにも誰に相談すればよいか、悩んでしまいます。
では、個人の土地購入は何から始めればよいのでしょうか。
この記事では、個人の土地購入の始め方や、正しい土地購入の流れを紹介します。
土地購入前に知っておくと役立つ情報もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
最後まで読んで、後悔しない土地購入と家づくりのポイントを押さえましょう。
不動産会社には頼らない!個人の土地購入は住宅会社探しから
一般的に土地探しといえば、不動産会社をイメージしますよね。
実は、個人の土地購入は住宅会社に相談する方が家づくりはうまくいきます。
なぜなら、家を建てるための土地購入は家づくりの一環であり、住宅会社は家づくりのプロだからです。
土地を売ることが目的の不動産会社では、利便性や治安の良さなど立地条件を重視し、お客さまがどんな家に住みたいかはあまり関係がありません。
住宅会社は満足いく家づくりを一貫してサポートすることで、知り合いの紹介や口コミ、さらには次の契約への期待もしています。
住む人のことを考えず「家が売れたら終わり」という業者でない限り、住宅会社はお客さまが住みたい家を建てることを目的に、土地探しに協力してくれますよ。
理想の家づくりを成功させるためには、土地探しを始める前に手厚いサポートがあり安心して任せられる住宅会社を選ぶことが重要です。
後悔しない!個人の土地購入の流れとは?
- 信頼できる住宅会社を選ぶ
- 資金計画を立てる
- 住宅会社に土地購入の相談をする
- 自分の要望に合う土地や建物の検討をする
- 土地購入の契約をする
先ほどもお伝えしたように、個人の土地購入では住宅会社の良し悪しを見極め、信頼できる住宅会社に相談することが第一歩です。
「どれだけの資金が必要か」「ローンを組む場合の返済計画をどうするのか」など、資金面を含むすべてを相談できる住宅会社に最初に行くことで、失敗の可能性が低くなります。
もちろん自分が住みたいエリアや、建てたい家を事前に考えておくことも大切ですよ。
詳しく土地探しから始める家づくりの流れを知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
個人の土地購入を住宅会社に相談する3つのメリット
家を建てようとする人と住宅会社では、家づくりの目的が同じです。
自分の理想の家が実際に建てられる土地を探してもらえ、資金面の悩みも聞いてもらえますよ。
ここでは、個人の土地購入を住宅会社に相談する3つのメリットを詳しく紹介します。
メリット①家づくりのゴールが同じ
家を建てる前の土地購入の段階から、同じゴールが見えていることが、最初に住宅会社へ相談するメリットです。
建てたい理由はそれぞれ違うとしても、家を建てたい人の家づくりのゴールは、「快適な暮らしができる」ことですね。
ほとんどの人が35~40年という長い住宅ローンを払う分、この先何十年も快適に過ごせることが大事と考えているでしょう。
住宅会社の家づくりのゴールも、「お客さまの快適な暮らしの実現」です。
住宅会社は完成した家でお客さまが安心して、豊かに暮らし続けられるように、家づくりに取り組んでくれます。
ゴールが同じであれば、失敗の可能性が低くなり、満足のいく家づくりが期待できます。
メリット②要望に合う土地が選べる
住宅会社に土地探しを相談すれば、建てたい家に合わせた土地を提案してもらえるメリットがあります。
家づくりがよく分からずに土地を探しても、どの土地を選べばよいのか迷ってしまいますよね。
たとえば屋根の形ひとつをとっても、土地によっては好きな形が叶わないケースがあるので注意しましょう。
どこにも相談せずにあてもなく探しても、時間だけが過ぎてしまいうまくいきません。
住宅会社の家づくりのプロといった強みを活かして、建物も考えた土地の提案をしてもらえることは、最初に住宅会社へ相談へ行くメリットです。
屋根の形と土地選びの関係が気になった人は、ぜひこちらの記事もチェックしてください。
メリット③土地と建物のバランスがとれた資金計画ができる
家づくりにかかる費用をトータルで考え、バランスの取れた資金計画ができることも、土地購入を住宅会社に相談するメリットです。
土地を買って家を建てるとなると、土地と建物をあわせた、バランスの良い資金計画が必要ですよね。
ですが土地探しを不動産会社に依頼すると、不動産会社は土地を購入してもらうことを優先します。
良い土地をすすめてくれたとしても、建物の予算までは考えてくれません。
住宅会社に土地購入も相談すれば、土地と建物の両方の予算を考えた土地探しをしてくれます。
「立地条件が良いので無理して買ったら、建物にかける費用が足りなくなった」という失敗を防げますよ。
ただ勘違いしてはいけないのが、「建物のことも考えて資金計画をしてくれない不動産会社が悪い」と考えることです。
そもそも不動産会社は土地売買や管理が仕事であり、注文住宅などの家づくりのサポートは不動産会社の仕事ではありません。
「土地と建物をトータルで考え、資金計画してほしい」と考えているなら、先に住宅会社に相談するのがおすすめです。
個人の土地購入を住宅会社に相談するデメリット
住宅会社は土地探しについては本業ではありませんが、お客様の理想の家づくりの実現のため、細やかに相談にのってくれます。
ですがその分、要望に沿えるかを検証するため、土地の提案に時間がかかることもありますよ。
ここでは、個人の土地購入を住宅会社に相談する2つのデメリットを紹介します。
デメリット①土地だけ購入することは難しい
ひとつめのデメリットは、住宅会社で土地だけを購入するのが難しいことです。
住宅会社の本業は家の建築なので、家を建ててくれることを前提に土地探しに協力してくれます。
なので、基本的には土地探しをしてもらった後に、「家は他の工務店で建てます」と言うのはNGです。
「とりあえず土地探しだけ頼もう」と安易に住宅会社を決めずに、はじめから家の完成までをトータルで考えることが大事ですよ。
住宅会社は最終的に良い家づくりができることを考えて、本業ではない土地購入の提案をしてくれていることを忘れないようにしましょう。
デメリット②限定エリアがある
もうひとつのデメリットは、土地探しのエリアが決まっている住宅会社があることです。
地域密着型の住宅会社には、対応エリアが限定されているケースがよくあります。
限定エリアがあると、そのなかから選ぶ必要があるので、自分が希望する地域の土地が買えないことがありますね。
住宅会社を探す段階で、自分の希望エリアに対応可能かを調べましょう。
個人で土地を購入する前に知っておくべき4つのポイント
希望エリアから、売り出し中の土地を買うだけなんだから、そこまで土地購入で失敗はしないだろうと考えている人もいますよね。
しかし家を建てる段階になって、「土地探しの段階でもっとこうしておけば」と後悔する人が多くいます。
後悔の原因は、お客さまは家づくりが初めてのため、知らないことが多いからです。
ここでは土地購入をする前に、知っておくべきポイントを詳しくみていきましょう。
自分でもポイントを押さえておき、住宅会社に土地購入を手伝ってもらうことで、失敗を回避してくださいね。
ポイント①水道・浄化槽・処理などの費用がかかる
購入した土地にただ家を建てれば住める訳ではありません。
ライフラインが整っていないと生活はできませんよね。
仮に敷地に水道が来ていても、使う権利を得るための負担金を市に払い、メーターをつけないと水は使えません。
土地の近くまで水道が来ていないときは、引き込み工事が必要で、区間が長いほど費用負担が多くなります。
排水は下水道がある地域では、整備費用の一部を負担金として支払うだけですが、下水道がない浄化槽の地域もありますよ。
浄化槽を設置するとなるとさらに費用の負担が増えるので、しっかり調べておきましょう。
雨水は道の側溝に流して処理しますが、近くに側溝がないとそこまでの水路を確保するための工事費用が増えてしまいます。
購入する土地の環境によって、ライフラインを整えるための費用が予想外にかかるケースもあるので注意しましょう。
浄化槽について、詳しくはこちらの記事にまとめています。
ポイント②土地の造成費用がかかる
購入後に自分で造成する土地は比較的安価に手に入りますが、予想以上に造成費用がかかり後悔することもあります。
たとえば、高低差がある土地では、土留めや擁壁を自分でしなければいけないこともありますよ。
畑や田んぼの跡に家を建てるときは、地盤を強くしたり宅地に造成しなければ建築できません。
多くの費用がかかり、結果的に「造成地を買った方が安く上がった」ということが起こらないように、購入前に費用を算出しましょう。
田んぼに家を建てるときの注意点を、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ポイント③法令上の制限がある
土地や建物には、法令上の制限があることも理解しておきましょう。
たとえば、北側の土地の人の日当たりを考慮する北側斜線制限という法令があります。
土地購入の段階から、家づくりに関わる法令に詳しい人がいれば、建てるときに「家の外観に納得できない」「土地的にこういう造りしかできない」などの失敗を防げるでしょう。
ポイント④関係機関への連絡する手間がある
意外とお客さまが土地購入で大変だと感じるのが、銀行・不動産会社・住宅会社などへ、連絡することです。
土地購入の際に「この金融機関に決まった」「ローンが●日におりる」など、こまめにやり取りするとスムーズに進みますが、すべて自分でやるのは大変な労力です。
住宅会社に相談すると仲介役としてサポートしてくれるので、連絡漏れでトラブルになる心配はありません。
仕事や家事育児をしながら、土地代の支払いなどで不動産会社や金融機関と頻繁に連絡を取る手間があることを知っておきましょう。
住宅ローンが気になる人は、ぜひこちらの記事もチェックしてください。
こんな家にしたい!建物への要望から考えられる土地を住宅のプロが提案
最後に実際に建てたい家から、おすすめの土地を考えていきましょう。
「何となく良さそうな土地」を買えばいいわけではないことが、わかるはずですよ。
ただし紹介する内容は、あくまでも仮定の提案です。家づくりをする際は、あなたが信頼する住宅会社さんへ相談してくださいね。
それでは、建物への要望からおすすめの土地をみていきましょう。
建物への要望例①「スタイリッシュな外観にしたい」
スタイリッシュな外観の家を建てるなら、北側に道路がくる土地、または東側、西側に道路がくる土地をおすすめします。
個人による好みの問題もあるので一概には言えませんが、家の顔となる部分の窓が少なくて、小さい方がスタイリッシュな外観になるからです。
SNSなどでも家の顔部分の窓が目立たない家は、「スタイリッシュな外観」「シンプル」と表現されていますよね。
家の顔となる部分は、道路に面している側を指すことがほとんどです。
家の顔が「南向き」に限定される土地だと、日当たりの関係で、大きな窓が家の顔側についたり、家の顔側に窓が増えたりします。
「スタイリッシュでいいな」と感じる家の画像の影を見たらわかるので、建物がどの向きを向いているのか、ぜひ見てみてくださいね。
- 東側道路・西側道路→影は建物の左右どちらか
- 北側道路→影は建物の正面
スタイリッシュな外観を求めるなら、家の顔をシンプルに作れる土地がおすすめです。
建物への要望例②「広い庭が欲しい」
広い庭が欲しい場合は、南側道路の土地をおすすめします。
先ほどと真逆の土地ですね。
基本的に、庭は日当たりが良い場所に作ります。
下記の画像のように、北側道路の土地を選ぶと家の前は駐車場として、裏側が庭と、建物をはさむような形になるケースがあるので、北側道路の土地では広い庭を確保するのが難しくなってしまいます。
南側に道路がある土地は、建物を敷地の後ろいっぱいまで下げることができていますね。
同じような土地でも道路がある方角によって、庭の場所や広さが変わってきます。
プライバシーも守りたいと感じたら、東側や西側道路の土地も候補になるでしょう。
このように建てたい家によって適した土地が変わってくるので、住宅会社に土地購入も含めて相談し、提案してもらうことが大切ですよ。
個人住宅で土地の購入をお考えなら新築注文ブランド「418BASE」へご相談ください
418BASEは広島県福山市・府中市・三原市・世羅町を中心に、備後地方の家づくりをサポートする会社です。
これまで地域の方々からたくさんのご支持をいただき、創業から50年以上を迎えることができました。
418BASEでは、高気密・高断熱の注文住宅の設計・施工を行っており、最新設備を取り揃えたモデルハウスも公開しています。
備後地方で家づくりを検討されている方は、ぜひ418BASEへご気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、個人の土地購入の流れを紹介しました。
最後に簡単にまとめます。
- 個人の土地購入は住宅会社探しから始め、信頼できる住宅会社を選ぶ
- 住宅会社に相談すると、快適な暮らしや要望に合う土地を提案してくれるメリットがある
- 住宅会社は家づくりに関わる資金面や土地探しなど、トータルでサポートしてくれる
- 土地購入代の他にも水道の引き込み、土地の造成などコストがかかることを覚えておく
- 法令上の制限もあるが、住宅会社は全面的にサポートしてくれる
家づくりのプロである住宅会社は、マイホームを建てたい人の気持ちを理解してくれます。
この記事で紹介した土地購入の流れを参考にして、満足のいく土地購入を目指してください。