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(※ブログ記事の内容を家づくりコンシェルジュが動画で分かりやすく解説しています。ぜひ、こちらの動画でご覧ください)
- ダウンライトはどの大きさを選べばいいのかな?
- 自分の家にあった照明計画の立て方を知りたい!
- 新築にダウンライトを入れると後悔するって本当?
「注文住宅で新築を建てるなら絶対にダウンライトがいい!」と考えている方もいますよね。
Instagramでおしゃれな家を見ると、ダウンライトを活用していることも多く、「おしゃれな家づくりならダウンライト!」というイメージをもっている方もいるでしょう。
確かに、天井面をきれいに残せ、上から注ぐように光が落ちてくるダウンライトはおしゃれな家づくりにぴったりです。
ですが、しっかりと設置のポイントを押さえないと、おしゃれだけど生活が不便になる可能性があるので注意が必要ですよ。
そこで、ここではダウンライトで後悔しないためのポイントを解説しています。
最後までお読みいただければ、家づくりの照明計画の基本が理解しやすくなるので、おしゃれで快適な家づくりがスタートできるでしょう。
ダウンライトや照明計画でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ダウンライトorシーリングライトどっちがおすすめ?
正直なところ、ダウンライトとシーリングライト、どちらがおすすめかはその家の照明計画によるので、一概には言えません。
新築の照明計画は、「その部屋でどう過ごすのか」「どんな雰囲気に仕上げたいのか」を考えて決めています。
照明の光量の感じ方も人それぞれなので、「シーリングライトだからダサい」「ダウンライトは眩しい」とは決められないのです。
とは言え、家づくりで照明計画を考えるなら、できるだけ「おしゃれで使い勝手のいい照明」を選びたいですよね。
ここではダウンライトとシーリングライト、それぞれの特徴を紹介するので、ぜひ照明計画を考える際の参考にしてみてください。
ちなみに、この記事の後半では「おしゃれだけど後悔しやすい」といわれるダウンライトを詳しく解説していますので、ご興味のある方は最後まで要チェックですよ。
キッチン・洗面所などで使い勝手のいい「ダウンライト」の特徴とは?
ダウンライトは、天井に埋め込まれているタイプの照明です。
新築に限らず、賃貸でもトイレや洗面台、キッチンなどに設置されているケースが多いですよ。
ダウンライトは上から下に向かって光が広がる照明ですが、さらに詳しくいうと、拡散タイプと集光タイプがあり、下記のように照らし方が違います。
種類 | 特徴 |
---|
拡散タイプ | 光が部屋全体をつつむ |
---|
集光タイプ | 下にストンと光が落ちる |
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たとえば、ダイニングを照らすのであれば、集光タイプを使って真下に光を落とし、レストランのような雰囲気をつくるとおしゃれになるでしょう。
ダウンライトはおしゃれな演出に役立つだけでなく、価格の手ごろさも魅力のひとつです。
メーカーや仕様によって価格は違いますが、一般的な照明と比べると、ダウンライトは比較的リーズナブルに購入できますよ。
各照明1個あたりの相場の目安は以下のとおりです。
- ダウンライト:約5,000~10,000円
- シーリングライト:約15,000~30,000円
- ペンダントライト:約30,000~200,000円
ただ、ダウンライトは1つ1つの光量が少ないため、それなりに明るい空間をつくるなら個数が必要となり、価格はそれだけ高くなります。
安さだけに注目して、ダウンライトだけで照明計画をまとめてしまうと後悔の原因になってしまうので、注意が必要ですよ。
リビングや寝室におすすめ!シーリングライトの特徴とは?
シーリングライトは、天井に直接取り付けるタイプの照明で、上(天井)から部屋全体に光を広げてくれます。
リビングや寝室などに設置され、手軽に広範囲を照らしたい方や、無難な照明を探している方におすすめです。
デザインはシンプルで丸型のアイテムが多く、設置すると、天井からぼこっと出ているように見えますよ。
「シーリングライトはダサい」「個性がない」といわれがちですが、選ぶメーカーやデザインによっては、海外ホテルのような雰囲気を演出できます。
こちらの記事では、照明ブランドを紹介しているので、おしゃれなシーリングライトを探している方はぜひ参考にしてください。
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【新築・家づくり】ダウンライトで後悔しないための3つのポイント
ダウンライトで後悔している声を聞くと、「設置はやめようかな」と不安になりますよね。
ダウンライトで後悔する方の多くが、「眩しい」「逆に暗い」など光量に関する悩みをあげます。
ケースバイケースですが、これらの悩みはダウンライトというアイテムが悪いのではなく、照明計画が甘かったからだと考えられますよ。
ダウンライトで後悔しないためには、ダウンライトの特徴を知って、照明計画を住宅会社と相談しながらしっかりと立てることがポイントです。
より詳しく、ダウンライトで後悔しないためのポイントをみていきましょう。
ポイント①くつろぐ空間(リビング)に使わないようにする
ダウンライトで後悔しないためには、設置する部屋を見極めることがポイントです。
特徴でもお伝えしたように、タイプにもよりますが、基本的にはダウンライトの光は上から下へと落ちます。
なので畳の部屋やソファの上など、ごろんと横になる場所の真上にダウンライトがあると「眩しい」と感じ後悔の原因になります。
部屋の印象やデザイン性から、どうしても寝転ぶ空間にダウンライトを設置したいなら、光が直接目に入らない位置を選びましょう。
また、照らし方が変わってくるので注意が必要ですが、集光タイプを拡散タイプにすることでも、ダウンライトの真下の眩しさは軽減できますよ。
ダウンライトで後悔しないためには部屋でどう過ごすのかをしっかりと考え、設置を避ける、もしくは工夫することがポイントです。
ポイント②暗い・明るすぎなど光量に注意する
ダウンライトで後悔する方の多くが、「数をつけすぎで明るすぎる」「部屋全体が暗い」などの光量のトラブルをあげます。
なのでダウンライトで後悔しないためのポイントは、光量を適切に調整することです。
商品によって明るさの度合いが違うので一概には言えませんが、基本的にダウンライトの個数が増えれば、それだけ明るくなりますよ。
また天井高が低い部屋では、光源(ダウンライト)との距離が近くなるので、「眩しい」と感じやすくなります。
部屋の特徴にあわせて、ダウンライトの数を調整したり、サイズを小さくすることで眩しさを軽減したりするのが大切です。
たとえば下記の部屋は、天井高が2mと低いため、5cmの小さなダウンライトを使用しています。
「ダウンライトの適切な個数が分からない」「この照明計画ってどれくらいの明るさが確保できるの」と悩んだときは、まず住宅会社に相談してみましょう。
ただ住宅会社が考える照明計画は、暗い部屋になるとクレームを受けやすくなるため、明るめに設定するケースが多いです。
信頼のおける住宅会社を選んで、照明の数や大きさなど、細かい部分までしっかりと相談できる関係性を築いておくと安心ですね。
ポイント③ダウンライトの光の色に注目する(温白色・電球色・昼白色)
「温白色」「電球色」「昼白色」といった、光の色を意識することも、ダウンライトで後悔しないためのポイントですよ。
たとえばダウンライトは「電球色」なのに、ダイニングにあるペンダントライトは「温白色」というように、光の色の組み合わせによっては、部屋の印象がちぐはぐになってしまうからです。
それぞれの光の色がもつ印象などを表でみてみましょう。
スクロールできます
| 色の見え方 | 印象 | 活用例 |
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温白色 | 白っぽい光 | 落ち着いた空間 | ・ダイニング ・家族が団らんする場所 |
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電球色 | オレンジっぽい光 | くつろぐ空間 | ・リビング ・寝室 |
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昼白色 | 青っぽい光 | 作業をする空間 | ・キッチン ・勉強/仕事部屋 |
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ただ、家族がワイワイ団らんする場所だけど、落ち着いて過ごす空間でもある部屋もありますよね。
なので、調光可能なダウンライトを選ぶことも選択肢のひとつになります。
部屋にある他の照明の光の色にあわせたり、過ごし方で色を変えられるタイプを選んだり、ダウンライトの光の色もしっかりと考えましょう。
より詳しく照明の光の色を選ぶポイントを知りたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
ダウンライトをおしゃれに見せる3つのコツ
ダウンライトは照明器具のなかでも「おしゃれ!」と評判ですが、ダウンライトの良さを活かすためにはちょっとしたコツを押さえる必要があります。
押さえるべきコツは、「大きさ」「位置」「数」の3つです。
それぞれのコツをしっかり押さえて、おしゃれな照明計画をしていきましょう。
ダウンライト以外にも照明器具の候補がある方は、ぜひこちらの記事から、おしゃれに見せるポイントをチェックしてみてくださいね。
コツ①ダウンライトの大きさを揃える
ダウンライトをおしゃれに見せる1つ目のコツは、サイズを揃え、統一感をもたせることです。
ダウンライトのサイズは、直径7.5cm/10cm/12.5cm/15cmなど、商品によってさまざまですね。
サイズは光量や設置する数を考えて決める必要があるので、分からない場合は、住宅会社に相談してみましょう。
ちなみに、直径10cmが、新築のダウンライトの一般的なサイズとなっています。
あえて小さめのサイズを選んでいるケースなどもあり、すべてのダウンライトの直径を揃えるのは難しいかもしれませんが、できるだけ同じ大きさのほうがきれいに見えますよ。
ダウンライトの直径はφ(ファイ)で表記されるのが一般的です(10cm→100φ)
コツ②設置する位置にこだわる
ダウンライトをおしゃれに見せるなら、間隔を離しすぎず、近すぎずの配置を見極めることもコツですよ。
ダウンライトの位置を何となくで設置してしまうと、天井面がきれいに残らずがちゃがちゃした印象になってしまう可能性があるからです。
ダウンライトの位置については、「直径7.5cmなら、1個分あけて設置するといい」のように、おしゃれと使い勝手を両立できるある程度のセオリーがあります。
そもそもダウンライトの位置が考慮されていないことは、おしゃれな見た目以前の問題で、「部屋が暗すぎる」「光が目に入って眩しい」などのストレスの原因となるので注意が必要です。
後悔しないためにも、ライティングコーディネーターやインテリアアドバイザーなどの資格者がいる住宅会社を選んでおくといいでしょう。
照明計画は家を建てた後に変えることはなかなか難しいので、家づくりの段階でしっかりと相談、提案してもらうことが大切です。
コツ③ダウンライトの数を調整する
ダウンライトをおしゃれに見せる3つ目のコツは数を調整することです。
では、なぜダウンライトの数まで気にする必要があるのでしょうか。
その理由はズバリ、住宅会社や電気業者がダウンライトの個数を多めに提案しがちだからです。
多くの住宅会社は電気業者に電気図面を丸投げして、戻ってきたものをお客さまへ提示しています。
部屋が暗いとクレームにつながる可能性が高いことや、電気業者としては1つでもライトの数が多いほうが利益につながり嬉しいことから、どうしてもダウンライトの数は多めになりがちです。
設置する数が多ければ、ダウンライトが悪目立ちしてしまう可能性がありますね。
暮らしやすい光量を保ちつつも、きれいな天井面を残しておしゃれに見えることを意識してダウンライトの数を決めましょう。
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まとめ
この記事では、新築に設置するダウンライトについて解説しました。
最後に紹介してきたことを、簡単にまとめますね。
- おしゃれな家づくりや照明計画では、照明器具の特徴を知っておくことが大切
- ダウンライトは比較的安価で、強い光をつくれるので人気がある
- 照明計画では光の色に注目するのがポイント
- ダウンライトをおしゃれに見せるなら「大きさ」「位置」「数」を意識するといい
ダウンライトやシーリングライト、ペンダントライトなど、照明器具はさまざまなタイプがあり、悩んでしまいますよね。
照明計画もしっかりサポートしてくれる住宅会社を選んで、後悔のない家づくりをスタートさせましょう。