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- 外壁の色選びで後悔する人が多いのはなぜ?
- 自分の好みの色を外壁に反映させてもいいの?
- 塗り材の色選びで失敗を防ぐ方法は?
外壁は住まいの外観の中でも大きな面積を占め、印象を大きく左右する要素のひとつです。
簡単に塗り替えられるものではないため、失敗したくないと考える方は多いですよね。
ですが、色見本やシミュレーションで確認をして選んだはずなのに、完成後に「思っていたのと違う」と感じてしまうケースもあります。
そこで今回は、外壁の塗り材の色選びで後悔しないためのコツを解説します。
色見本やシミュレーションの正しい活用方法を知ることで、イメージとのズレを防ぐ外壁の色の選び方が見えてきますよ。
目次
なぜ「外壁の色選び」で後悔する人が多いのか?
外壁の色選びで後悔する人が多い理由のひとつは、住宅会社から提示される色見本(カラーサンプル)やCGシミュレーションの印象だけで判断してしまうことです。
もちろん、色見本やシミュレーションを使うこと自体が間違いというわけではありません。
大切なのは、色の見え方にはそれぞれ特徴やクセがあることを理解しておくことです。
たとえば、小さなサンプルと実際の外壁とでは、面積や日当たりの影響によって印象が大きく変わります。
CGシミュレーションも、モニターやプリンターの環境によって発色が異なりますし、SNSの写真も撮影条件や閲覧環境によって色味が変わりますね。
外壁は簡単にやり直せないからこそ、完成後のイメージをできるだけ具体的に想像しておくことが重要です。
【基本】外壁の色選びで迷わないために自分の好みを整理しよう
外壁の色にはさまざまな種類があるため、自分たちの好みの方向性を整理することが大切です。
まずは「モノクロにするか、カラーにするか」という大きな枠から考えてみましょう。
モノクロの場合は濃淡の選択が中心ですが、カラーの場合はさらに「暖色系か寒色系か」といった色味の系統を決めると、方向性が見えやすくなります。
もし迷ったときは、普段自分が選んでいる服や靴、バッグなどを振り返ってみてください。
無意識に選んでいる色から、自分の好みの傾向が見えてきますよ。
自分たちの好きな色をベースに外壁を選ぶことで、飽きることなく、長く愛せる住まいになります。
ただし、実際の色選びでは周囲との調和や、経年変化も考慮する必要があるので、これらのポイントについては、次で詳しく解説します。
外壁の色選びで失敗を防ぐ5つのポイント
外壁の色選びでは、「イメージと違った」「外壁が周囲から浮いて見える」「思ったよりメンテナンスが大変」といった後悔の声を聞くこともありますよね。
ですが、色の見え方の違いや選び方の順番を理解しておくだけで、こうした失敗はぐっと防ぎやすくなります。
ここでは、アイカ工業の「ジョリパッド」のサンプルをもとに、実例を交えながら、後悔しない外壁の色選びのポイントを5つ解説します。
ポイント①面積効果を考えて選ぶ
外壁のサンプルは実際に使用する塗り材ですが、外壁全体と比べると、サンプルのほうが濃く見えます。
これは「面積効果」と呼ばれるもので、同じ色でも面積が大きくなると、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えるという目の錯覚です。
たとえば実例でも、サンプルと外壁を見比べるとサンプルのほうが濃く見えていますが、実際の外壁に近づいて確認すると同じ色だとわかりますよね。
とくにグレーは濃淡によって印象が大きく変わる色です。
サンプルで「少し明るい」と感じたグレーでも、外壁一面に広がるとさらに明るくみえることがあります。
反対に、暗めのグレーは広い面積になることで、より重厚で落ち着いた印象が強まりますよ。
このように、小さなサンプルで見た印象と建物全体での見え方には差が生まれるため、面積効果を意識して色を選ぶことが大切です。
同じ色で仕上げられた実際の建物を確認しておくと、完成後のギャップを防ぎやすくなるでしょう。
ポイント②室内で見た印象で選ばない
色の見え方は、室内と屋外では変わります。
外壁は太陽の光の下で見るものなので、サンプルもできるだけ屋外で確認しましょう。
室内と屋外で色の見え方が変わるおもな理由は、「光の強さ」と「光の種類」の違いにあります。
屋外は太陽光という自然光のもとでみるため、色は明るく、はっきりと鮮やかに感じられます。
一方で、室内では照明の明るさが限られていることに加え、LEDや蛍光灯など光源の色味によって色の印象も変わってきますよ。
同じグレーのサンプルでも電球の下では右の画像のようにオレンジがかった色に見えてしまいます。
室内で見た印象だけで判断すると、実際に外で見たときにイメージとの違いを感じてしまうことがあるので注意しましょう。
さらに、同じ屋外でも直射日光の下/日陰/曇りの日など、条件によって見え方は変わります。
可能であれば、晴れた日の日向と日陰の両方でサンプルを確認しておくと安心ですよ。
ポイント③汚れや経年変化を考慮する
外壁は、何年経っても建てたときのままというわけにはいきません。
太陽光や雨風、排気ガス、黄砂などの影響を受け、少しずつ見た目は変化していきます。
たとえば、白系や薄い色の外壁は、雨だれや排気ガスに含まれる油分、湿気によるカビなどの黒ずみが目立ちやすい傾向にありますね。
きれいな印象を長く保ちたい場合は、真っ白よりもオフホワイトやベージュなど、やや色味のある白を選ぶと汚れが目立ちにくくなります。
また、屋根の軒をしっかりと出して雨だれを防ぐといった工夫も効果的ですよ。
反対に、黒や濃い色の外壁は、鳥の糞や黄砂などの白っぽい汚れが目立ちやすく、紫外線による色褪せも感じやすくなります。
こうしたことから、近年は白や黒のはっきりとした色だけでなく、汚れや色褪せが比較的目立ちにくいグレーなどの中間色を外壁に選ぶ人も増えています。
外壁の色は、「今きれいに見えるか」だけでなく、「数年度どう見えるか」まで想像して選ぶと後悔しにくくなりますよ。
ポイント④全体のコーディネートを考える
家の外観の印象は外壁だけで決まるものではありません。
屋根や窓のサッシ、玄関ドア、タイル、庭の植栽などさまざまな要素が組み合わさって全体の雰囲気がつくられます。
そのため、外壁の色だけを単体で考えてしまうと、完成したときどこかチグハグな印象になってしまうので気をつけましょう。
外壁を含めた外観は、使う色の数が増えるほど調和を保つのが難しくなります。
反対に、組み合わせる色の数を抑えると統一感が生まれ、すっきりまとまって見えます。
たとえば、実例のように明るめのグレーの外壁を選ぶ場合、アプローチやカーポートのコンクリートもグレー系でまとめると、全体に統一感が出ます。
そこに、窓のサッシや屋根などを黒で引き締めると、アクセントが生まれ、メリハリのある外観になりますよ。
外壁の色を決めるときは、家全体で見たときにどう調和するかまで考えましょう。
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ポイント⑤シミュレーションは参考程度にする
完成イメージを具体的に見せてくれるCGシミュレーションは、とても便利なツールですよね。
ですが、色については画面で見た通りになると思い込まないことが大切です。
なぜなら、色の見え方は使用しているPCやスマホのモニター環境によって変わるからです。
液晶パネルの種類や明るさの設定、表示環境の違いによって、同じ画像でも発色に差が出ることがありますよ。
そのため、CG画像はあくまで全体の配色バランスや雰囲気を確認するためのものと考えましょう。
最終的な色の判断は、実際のサンプルを屋外で確認し、自分の目で確かめることが重要です。
CGシミュレーションは、方向性をつかむための参考資料として活用すると、外壁の色選びで失敗しにくくなりますよ。
外壁の色選びをスムーズに進めるためのコツ
- 先に理想の雰囲気を言語化しておく
- 施工実績が豊富な住宅会社に相談する
- 実物を見られる機会を積極的に活用する
外壁の色選びは、いきなり具体的な色から決めようとすると迷いやすくなります。
まずは、家全体をどんな雰囲気にしたいのかを言葉にし、その方向性に合う色を考えていくと選ぶべき色の幅も自然と絞られていきますよ。
また、施工実績が豊富な住宅会社なら、これまでの事例をもとに完成後の印象について具体的なアドバイスをもらえるので、判断の助けになるでしょう。
サンプルやCGだけで色を選ぶのではなく、実際の建物を見る機会を活用することも大切です。
質感や光の当たり方まで確認することで、より現実に近い判断ができるようになりますよ。
ひとつひとつ整理しながら進めることが、後悔のない外壁選びにつながります。
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まとめ
この記事では、外壁の色選び失敗しないためのコツを解説しました。
最後に大切な部分をまとめます。
- 外壁の色選びは、色見本やシミュレーションの印象で決めると失敗しやすい
- 外壁の色を選ぶ際は、面積効果を考慮し、サンプルは必ず屋外で確認する
- 紫外線や雨風、砂塵などによる経年変化も踏まえて外壁の色を選ぶといい
- 外観全体とのバランスを意識して外壁を選ぶと、全体がきれいにまとまって見える
- 実際の建物や塗り材の実例を見て、色味や質感を確認することも外壁の色選びで失敗しないコツ
初めての家づくりでは、屋根やドアなどの外構や周辺環境との調和がとれる外壁の色を選び出すのは、簡単なことではありません。
だからこそ、面積効果や経年変化、実物の確認といったポイントを押さえながら、順番に整理して考えていくことが大切です。
この記事を参考に「住まい全体としてどう見えるか」という視点を持って、外壁の色を選んでみてくださいね。