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家を建てるときに押さえておくべき10の注意点

こんにちは、ゆうすけです。

今回は「家を建てるときの注意点」について解説します。

「家を建てよう」と思ったとき、「何からはじめればよいのか分からない」と悩んでいる方も多いでしょう。

この「右も左も分からない建築素人」の状態は、カモにされやすく、とても危険な状態です。

なので身を守るという意味でも、「これだけは!」という最低限の基礎知識を身に着けておくことをおすすめします。

ここでは「注文住宅で失敗したくない人」向けに、「ここだけは押さえておくべき!」という注意点について詳しく解説します。

こちらの記事を読むことで、次のようなことが分かります。

福山市で家づくりにお困りに方へ

福山市の家づくりで、土地探しや住宅会社選びに悩んでいる方は、ぜひこちらも合わせてご確認ください。

目次

新築で家を建てるときに押さえておくべき10の注意点

家を建てるには、土地や建築に対する知識などさまざま基礎知識が求められます。

知識ゼロのまま家を建ててしまうことで、イメージ通りの家にならず、失敗や後悔につながる可能性が高いです。

そこで、家を建てるときに「ここだけは押さえておくべき!」以下10個の注意点について見ていきましょう。

注意点①デザイン性だけでは快適な家にはならない

家を建てるときの1つ目の注意点は「デザイン性だけでは快適な家にならない」ということです。

せっかく家を建てるなら、おしゃれでかっこいい家にしたいですよね。

「デザインが好き」という感覚はとても大切です。

しかし、デザイン性を重視するあまりに「住み心地」を無視した家になると、長く快適に暮らすことはできません。

家は芸術的な美を求める「アート作品」ではなく、機能性や実用性が求められる「プロダクト」です。

たとえばマズローの5段階欲求で、家づくりを考えてみましょう。

第1・第2ステージの生理的・安全的の欲求を満たすためには「住宅性能」、たとえば断熱性能や気密性能、耐震性能が求められるわけです。

これが満たされなければ、人が快適に暮らす家とは言えません。

第3~5ステージの社会的・承認、自己実現の欲求は、性能で解決することは難しいですが、デザインによって解決することは可能です。

このように家とは基礎となる性能の上に、デザインが成り立つのです。

注意点②自然は思ったよりも人にやさしくない、だから家がある

家を建てるときの2つ目の注意点は「自然が思ったよりも人にやさしくない」ということです。

「日本には四季があり、とても豊かな自然な国だ」と小学校で習った記憶はありませんか?

では果たして、日本の自然は、私たちにとって「優しい自然」と言えるのでしょうか?

その答えは、おそらくNOでしょう。

※1~※4

たとえば、世界で起きる地震のおよそ10%は日本または日本周辺で起きています。

また日本の年間平均降水量は1600㎜~1800㎜で、世界平均のおよそ2倍の雨が降っていることになります。

さらに国土の6割以上は積雪寒冷地域、自然災害の直接被害額は世界全体の約2割を占めています。

このように私たちの日本人の暮らしは、厳しい自然環境のなかで成り立っていることを理解しておくべきです。

そして家は本来厳しい自然環境から身を守り、自然と共生するための「人工的なハコ」と言えます。

逆に、自然のことを考えていない家づくりは「身を危険にさらすような行為だ」と理解しておくべきでしょう。

なので、自然がもたらす「熱・音・空気・光」をうまく活用できる家づくりを進めましょう。

快適に暮らすための家に必要なもの

  • 熱・・・断熱・気密
  • 音・・・防音・遮音
  • 空気・・・気密・換気
  • 光・・・日射取得・日射遮蔽

注意点③家づくりは価格ではなく総費用で考える

家を建てるときの3つ目の注意点は、「家づくりを価格ではなく総費用で考える」ことです。

マイホームに住み続けるためには、イニシャルコスト・ランニングコスト・メンテナンスコストの3つのコストがかかります。

よくある間違いとして、「建物価格」だけを見て、家の購入を決断される方がいます。

ですが、家は一度建てたら終わりではなく、その後30年以上に渡って使い続けることになります。

たとえば車で考えると、ガソリン代・洗車代・メンテナンス代・車検代がかかるように、家を使いづづけるには光熱費や保険、税金がかかるのです。

このことを踏まえて、「いくらの建物を建てるのか」を考えることが大切です。

特に「坪単価」という甘いセールストークに注意してください。

坪単価とは1坪あたりの工事費用のことですが、坪単価計算に含まれる工事内容は工務店やハウスメーカーによってバラバラで、明確な基準がありません。

なので坪単価で価格比較しても、ほとんど意味がありません。

坪単価ではなく、「総費用(イニシャルコスト+ランニングコスト)」で家づくりを進めるようにしましょう。

注意点④相見積もりはプロでも正しい比較ができない

家を建てるときの4つ目の注意点は、「相見積もりはプロでも正しい比較ができない」ということです。

「まずは相見積もりしましょうよ!」という広告をよく見かけますよね。

相見積もりにすることで、悪徳業者に高額請求されることを防止することはできます。

しかし優良業者同士の相見積もりはほとんど意味がなく、やるだけ時間の無駄になります。

たとえば、家は建材や資材、設備をそろえるだけでは建てられません。

材料をそろえた上で、設計士、現場職人、現場監理者、営業マンなどの人的なサービスが必要になります。

しかし相見積もりでは、彼らの能力を比較せず、モノと価格の比較になってしまうため、意味がないのです。

なので、家づくりで大切なことは、人(設計士や営業マン)とモノ(建材や資材)、お金(コスト)のトータルバランスで計画を立てることです。

注意点⑤本当に価値のある家は値引きされない

家を建てるときの5つ目の注意点は「本当に価値のある家は値引きされない」ということです。

「せっかく家を建てるなら少しでも安くしたい」と思うかもしれません。

ではその値引きは本当に自分だけに提示された「特別価格」と言えるのでしょうか?

多くの場合、値引き戦略をとっている会社は、どんなお客様に対しても同じように値引きをしています。

誰にでも値引きできる商品ということは、それだけ事前に利益が出るように計算されているということです。

万が一「自分だけの特別価格」だったとしても、利益の出ない家を建てる工務店やハウスメーカーは事業が安定しないため、長く事業を継続することができません。

家は一度建てると、数年に一度のメンテナンスや修繕が必要になります。

このとき、家のことを一番理解している会社が倒産していたら、最も損するのは家を建てた「お施主」ではないでしょうか?

このように考えると、値引きせず適正な価格で家を建てる会社ほど、信頼して長い付き合いができる会社ということになります。

なので、家を建てるときは値引き前提で予算計画することはおすすめできません。

注意点⑥ノーメンテナンスの家は実現不可能

家を建てるときの6つ目の注意点は「ノーメンテナンスの家は実現不可能」ということです。

もちろん製品によって耐久性が違うので、寿命の長いものを使うことはとても大切です。

しかし現実的な話として、ノーメンテナンスで使い続けられるものなどありません。

どんな部材・部品でも使い方次第で、寿命が変わります。

なのでノーメンテナンス(メンテナンスフリー)という言葉ばかりに目を向けて、メリット・デメリットの理解をおろそかにしてしまうのは危険です。

また長期保証がある建設会社で家を建てる場合は、保証の条件や内容などをしっかりと確認することも大切です。

一部工務店やハウスメーカーでは、「自社を介さない修繕をすると保証が無効になる」という方法で、高額な修繕費用を請求してくる業者もあります。

保証について見るべきポイントは、「保証期間」ではなく「保証内容」です。

注意点⑦特殊設備を入れると後々つらい

家を建てるときの7つ目の注意点は「特殊設備を入れると後々つらい」ということです。

特殊設備とは、電動シャッターやオートロックなどです。

これらの特殊設備は、多くの方が使うものではないので、更新コストが高く技術の進歩も遅いです。

一見豪華に見える特殊設備ですが、家を建てるときは「本当にこの設備が必要なのか」「他に解決策はないか」と視点でみることが大切です。

注意点⑧素材として鉄は木よりも硬いが建物構造は別問題

家を建てるときの8つ目の注意点は「鉄と木の強度」についてです。

一般的なイメージとして「鉄は木よりも硬くて丈夫」と考える方も多いでしょう。

しかし、住宅という建築物の構造で考えた場合、「強度のイメージ」だけで構造の優劣をつけてしまうのは危険です。

構造を決めるときは、次のようなポイントでメリット・デメリットの比較をすることが大切です。

構造を選ぶときに見るべきポイント

  • 耐震性能
  • 耐火性能
  • 耐久性能
  • 断熱性能
  • 気密性能
  • 防湿性能
  • 防音性能
  • 設計の自由度
  • 建設コスト
  • メンテナンスコスト

これらをすべてを比較してみると、一戸建て住宅のような小さな建築物では「木造」の方が有利になる点もあります。

たとえば木造住宅は、構造が軽いので地盤沈下しにくく、断熱性能を上げやすいというメリットがあります。

つまり、家を建てるときはイメージではなく、科学的な強み弱みを比べることが大切です。

注意点⑨型式適合認定で建てる家は増改築が難しい

家を建てるときの9つ目の注意点は「型式適合認定の特殊構造は後々つらい」ということです。

型式適合認定はクローズド工法ともよばれ、ハウスメーカーが独自で開発した技術を使った工法で建てられます。

一般的には大手ハウスメーカーが、建築確認などの一部業務の手間を省くために利用しています。

もちろん型式適合認定そのものが悪いわけではありません。

型式適合認定の最大のデメリットは、「増改築がむずかしい」という点です。

10年後に会社が残っている確率が6.3%とも言われる変化が激しい現代では、どんなに大きな会社でも10年以内に倒産しない保証はどこにもありません。

万が一、型式適合認定で家を建てた施工会社が倒産してしまった場合、増改築工事をしてくれる会社は見つけられるでしょうか?

また増改築できる会社が見つかったとしても、その会社には競合会社がいない状況なので、多額のリフォーム費用を請求されます。

なので型式適合認定の家は、「メンテナンスや増改築で多額の費用がかかる」ということに注意しておきましょう。

注意点⑩断熱の最高等級は最高グレードではない

家を建てるときの最後の注意点は「断熱の最高等級が最高グレードではない」ということです。

「断熱等級」は、住宅の断熱性能を計る指標のことです。

この「断熱等級」のなかでは、「等級4」が国が定めている

最高等級に当たります。

しかし「等級4」は、世界基準で考えるとけっして断熱性能が高いとは言えません。

等級4の上には、ZEH基準、HEAT20G1・G2・G3というグレードもあります。

また断熱性能が高い家であっても、気密性能が低ければその効果が十分に発揮されません。

「最高等級の断熱性能だから、夏涼しくて冬暖かい」と思い込まないように注意しましょう。

広島県福山市で注文住宅を建てるなら昇高建設へ

昇高建設は広島県福山市・府中市・三原市・世羅町を中心に、備後地方の家づくりをサポートする会社です。

これまで地域の方々からたくさんのご支持をいただき、創業から50年以上を迎えることができました。

昇高建設では、高気密・高断熱の注文住宅の設計・施工を行っており、最新設備を取り揃えたモデルハウスも公開しています。

備後地方で家づくりを検討されている方は、ぜひ昇高建設へご気軽にご相談ください。

まとめ

今回は「家を建てるときの注意点」について詳しく解説しました。

こちらの記事の内容を簡単にまとめます。

新築で家を建てるときに押さえておくべき10の注意点

  • 注意点①デザイン性だけでは快適な家にはならない。
  • 注意点②自然は思ったよりも人にやさしくない、だから家がある。
  • 注意点③家づくりは価格ではなく総費用で考える。
  • 注意点④相見積もりはプロでも正しい比較ができない。
  • 注意点⑤本当に価値のある家は値引きされない。
  • 注意点⑥ノーメンテナンスの家はほぼ実現不可能。
  • 注意点⑦特殊設備を入れると後々つらい。
  • 注意点⑧素材として鉄は木よりも硬いが建物構造は別問題。
  • 注意点⑨型式適合認定で建てる家は増改築が難しい。
  • 注意点⑩断熱の最高等級は最高グレードではない。

福山市で家づくりにお困りに方へ

福山市の家づくりで、土地探しや住宅会社選びに悩んでいる方は、ぜひこちらも合わせてご確認ください。

参考文献・出典

※1 国土交通省「河川データブック2021

※2 国土交通省 「水害対策を考える

※3 公益社団法人雪センター「雪国の現状と今後の展望

※4 内閣府「令和2年版防災白書

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