雨音がうるさい原因とは?今すぐできるサッシの雨音対策法を伝授(広島県福山市版)
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(※ブログ記事の内容を家づくりコンシェルジュが動画で分かりやすく解説しています。ぜひ、こちらの動画でご覧ください)
- 家の中にいるのに雨音がうるさい!
- 雨音を軽減できるアイテムってある?
- なぜ家だけこんなに雨音がうるさいの?
雨が降るたびに「カンカン」「ポタポタ」と音が響いていたら、気になってしまいますよね。
なかには、雨音がうるさくてねむれないと悩んでいる人もいるでしょう。
雨音の原因はざまざまですが、窓のサッシに原因がある場合、比較的低コストで解決できる可能性があります。
この記事では、雨がうるさく感じる原因と今すぐできる対策を紹介します。
最後まで読むことで対策方法がわかり、雨音による不快感を軽減できますよ。
ねむれない!家の中で雨音がうるさいと感じる原因とは?
家の中で雨音がうるさいと感じる原因は、家の形状や使っている素材にあります。
雨音がうるさく感じる原因を知っておくことで、対策を考えやすくなりますよ。
雨音がうるさいと感じる3つの原因を解説していきます。
原因①窓や配管カバーなどに雨があたっている
雨音がうるさく感じる1つ目の原因は、窓や配管カバーなどに雨があたっていることです。
窓や配管カバーなどに雨があたる原因には、下記があげられます。
- 軒の出がない、もしくは軒の出が短い
- パラペット屋根から雨が垂れ落ちる
- レンジフードや換気口・給気口フードから雨粒が下階などに落ちる
- 出窓がある
特に窓のサッシ枠は室内とつながっており、枠の中が空洞のため音が響きやすくなっています。
配管カバーも中は空洞のため、音が響きやすいでしょう。
弊社418BASEの実例を紹介すると、パラペット屋根から雨が垂れて、窓のサッシにあたり雨音が響いてしまったケースがありました。
他にも、外壁面に設置されているレンジフードや室外機、換気口や給気口フード、ベランダ床や照明などに雨があたることで雨音がなり、うるさく感じることもあります。
外壁面の付属物や家の形状によっても雨音のうるささの違いはありますが、窓や配管カバーに雨があたるとうるさく感じる原因となるのです。
原因②庇(ひさし)や屋根に響きやすい素材を使っている
雨音がうるさく感じる2つ目の原因は、庇や屋根に響きやすい素材を使っているからです。
庇や屋根に金属製のガルバリウム鋼板を使っているケースは、注意が必要ですよ。
ガルバリウム鋼板などの金属製素材は屋根の素材として人気ですが、他の素材と比べて雨音が響きやすいため、うるさく感じてしまいます。
金属製の屋根を外すことは大掛かりな工事のため現実的ではありませんが、庇は外すことが可能です。
ただし、庇を外す行為は外壁自体を傷めて補修も必要になるため、安易な取り外しはおすすめできません。
庇は後からつけることもできるため、雨音が気になる方は住宅を建てる際にも住宅会社とよく相談してくださいね。
金属素材の屋根や庇は雨音がうるさく感じるため、事前によく検討しましょう。
原因③雨樋のトラブル
雨音がうるさく感じる3つ目の原因は、雨樋のトラブルが考えられます。
雨樋の詰まりや破損があると、屋根から流れ落ちる雨水が上手く流れません。
雨樋から雨水があふれることで、通常ならば雨が落ちない外壁や窓、バルコニーや室外機などの場所に雨水があたって音がなってしまうことがあります。
今までは気にならなかったけど、急に雨音が気になると感じたときは、雨樋の確認をしてみましょう。
雨樋の詰まりや破損などのトラブルは、雨音がうるさくなる原因となるので、定期的なメンテナンスや掃除が必要ですよ。
できるだけ安く!住宅のプロがおすすめする雨音対策は「吸音マット」
現在「何かにあたってなる雨音が気になる」人におすすめなのが、「吸音マット」です。
比較的安価に手に入ること、扱いやすいことから、吸音マットをおすすめしています。
原因で紹介した弊社の実例でも、まずは窓のサッシに吸音マットを取り付ける対処をしました。
ただし、吸音マットは色や種類が多くないため、外壁の色や場所によっては貼った際の見た目がよくないケースもあります。
雨音の気になり具合と、こだわって造った家のデザインを天秤にかけることが必要な場合もあるので、難しいところではありますね。
住宅会社が自社にあったノウハウを持っていることもあるので、外壁や家の雰囲気にあう吸音マットや、その他の雨音対策がないか、自身の住宅会社に相談してみましょう。
事例で使用した吸音マット:株式会社ストライダー社「雨音の低減シート、パッキン材、止水材」
家づくりの段階でできる雨音対策4選
普段の生活のなかで音に敏感な人や、雨音が気になる人は家づくりの段階から、雨音がうるさく感じる原因をできる限り解消することが大事です。
家づくりの段階からできる雨音対策を4つ解説していきます。
対策①信頼できる住宅会社を選ぶ
家づくりの段階でできる雨音対策の1つ目は、信頼できる住宅会社を選ぶことです。
家が建つ前、建った後に「雨音が気になる」と相談して、自分が納得できる回答や対応をしてくれる住宅会社であれば安心ですよね。
家の間取りや外観デザインを打ち合わせていく際に、気軽に相談ができ、説明をしっかりしてもらえる住宅会社を選ぶことをおすすめします。
たとえば、パラペットを造りたい場合、パラペットの構造上、上の部分には水が入らないように笠木をつけます。
笠木は、耐久性を考慮して金属製であるケースが多いです。
「屋根のデザイン的に笠木の上に雨が落ちて音がうるさく感じる心配はないか」「パラペットの笠木から下階に垂れ落ちる雨水の処理は大丈夫か」など質問し、答えてくれたり、対応してくれる住宅会社であれば安心ですね。
雨音などの日々の暮らしを一緒に考え、建てた後のサポートも含めて信頼できる住宅会社を選びましょう。
住宅会社の営業マンと話すときに、家づくりでよく使う単語と、その単語が家の部分のどこを指すのか覚えておくと便利です。
用語については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
対策②軒をしっかりと出す
家づくりの段階でできる雨音対策の2つ目は、軒をしっかりと出すことです。
軒をしっかりと出すことで、窓などに雨があたって音がなるリスクを減らせます。
先ほどお見せした418BASEの事例でも、このように軒がしっかりと出ている部分の窓の雨音は対策が不要でした。
軒の出を長くする、屋根のデザインを寄棟にするなど対策をするとより外壁や窓に雨水が垂れたり、当たったりするリスクを減らせます。
ただし屋根のデザインは、家の雰囲気を左右する大事な部分なので、家族や住宅会社と相談してくださいね。
デザインも含めて納得できる家づくりをしましょう。
「寄棟ってどんなデザイン?」「屋根が家の顔ってどういう意味?」と気になった人は、ぜひこちらの記事もチェックしてください。
対策③屋根の素材を考える
家づくりの段階でできる雨音対策の3つ目は、屋根の素材を考えることです。
屋根にガルバリウム鋼板などの金属製素材を使うと、他の素材を使用した屋根と比べて音が響きやすくなるとお伝えしましたね。
日常生活で雨音が気になる人は屋根に使う素材をスレートや瓦など、金属製以外も候補に入れてみましょう。
ただし、昨今太陽光パネルをのせる場合は、施工性の良さからガルバリウム鋼板を選ぶケースが多いです。
金属製屋根で雨音がどのくらい響くのかが気になるなら、雨が強い日に住宅展示場や完成見学会に行き、実際に体感してみることも検討してみてください。
家づくりでは理想をぜんぶ叶えられるのが一番ですが、妥協しなければ実現が難しい部分も多くあります。
太陽光パネルと屋根の素材の相性、雨音の感じ方など、何を優先して家づくりをするのか考えることも大切ですよ。
対策④家の気密性を高める
家づくりの段階でできる雨音対策の4つ目は、家の気密性を高めることです。
家の気密性を高めると屋外の騒音や近隣の生活音が入りにくい状態になり、防音効果も高まるため雨音が聞こえにくくなります。
気密性や防音効果を高めるには、吸音断熱素材に分類されるロックウールやポリエチレンなどの使用が効果的です。
屋根にガルバリウム鋼板を使用する場合、吸音性のある断熱材を直下に使うことで、雨音が軽減するケースがあります。
家の気密性を高めることは、雨音対策につながりますよ。
家づくりで悩んだら新築注文ブランド「418BASE」へご相談ください!
418BASEは広島県福山市・府中市・三原市・世羅町を中心に、備後地方の家づくりをサポートする会社です。
これまで地域の方々からたくさんのご支持をいただき、創業から50年以上を迎えることができました。
418BASEでは、高気密・高断熱の注文住宅の設計・施工を行っており、最新設備を取り揃えたモデルハウスも公開しています。
備後地方で家づくりを検討されている方は、ぜひ418BASEへご気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、雨音がうるさく感じる原因と雨音対策を紹介しました。
最後に解説してきたことをまとめます。
- 現在雨音が気になる場合、吸音マットでの対策がおすすめ
- 家のデザインも含めて、雨音対策の相談にきちんと対応してくれる住宅会社を選ぶことが大切
- 軒をしっかり出すことが雨音対策には大事なポイント
- 金属製の素材は雨音が響きやすいので注意
- 家の気密性を高めて、雨音の聞こえを削減する対策もある
家づくりを始めるところなら、雨音がする原因を住宅会社と話し合うことで、雨音の軽減が見込まれます。
雨音がうるさくて不快な思いをしなくてすむ家づくりを目指しましょう。