
【実例あり】キッチンサイズで後悔しない!14畳L字レイアウトで見る通路幅やキッチンの大きさ
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(※ブログ記事の内容を家づくりコンシェルジュが動画で分かりやすく解説しています。ぜひ、こちらの動画でご覧ください)
- キッチン本体にはどんなサイズがあるの?
- キッチンの通路幅はどれくらいが使いやすい?
- 後悔しないキッチンサイズの選び方が知りたい!
家を建てるなら「使い勝手のいいキッチンにしたい」と考える方は多いですよね。
キッチンづくりでよくある悩みのひとつが、「キッチンのサイズをどのくらいにすればいいのか」という点です。
つい「広いキッチンにすれば、料理や配膳が楽になる」と考えてしまいがちですが、実はキッチン本体の広さだけでは使いやすさは決まりません。
キッチンの使いやすさを左右するのは、本体サイズそのものよりも、通路幅を含めた配置のバランスです。
この記事では、キッチンサイズで後悔しないために、一般的なキッチン本体の寸法とあわせて、使いやすい通路幅の目安やサイズ選びの考え方を解説します。
ご自身の暮らし方や家づくりの条件を思い浮かべながら、ぜひ参考にしてみてください。
知っておきたい!キッチン本体の標準サイズと横幅別の目安

システムキッチン本体は、横幅240~270cm/奥行65cm/高さ85~90cm前後がよく採用されているサイズです。
横幅はおおよそ180cm~300cmの範囲で展開されており、サイズによって大きく3つのタイプに分けられますよ。
キッチン全体の広さや家族の人数、使い方によって、最適なキッチンサイズは変わります。
まずはご自宅に設置する際の目安として、それぞれのサイズの特徴を詳しく見ていきましょう。
コンパクト:横幅1800mm・1950mm・2100mm

コンパクトなキッチンは省スペースで設置できるため、1人~2人で暮らすアパートやマンションのLDKに向いています。
家族が多い家庭や二世帯住宅におけるセカンドキッチンとして採用されることもありますよ。
一方で、シンクやコンロにスペースをとられるため作業スペースが少なく、キッチン本体の収納量も最小限になる点がデメリットです。
別途作業台を置いたり、背面収納を追加したりといった配置の工夫が必要になるケースもありますよ。
さらに、キッチン本体がコンパクトであっても、適切な通路幅が確保できていなければ使いづらいキッチンになってしまうので注意が必要です。
ミドル:横幅2400mm・2550mm・2600mm

ミドルサイズは、一戸建て住宅で最も採用されている、標準的なキッチンサイズです。
なかでも横幅2550mmが一般的で、2600mm幅とあわせてファミリー層に選ばれやすいサイズですよ。
シンク・コンロ・作業スペースがバランスよく配置できるのが特徴ですね。
家族4人でも無理なく使える広さがあり、調理・配膳・片付けといった作業をスムーズに行える点がメリットです。
ちなみに、横幅2550mmのシステムキッチンは、在来工法において最も納まりが良く使い勝手の良いサイズと言われています。
収納量にもゆとりがあり、LDK全体とのバランスも取りやすい点も魅力ですよ。
ワイド:横幅2700mm・2850mm・3000mm

ワイドサイズのキッチンは、LDKに十分な広さがある住まいに向いています。
複数人で同時に作業しやすく、アイランド型とも相性がいいため、調理スペースや収納量をしっかり確保できるのが特徴です。
たとえば、自宅で料理教室を開けるほどのゆとりがあり、作業台を広く使いたい方にも適していますよ。
「家族で料理を楽しみたい」「ホームパーティーを開きたい」という場合には、大型シンクや広い作業スペースを活かして、同時作業をスムーズに行えます。
ただし、ワイド幅のキッチンは想像以上にスペースを必要とします。
キッチン本体が大きくなる分通路幅の確保も必要なので、間取り全体を見ながら慎重に設置計画を立てることが大切ですよ。
【結論】キッチンサイズで重要なのは「本体サイズ」よりも「通路幅」

キッチン本体は広い方が使いやすいと考えている方もいるでしょう。
しかし実際には、キッチンの使いやすさを左右するのは本体サイズよりも「通路幅」です。
料理中の振り向きやすさや、すれ違い、収納や冷蔵庫の開閉など、日々の動作はすべて通路幅に影響されます。
キッチン本体が大きくても、通路幅が狭ければ動きが制限されて使いづらく感じるでしょう。

キッチンは毎日何度も立つ場所なので、ちょっとした使いづらさでも、くり返すうちに大きなストレスになってしまいます。
だからこそキッチンサイズを決めるときは、本体の大きさだけを見るのではなく、配置後に通路幅が何センチ確保できるのかを基準に考えることが重要です。
実例解説!快適なキッチンを実現するための3つの動線計画

最適な通路幅を確保するために、14畳のダイニングキッチンを想定した設置実例から、サイズ感を確認していきましょう。
部屋の実寸は、東側壁面から西側壁面までが約6m23cm、北側壁面からキッチン奥の南側の壁面までが約3m51cmの空間です。

この空間に、横幅2m60cm×奥行90cmのアイランドキッチンを配置し、横並びで幅180cm×奥行90cmのダイニングテーブルを置いています。

ここからは、この実例をもとに、快適さを左右する3つの動線を詳しく見ていきましょう。
アイランドキッチンの設置をお考えの方は、こちらの記事をぜひチェックしてください。

動線①調理がしやすい通路幅|キッチンと背面収納の間
まずは、キッチンと背面収納の間の通路幅を見ていきましょう。
キッチンと背面収納の間の通路幅は、1人で作業するなら100cm以上、2人以上で使うなら115cm以上を目安に確保するのがおすすめです。

キッチンと背面収納の間の通路は、キッチンで作業する人と配膳や片付けで後ろを通る人がすれ違うため、動きか重なりやすい場所ですよね。
たとえば、「料理するのは自分だけだから」と通路幅を90cm程度に抑えると、家族が手伝いに入った際にぶつかってしまうこともあります。
忙しいときほど「邪魔だな」と感じてしまい、せっかくの好意を素直に受け取れない場面も出てくるでしょう。
日常的にストレスなく使うためには、最低でも100cm、複数人で使う家庭では115cm以上の通路幅を確保することが、快適なキッチンづくりにつながります。
動線②配膳・移動がスムーズな通路幅|キッチン・ダイニングテーブル周辺
キッチンやダイニングテーブル周辺は、家族の動きが集中する場所ですよね。
そのため、動きが重なっても滞らない通路幅を確保することが大切です。
配膳が中心で通り抜けが少ない場合は、60cm以上がひとつの目安になりますよ。
60cmあれば、お皿やお盆を持った状態でもスムーズに出入りできます。

一方で、人が行き違う可能性がある場合は、125cm程度を目安にすると安心です。

125cmほどあれば、人同士が無理なくすれ違えるため、配膳や着席・通行といった動きが重なっても、流れを止めにくくなります。
とくにダイニングテーブル側では、椅子を引いた状態でも人が通れるかどうかもしっかりとチェックしましょう。
キッチンやダイニング周辺では、60cmを最低ラインとして、人がすれ違うことがある場合は125cm程度を目安に検討するのがポイントです。
動線③扉の開閉を考慮した通路幅|冷蔵庫や収納スペース前
冷蔵庫や食器棚・収納棚の前は、扉や引き出しの可動域によって、実際に使える通路幅が想像以上に狭くなります。
そのため、扉や引き出しを最大まで開いた状態でも、人が立ったり通り抜けたりできる通路幅を確保しましょう。
食器棚や収納棚の奥行きは45cm前後が一般的ですが、ファミリー向けの冷蔵庫は奥行きが約65~75cm程度あり、収納棚よりも前に大きく張り出すことが多くなります。
さらに、冷蔵庫の扉は開くと通路側に大きく広がるため、同時に人が通れるかどうかを想定しておく必要がありますよ。
たとえば、配膳中に家族が冷蔵庫へ飲み物を取りに来た場合、通路幅が足りないと扉が邪魔になり、通り抜けできずに困ることもあるでしょう。

キッチン前面に収納がある場合も同様に、開閉時に必要なスペースをあらかじめ想定しておくことが大切です。
理想のLDKを叶えるキッチンのサイズ選びのコツ3つ

最適なキッチンサイズは、部屋の広さや使う人数、家族の動き方によって変わります。
そのため、カタログ上の寸法だけで判断するのではなく、自分の暮らしをイメージしながら実際のサイズ感を確認したり、体験することも大切です。
ここからは、理想のLDKを叶えるために押さえておきたいキッチンのサイズ選びのコツを紹介していきます。
こちらの記事では、キッチンをおしゃれに演出するタイル貼りの腰壁について、詳しく解説しているのであわせてご覧ください。

コツ①家族構成と使い方から必要な通路幅を決める
使いやすいキッチンにするには、「何人で、どんな場面で使うのか」を基準に通路幅を考えることが大切です。
快適と感じる通路幅は、家族構成や実際にキッチンに立つ人数、使い方によって大きく変わります。
たとえば、普段キッチンに立つのが1人なのか、それとも2人以上なのかで、適した通路幅は大きく変わりますよね。
1人で使うなら動線を短くできるコンパクトな通路幅のほうが効率的です。
一方で、2人以上で並んで調理したり、配膳や片付けを同時に行ったりする場合は、すれ違えるだけの余裕がないとストレスになります。
1人で使う前提なのに通路幅を広くしすぎると「移動が多くて非効率」に感じやすく、複数人で使うのに通路幅が狭いと「ぶつかる」「譲り合いが必要」といった不満が生まれやすくなります。
日常生活の中でキッチンをどのように使っているかを具体的に思い浮かべたうえで、最適な通路幅を決めましょう。
コツ②家具・家電を含めた実寸でサイズを考える
キッチンサイズを決める際は、図面上の寸法だけで判断せずに、実際に使ったときの広さを基準に考えましょう。
というのも、キッチン本体の寸法だけで決めてしまうと、家具や家電を置いたあとに通路が狭くなることがあるからです。
とくに重要なのが、冷蔵庫や食器棚、キッチン収納の扉や引き出しを全開にしたときの寸法ですね。

扉が開いた状態でも人が通れる通路幅が確保できていないと、「引き出しを開けると通れない」「冷蔵庫を開けるたびに動線が止まる」といった不便につながります。
今の住まいで実際の幅や距離を測り、実寸を把握すると、自分たちにとって快適なサイズ感が見えてきますよ。
家具・家電・ゴミ箱まで含めた実寸ベースで考えることが、後悔しないキッチンサイズ選びのコツです。
コツ③図面上の数値だけで決めずに体感を重視する
キッチンサイズを最終決定する前に、必ず実際に立って確認することをおすすめします。
図面上で必要な通路幅が確保できていても、それがそのまま使いやすさにつながるとは限りません。
図面の寸法はあくまで空間の幅を示しているだけで、人の動きや心理的な余白までは含まれていないからです。
たとえば、同じ110cmの通路幅でも、体格や動きによって「ちょうどいい」と感じる人もいれば、「少し狭い」と感じる人もいますよね。
こうした体感の違いは、図面の数値だけでは判断できません。
だからこそ、モデルルームや完成見学会で実際にキッチンに立ち、扉を開けたり、振り向いたり、誰かに後ろを通ってもらったりして、動きやすさを確認することが大切です。
図面上の数字ではなく、実際にキッチンに立って感じる広さを基準に考えることで、本当に使いやすいキッチンサイズが見えてきますよ。
モデルハウスの見学に行く前に、こちらの記事のチェックポイントを参考にしてください。

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まとめ
この記事では、キッチンサイズの選び方について紹介しました。
最後に簡単にまとめます。
- キッチン本体の横幅は、コンパクト(180~210cm)/ミドル(240~260cm)/ワイド(270~300cm)の3タイプがある
- 一戸建てで最も採用されているのは標準的なミドルサイズ
- キッチンの使いやすさを左右するのは、本体サイズよりも最適な通路幅が確保されているかどうか
- 快適なキッチンをつくるなら「キッチンと背面収納の間/ダイニング周り/冷蔵庫や収納棚の前」の動線にゆとりをもたせることが大切
- 家族構成や使い方を基準に通路幅を考えるのがキッチンのサイズ選びのコツ
新築のキッチンを選ぶときは、キッチン自体の大きさだけでなく、実際の動きやすさも意識しましょう。
失敗のリスクを減らすためには、モデルルームや完成見学会で実際のサイズ感や動きやすさを体感するのがおすすめですよ。
この記事の実例を参考に、ご自身の暮らしに合った最適なキッチンサイズを選んでくださいね。







