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【完全版】福山市で注文住宅の平屋を建てるメリット・デメリット!

  • 福山市で注文住宅の平屋を建てるメリット・デメリットはあるの?
  • 福山市の注文住宅の平屋の価格相場はどのくらい?
  • 平屋を建てるときの住宅会社の選び方が知りたい!

階段がなく、生活のすべてがワンフロアで完結する平屋は、これまでは主に老後を見据えた中年や高齢の方に人気の住宅でした。

近年は、家族がリビングに集まりやすい、家事をしながら子どもの様子がわかるなどの理由で子育て世代にも注目されており、年代・性別などに関わらず幅広く支持され始めています。

一方で、人口密度や風土などの理由で、注文住宅で平屋を建てる割合は地域によって差もあります。

注文住宅の平屋を建てたい場合には、その地域の現状をしっかりと掴んでおく必要があるでしょう。

この記事では福山市で平屋を建てたい人に向けて、福山市で注文住宅の平屋を建てるメリット・デメリットを解説しています。

福山市で注文住宅の平屋の価格相場や住宅会社の選び方なども紹介していますよ。

目次

福山市で注文住宅の平屋を建てるメリットとは?

ここ数年で再注目され始めた平屋ですが、「本当に暮らしやすいのか?」そんな疑問を持っている方も多いでしょう。

ズバリ、福山市で平屋を建てるメリットは3つあります!

福山市で注文住宅の平屋を建てる3つのメリットを、それぞれ詳しくみていきましょう。

メリット①太陽光発電を最大限活用して光熱費の低い暮らしが実現できる

1つ目のメリットは平屋を建てることで、太陽光発電を最大限活用できるという点です。

瀬戸内海沿岸に位置する福山市は、温暖で雨量が少ない瀬戸内海式気候に属し、一年を通じて晴天が多い地域です。

日照時間の長さが広島県内で7位、全国でも182位と高いので、太陽光発電の発電効率がよい地域としても知られています。(※1)

また、中国地方初メガソーラーが福山市に建設されたという事実からも、太陽光発電と相性がよい地域であることがわかりますよね。(※2)

特に平屋の場合は、2階建ての住宅と比べて屋根の面積が広くなるため、より多くの太陽光パネルを設置できます

太陽光発電をしっかりとのせた平屋であれば、余剰電力を売電、もしくは発電した電気を自家消費することで毎月の光熱費を抑えられるでしょう。

(※1)OCN不動産・賃貸「広島県の日照時間(順位)」
(※2)中國新聞「中国地方初メガソーラー完成式 福山の象徴 期待高まる」

メリット②庭のある平屋暮らしで涼しく快適な暮らしが実現できる

2つ目のメリットは、夏が涼しく感じられるということです。

2024年夏は平年より平均気温が2〜3度も上がり、35度を超える猛暑日が続きましたよね。(※3)

本当に大変でした・・・。

そんな夏の暑さを凌ぐという点でも、これから平屋がさらに注目される可能性があります。

「なぜ平屋だと暑さをしのげるの?」と疑問を持った方も多いでしょう。その理由は「庭」にあります。

たとえば、森や山に入ると涼しいと感じた経験はありませんか?

これは単なる錯覚ではありません。このような現象が起きる理由が、科学的に証明されているのです。

人が暑いと感じる要因は気温だけではありません。直射日光や湿度、地面からの照り返しなどさまざまな要因で暑いと感じるのです。

そんな暑い環境でも、植物があると涼しく感じる環境を作ることができます。

その理由は主に2つ。蒸散効果と対流効果です。

まず蒸散効果とは、草木が地下の水分を吸い上げて、葉から水蒸気を放出することで生まれる効果です。

蒸散するときに周囲の熱を奪うため、葉の周りは温度が下がります。

このとき、葉の周り以外の温度は高いため、周囲には空気の流れが生じ、冷たい空気が根本に流れ込むようになります。

これが対流効果です。

草木の木陰が建物の木陰よりも涼しさを感じやすいのは、こうした原理によるもので、環境省の試算でも、大きな樹木の木陰では体感温度が7℃下がるとされています。(※4)

平屋は地面と接する面積が多い分、外庭や内庭などの空間が増える傾向にあります。

だからこそ、庭や外構を適切に計画することで、視覚的にも体感的にも夏を快適に過ごすという観点で、平屋は2階建てよりも優れた家づくりができるのです。

福山市の平屋の間取りについては、こちらの記事を参考にしてください。

(※3)気象庁「2024年7月の天候」
(※4)環境省「まちなかの暑さ対策ガイドライン」

メリット③液状化や地震に強い家づくりができる

3つ目のメリットは、災害対策ができることです。

全国的にみると広島県や岡山県は震度3以上の地震が起こりにくい地域です。(※5)

しかし、福山市に家を建てるとしても地震に強い土地選びが重要になってきます。

まずは福山市の地質について少し見ていきましょう。

広島県の北部と福山市のある南部では地質に大きな違いがあります。

北部は硬い花崗岩が地盤となっていて、南部は川から運ばれた大量の土砂によって形成された干拓地です。

次に福山市周辺の地質について見てみましょう。

現在の福山の市街地は「福山平野」と呼ばれていますが、江戸時代までは海であった場所のため、大きな地震による液状化現象や地盤沈下のリスクが高い地域になります。

実際に、国土地盤情報検索サイトKuniJibanで地盤の固さを調べると、一般的に家を建てられる目安となる「N値5以上」の地盤が、北部の方が地表に近いところにあることがわかりますよ。

グラフ:筆者作成
参考:国土地盤情報検索サイトKuniJiban 北部および南部の調査データ

N値を一言でいうと、土地の締まり具合を示す数値で、N値が高いほど硬い地質(地層)ということになります。

北部では深さ8mのところでN値は5以上が続きますが、南部は深さ18mのところまでいかないとN値5以上が続きません。

詳しいデータはこちらから

このように実際の地盤調査を踏まえても、北部と南部では地盤の強さが違います。

家を建てる前には、敷地内の地盤調査や地盤改良工事が行われますが、それだけでは不安を感じる人は多いでしょう。

地盤調査を元に法律で定められた基準をクリアできるような家を建てることが義務付けられていますが、それでも不安を感じる方もいるでしょう。

そんな方には、平屋をおすすめします。

平屋は2階建てと比べて建物が地面と接する面積が多く、加えて長方形や正方形といったシンプルな形状が多いですよね。

これらによって、地震による振動や建物にかかる荷重が地面へと分散されやすくなり、建物自体が倒壊しにくくなります。

被災した場合にも、建物の損傷が少なく、修繕コストが安く抑えられるという点でもメリットがあるでしょう。

こちらの記事では、地盤改良など地震に強い家づくりについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

(※5)気象庁 令和5年(2023年)の都道府県別の震度観測回数表

【注意】福山市で注文住宅の平屋を建てるデメリットとは?

ズバリ、福山市で平屋を建てるデメリットは土地選びが難しいことです。

平屋が注目されている一方で、いくら建物自体が住みやすくても、周辺の環境などによっては長く住むには適さない可能性がありますよね。

家づくりでは、「どんな家」を建てるかばかりを考えてしまいやすいですが、「どこ」に建てるかもとても重要です。

福山市で注文住宅の平屋を建てるデメリットを、詳しくみていきましょう。

デメリット①浸水エリアが多いので、土地選びが難しい

平屋は2階建て住宅と比べて高さがない分、しっかりとした水害対策が必要ですよね。

山に囲まれている福山市は、過去に市内を流れる芦田川と高屋川が台風や梅雨前線などの影響により、河川の氾濫による浸水や土砂崩れなどの甚大な被害を経験しています。

重ねるハザードマップで福山市を調べてみても、このように浸水エリアが多いことがわかりますね。

引用:重ねるハザードマップ

福山市内を貫流する芦田川だけではなく、河川流域であればどこでも水害が発生する恐れがあるでしょう。

そのため、お世辞にも「福山市は平屋向きの土地が多い」とはいえません。

たとえば芦田川系支流の高屋川は、2018年の西日本豪雨の際に芦田川との合流地点で内水氾濫(※)を起こして、周辺の商業施設や住宅街が水に浸かる被害となりました。

また、福山市南部は埋立地で海抜が低いため、地震のときには津波による被害も想定されます。(※6)

福山市で平屋を建てるなら、浸水エリアをしっかりと把握し、平屋に適した土地の選定が大切です。

市が作成している水害ハザードマップ(※7)を元に、リスクの少ない場所を選ぶなど自己防衛が不可欠ですね。

福山市南部や御幸町、山手町など、浸水リスクが高い地域については、河川からなるべく離れた場所に建てるなど対策を行いましょう。

ただし、自分で調べるには限界があるので、地域の土地に詳しい工務店や不動産会社からの情報収集も合わせて上手に活用してください。

福山市の正しい土地探しについては、こちらの記事を参考にしてください。

(※)支流や下水が排水できずに地上に溢れる状態
(※6)福山市水害ハザードマップ
(※7)福山市津波ハザードマップ

デメリット②平らな売地が少なく、段差や高低差のある家づくりになって後悔しやすい

福山市は、山地部が海岸線近くまで張り出している地形のため、山と海両方の自然が楽しめる景勝地です。

一方で、平地が少ないので、敷地内及び敷地と道路との間に段差が生じやすく、バリアフリー設計のための十分な広さを確保できない可能性があります。

また、浸水被害を想定して高台の土地に家を建てた場合は、主要道路や生活道路との高低差も生じてしまいますよね。

福山市内では、平屋を建てるための希望通りの土地を探すのは難しいと言わざるを得ません。

そこで大切なのが、GL(グランドレベル)の決め方です。

GLを正しく設定することで、敷地内の段差を減らせたり、敷地の水をしっかりと排出できたりするため、高低差のある土地での暮らしやすさが変わります。

GLは専門的な知識が必要となるので、事前にしっかりと相談に乗ってくれ、住宅を建てた後の暮らしを含めた提案をしてくれる住宅会社を選ぶことが大事です。

住宅のプロが解説するGLの決め方については、こちらの記事を参考にしてください。

デメリット③治安が不安なエリアがあるので、防犯が必須

一部地域の治安に不安があることも、福山市で平屋を建てるデメリットのひとつです。

どの地域でもいえることですが、平屋はすべてが1階にあるため、騒音対策、防犯対策などが必須ですよね。

福山市の中でもエリアによって治安に対する意識が少し異なるので、ここでは南部と北部の2つに分けて簡単に見ていきましょう。

福山市北部地域の治安

まずは北部(北東部)地域についてですが、福山市の中心地から離れていることで人口が少ないという特徴があります。

そのため、「高齢者が多い」「空き家が多い」「住民同士の交流が減っている」などの理由により、以前と比べて治安が悪くなっていると感じる住民も多くいます。

福山市南部地域の治安

次に南部地域の治安についても見ていきましょう。

南部地域は比較的人口が多く、建物が密集している地域です。

なので、北部の住民が感じている「空き家が多い」「交流が少ない」といった治安に対する不安は少ないです。

また、近年は町並みの整備が進み見通しがよくなったこともあり、治安が良いと感じる人も多いようです。

治安から考える平屋

ここで述べた治安は、福山市の実態調査に基づくデータでしたが、もちろん街区や周辺環境によっていろいろな状況が考えられます。

もし、治安に不安を感じる場合には、家づくりのプロである住宅会社と一緒に土地を探すことをオススメします。

【418BASE施工実例】福山市の注文住宅の平屋を実際に見てみよう!

福山市には注文住宅の平屋をモデルハウスとして展示しているところが少ないため、「現物を見て体感したい」と思っても、その機会がなかなかありません。

そこで418BASEでは、自社が建設した福山市の注文住宅の平屋の情報を公開します。

次の2つの実例を、それぞれ詳しくみていきましょう。

実例①ガレージ付き平屋(府中市桜が丘)

こちらは、弊社418BASEが2025年1月に、完成見学会を予定している平屋です。

  • 愛車をよりかっこよく見せる外観がいい
  • 車から荷物をおろすのがしんどい・・・どうにかしたい
  • ほかの平屋とはひと味違う雰囲気にしたい

特に車好きの方や、買い物のときに車を使うことが多い方は必見の平屋です。

ビルドインガレージは愛車を雨風から守れ、さらに「ガレージからすぐに玄関へ荷物を運べる」「玄関から雨に濡れずに車に乗れる」など生活導線も整えてくれますよ。

ビルトインガレージの良さは理解できるものの、平屋となると「他の部屋が狭くなってしまいそう・・・」と不安になりますよね。

その不安を解消できるのが、こちらの完成見学会です。

部屋の広さ、実際に見た外観など少しでも気になっているのなら、ぜひこちらの完成見学会へお越しください。

完成見学会でお待ちしております。

  • 場所:福山市駅家町
  • 公開期間:2025年春
  • 土地面積:65坪(215㎡)
  • 建物面積:32坪(105㎡)
  • 間取り:1LDK+ガレージ
  • 空調:全館空調
  • 太陽光発電:搭載あり
  • 工法:木造平屋SW工法

実例②平屋3LDK・坪庭のある平屋(福山市駅家町)

こちらはオーナー様のご厚意で、弊社418BASEが2024年11月に、完成見学会を予定している平屋です。

  • 子どもを見守れる家にしたい
  • リビングは自然の癒しの空間であってほしい
  • 老後を見据え、フラットなつくりを実現したい

このような、今後の暮らしを豊かに彩るオーナーの想いがつまった平屋が完成します。

特に注目したいのがキッチンやダイニング、リビングなど、家族が集まる部屋から見える「坪庭」です。

さらに全館空調で暑さや寒さによるストレスを減らし、家族みんながゆったりと過ごせる平屋を叶えました。

興味のある方は、開催日や内容を弊社ホームページに公開しておりますので、こちらをご覧ください。

完成見学会でお待ちしております。

  • 場所:福山市駅家町
  • 公開期間:2024年冬
  • 土地面積:70坪(234㎡)
  • 建物面積:34坪(112㎡)
  • 間取り:3LDK
  • 空調:全館空調
  • 太陽光発電:搭載あり
  • 工法:木造2階建てSW工法

福山市で平屋を検討するなら新築注文ブランド「418BASE」にご相談ください!

418BASEは広島県福山市・府中市・三原市・世羅町を中心に、備後地方の家づくりをサポートする会社です。

これまで地域の方々からたくさんのご支持をいただき、創業から50年以上を迎えることができました。

418BASEでは、高気密・高断熱の注文住宅の設計・施工を行っており、最新設備を取り揃えたモデルハウスも公開しています。

備後地方で家づくりを検討されている方は、ぜひ418BASEへご気軽にご相談ください。

まとめ

福山市で注文住宅の平屋を建てるメリット・デメリットなどを解説しました。

最後に、この記事をまとめます。

  • 晴天が多く日照時間が長い福山市は太陽光発電に向いているため、平屋がおすすめ
  • 平屋の建設に合わせた庭づくりで、視覚的・体感的にも涼を感じられる
  • 浸水被害が想定される福山市では、平屋のほうが地震や液状化に強い家づくりができる
  • 地元工務店は予算と理想の家のバランスがとれた家づくりが行える
  • 福山市の注文住宅の平屋の相場は1,500万円~2,700万円

デメリットを事前に知った上で対策ができれば、後悔の少ない家づくりができます。

たとえ「今までは大丈夫だった地域」でも、地震や水害に見舞われる可能性は0ではありません。

福山市で注文住宅の平屋を検討する場合は、地元を良く知る住宅会社と相談し、万が一の対策をしましょう。

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