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【広島県福山市版】自由設計の家とは?自由設計の新築一戸建を建てる際のポイント

  • 自由設計の新築一戸建ては他と何が違うの?
  • 福山市で新築一戸建てを建てるなら住宅性能はどうするの?
  • 自由設計の家づくりで後悔しないためのポイントが知りたい!

住宅会社やハウスメーカーを回ると「自由設計」や「オーダーメイド」といった言葉を耳にすることがありますよね。

実はこの言葉にはいくつかの意味があり、住宅購入者と住宅会社側で認識のずれが起きていることも多いです。

そこで今回は、福山市で新築一戸建てを検討している方にむけて、「自由設計」について詳しく解説していきますね。

目次

自由設計の新築一戸建てとは?

自由設計という言葉には、施主が自由に間取りを決めたり、デザインを考えたりできる家のイメージがあるかもしれませんね。

しかし、実際には「自由設計」という言葉自体には明確な定義がありません

なので、自由度が高めのフルオーダー住宅やセミオーダー住宅などさまざまな種類の住宅が一色淡に「自由設計」と表現されることがあります

新築一戸建てを検討するときには、「自由」「注文」といった言葉の持つイメージに惑わされず、自分の理想を叶えられる家づくりができる方法を探しましょう。

ここでは詳しく、自由設計について主な4つの家づくりを解説しますね。

完全自由設計・フルオーダー住宅とは?

自身のこだわりを詰め込んだオリジナリティ溢れる家を建てたいという場合は、自由設計の中でもさらに自由度の高い「完全自由設計」の家づくりを選ぶ必要があるでしょう。

完全自由設計は、フルオーダー住宅とも呼ばれることもあります。間取りや外観デザイン、水回りの仕様までほぼすべての項目を施主自身が自由に選ぶことができます。

部分自由設計・セミオーダー住宅とは?

完全自由設計と比べて施主が自由にカスタマイズできる部分が少ない家づくりのことを「セミオーダー住宅 = 部分自由設計」と表現することがあります。

特に部分自由設計の場合、水回りの標準仕様が決まっており、自分の希望する設備を入れるのはオプション対応となるので注意しましょう。

規格住宅・標準化住宅とは?

規格住宅とは、ベースとなる間取りが決められており、数パターンの選択肢の中から自分たちのライフスタイルに適したプランを作っていく家づくりの事です。

一部の住宅会社では、規格住宅のことを自由設計と呼んでいるケースもありますが、仕様変更はできない部分が多く、できたとしてもコストがかかります。

安易に「自由設計は低価格で理想の家を建てられる」と考えてしまうと、契約時に総額に驚いてしまったり、そもそも希望する家づくりが難しい可能性があるので注意が必要です。

福山市の家づくりで規格住宅が気になった方は、ぜひ、こちらの記事も参考にしてください。

建売住宅・分譲住宅とは?

建売住宅の自由度はなく、土地と建物をセットで購入する家づくりの方法です。

建物はすでに完成しているか、もしくは完成を予定しているため、間取りや設備の仕様をお客さまが決めることはできません。

【福山市で家づくり】自由設計の新築一戸建ては安い?高い?

家の価格は、一般的に設計の自由度が高いほどコストも高くなります。

自由度の高さは上記の表の通り、完全自由設計が最も自由度が高く、建売住宅が最も自由度がない家づくりと言えます。

自由度が高い ≒ 既製品や標準品ではない家づくり ≒ コストアップとなるのでコスト面でも順番は変わらず、完全自由設計が最もコストがかかり、建売住宅は比較的コストを抑えられます。

【リアルな数字から知る】福山市の自由設計の新築一戸建ての価格は?

ここから、福山市のある広島県の家づくりにかかる具体的な数字で説明していきますね。

住宅金融支援機構の2023年度フラット35の利用者調査によると、土地と家の取得費をフラット35で借りている人の各コストは下記の結果となりました。(※1)

スクロールできます
住宅ローンで土地を取得した場合住宅ローンで土地を取得しない場合
住宅面積34.5坪36.7坪
土地取得費用1,151万円なし
建物建設費用3,578万円3,959万円

同調査において、住宅ローンで土地取得をしていない人(フラット35を使って土地をローンで購入しない場合)の建物建設費は住宅面積が36.7坪で、約3,959万円となっています。

この調査では自由設計かどうかまでは分かりませんが、建売を除いた結果なので、自由設計の家を建てる際のコストに近い数字といえるでしょう。

福山市の自由設計の新築一戸建ての相場は?

お伝えしたきたことをふまえると、広島県福山市で33〜35坪程度の新築を建てるのであれば、このような相場が見えてきました。

  • 土地を購入せず家のみを建てる:3,500万円〜4,000万円ほど
  • 家+土地を同時にローンで購入する:4,000万円〜5,000万円

ただし、この建物建設費用というものは、諸経費や付帯工事などが含まれているので、建物本体の金額ではない点に注意してくださいね!

もっと詳しく費用の内訳を知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください

【注意点】福山市で自由設計の新築一戸建を建てる際に気をつけるべきこと

家づくりでは土地探しも含めて、「生活がしやすい」「静か」といった要素を重視する人は多いですが、住宅を取り巻く環境に対して適応した建物であることも大切です。

ここでは、福山市で自由設計の新築一戸建てを建てる場合に、気を付けるべきポイントを紹介するので、それぞれを詳しく見てみましょう。

ポイント①瀬戸内の気候に適した間取りにする

瀬戸内海のほぼ中央に位置している福山市は、その土地ならではの気候や災害の特徴を把握した上で間取りを考えることが必要ですよ。

福山市は比較的に雨が少なく、温暖で暮らしやすい瀬戸内式気候です。

「穏やかな気候なら、あまり気にする必要はない」と、YouTubeやSNSなどで紹介されているおしゃれな間取りを取り入れようと考えている方もいますよね。

しかし、必ずしも自分たちの家づくりに合っているとは限りません

間取りは生活のしやすさやライフスタイルをより豊かにする手段として、家づくりでは重要視される部分です。

福山市に家を建てるからこそ押さえておくべき、「木枯らし」と「地震」について、さらに詳しく解説していきますね。

【自由設計のコツ】 冬の木枯らし対策をしっかりしよう

先ほどもお伝えしたように、瀬戸内海式気候に属する福山市は、一年を通じて比較的温暖な地域です。

ですが、冬になると北北東から冷たい陸風「木枯らし」が吹き込みます。

そのため、福山市で新築一戸建てを自由設計で建てるなら、冬に北北東から吹く木枯らしを家に入れない対策をしましょう。

たとえば、北側玄関を避けるのが方法のひとつです。

玄関が北側の間取りでも、冬の寒さ対策として玄関前に風除けの門柱や庭木を設置したり、風除室を作ることで、冷たい風が家に入り込みにくい家づくりができますよ。

自由設計の際は、福山市の特徴をよく知っている住宅会社と相談し、冬の風対策をすることをおすすめします。

【自由設計のコツ】 災害に備える間取りを考えよう

芦田川や、芦田川に流れ込む川が流れる福山市では、水害のリスクを考える必要があります。

さらに、南海トラフ地震への備えも必要ですよ。

福山市で自由設計で間取りを考えるなら、水害や地震に備え、下記などの工夫をしましょう。

  • 大きな空間を作りすぎず、揺れに強い躯体にする
  • 食糧や日用品の貯蔵庫(パントリーや収納)を確保する
  • 避難経路に倒れてきやすい建具は配置しない

物資が途絶えたときを想定したり、万が一のときをしっかりと考えたり、間取りを工夫して不安を減らせば、安心して住める家づくりができるでしょう。

ただし間取りを大幅に変更したり、収納を追加したりなど、自由設計をする際に変更点が多ければ多いほど、コストがかかってくることも忘れてはいけません。

福山市で自由設計の新築一戸建てを建てるなら、コストとのバランスを上手に取りつつ、水害や地震などの災害に備えた間取りを考えるのがコツです。

ポイント②住宅性能も妥協しない

家の印象を決めるリビングは、広い空間や吹き抜きでおしゃれに見せることで、魅力をアップさせたい人は多いでしょう。

しかし、空間が広くなるほど冷暖房の効きが悪くなるので、暑すぎたり寒すぎるなど快適性が低下する可能性があります。

福山市も温暖な気候とはいいますが、2024年は7月の中旬頃から最高気温が35℃を超える日もあり、9月の中旬頃まで真夏日や猛暑日が続きました。

希望の間取りと快適性を両立するには、住宅の断熱性能や気密性能、換気性能に優れた省エネ住宅建築の経験値が高い住宅会社を選ぶのがおすすめです。

自由設計の新築一戸建てでは、住宅会社によりますが、家の性能を選択できるケースもありますよ。

さらに詳しく、福山市に家を建てるなら、自由設計でこだわりたい家の性能についてみていきましょう。

【自由設計のコツ】高気密高断熱の家づくりをしよう

断熱性能の基準はQ値・UA値、気密性はC値で表し、数値が小さいほど高断熱、高気密になります。

Q値
UA値
断熱性能を表す
数値が小さいほど、熱が逃げにくい家
C値気密性能を表す
数値が小さいほど、すき間の少ない家

ただし、Q値とUA値は計算で求める理論値であるのに対し、C値は実測値という違いがあるため、住宅性能を計るのであればC値に注目するのがよいでしょう。

C値は家全体の隙間を床面積で割ったもので、簡単にいうと家の大きさに対して隙間がどのくらいあるかを数値化しています。

福山市で高気密・高断熱の住宅を建てる場合は、気密測定でC値が1.0以下、おすすめは0.7以下になります。

住宅の完成後に気密測定を行うかどうかは、住宅会社によって方針が異なるので注意してください。

福山市で自由設計の新築一戸建てを建てる場合は、住宅性能を考えて、しっかりと気密測定を行っている住宅会社かどうかを確認するのがよいでしょう。

家の断熱性能については、こちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【自由設計のコツ】高耐震の家づくりをしよう

福山市は自然災害が多い地域ではないものの、南海トラフ地震が発生した場合、福山市の想定によると最大震度は6強で建物の全半壊は約68,000棟としています。(※2)

福山市で自由設計で新築一戸建てを建てるなら、耐震・免震・制震についてもしっかりと考えましょう。

たとえば柱や梁、壁が床とつながる構造は、強い揺れに対して構造自体が耐えられるため、家の大きさが同じでも部屋数が多い家のほうが耐震性は高くなります。

反対に、大きな吹き抜けや窓広い空間建物の1階にビルトインガレージがある構造は、柱や梁の数が減るので耐震性がやや低い間取りといえます。

「自由設計でしかできないから!」と、何となくで大きな空間を作るのは避けたほうがいいでしょう。

住宅の耐震性は、住宅に使用する素材の種類や、そもそもの家の作り方(構法・工法)によっても、地震に対する備えは変わってきます。

住宅会社によって耐震・免震・制震における対策は違うので、具体的にどのようなことを行っているのか事前にしっかりと調べておくのがよいでしょう。

ポイント③水害を意識したGLを設定する

自由設計で新築一戸建てを考えている方のなかには、土地探しから始める方もいますよね。

福山市は過去に芦田川水系による洪水被害を何度も受けているため、浸水や土砂災害、液状化などが懸念される土地は避けたほうがいいでしょう。

また、近年の豪雨災害では河川との距離や土地の傾斜度などに関係なく、どこでも被害に遭う可能性もありますね。

水害をできるだけ避けるには、水害リスクの低い土地選びをすることと、家づくりの際にGL(グランドレベル)に注意することがポイントです。

しっかりとGL(グランドレベル)が設定されていれば、敷地に大量の雨が降っても、雨がたまらずに道路の側溝に流れていきます。

水の排出だけではなく、GL(グランドレベル)の設定入口や玄関周りの坂や階段などにも関係するなど、設定の仕方は専門的な部分です。

福山市で新築一戸建てを建てる場合は、地域について詳しい住宅会社を選び、GLも含めてしっかりと相談する必要があります。

GL(グランドレベル)については、こちらの記事を参考にしてください。

自由設計の新築一戸建てで後悔しないためには?

自由設計の新築一戸建てで後悔しないためには、事前調査が大切です。

希望している住宅会社の自由設計の種類と、標準仕様をあらかじめリサーチしておきましょう。

なぜなら、自由設計の後悔ポイントとしてよくあげられるのが、大幅な予算オーバーによる不満だからです。

「自由設計なのに、予算の関係で諦めた部分がある」「自由設計の家って、標準仕様でおしゃれなものがついていると思ってた」など、オプションの追加や標準仕様からのグレードアップは予算オーバーの原因となります。

記事の冒頭でもお伝えしたように、部分自由設計や規格住宅は、水回りの設備は標準仕様が一般的です。

「標準仕様では、思っていたよりも見た目がショボい」と、グレードアップやオプションの追加などの希望をする人が多くいますよ。

住宅会社によって標準仕様の基準は違うので、見積もりの数字だけを比較するのではなく、事前にショールームなどに行って実物を見学し、どんなキッチンやトイレが入るのか確認することが大切です。

福山市の新築一戸建て予算の目安や費用の相場については、こちらの記事を参考にしてください。

自由設計の一戸建てなら新築住宅ブランド418BASEへご相談ください!

418BASEは広島県福山市・府中市・三原市・世羅町を中心に、備後地方の家づくりをサポートする会社です。

これまで地域の方々からたくさんのご支持をいただき、創業から50年以上を迎えることができました。

418BASEでは、高気密・高断熱の注文住宅の設計・施工を行っており、最新設備を取り揃えたモデルハウスも公開しています。

備後地方で家づくりを検討されている方は、ぜひ418BASEへご気軽にご相談ください。

まとめ

この記事では、福山市で自由設計の新築一戸建てを建てるときのコツや、気を付けるべきことを解説しました。

最後にこの記事をまとめます。

  • 自由設計に明確な定義はないが、完全自由設計(フルオーダー住宅)や部分自由設計(セミオーダー住宅)を自由設計と呼ぶのが一般的
  • 福山市で自由設計の新築一戸建てを建てる場合は、瀬戸内海式気候に合った間取りと水害を想定したGLが設定された土地選びが必要
  • 自由設計で大幅な変更やオプション追加はコストアップの原因になるので注意
  • 部分自由設計や規格住宅の標準仕様は住宅会社によって異なるため、事前にショールームなどで確認する

家は3回建てないと満足できないといわれますが、本当に3回建てられる人はほとんどいません。

多くは1回のチャンスで後悔しない家づくりをするには、建てる前により多くの情報を集められるかが大事です。

地域に根付いた住宅会社は、全国展開の大手不動産会社などが知らない情報を持っているケースもありますよ。

福山市で自由設計の新築一戸建てを建てるなら、福山市に対応でき、なおかつ信頼できる住宅会社選びから始めてみましょう。

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